
帝国陸海軍が共同開発した日本発のジェット戦闘機”秋水”
ドイツ製のME163のコピーと言われがちであるが、完全な日本オリジナルである。(ME163及び262の設計図を日本に輸送するはずであった潜水艦が輸送任務中に撃沈され簡単な資料しか届かなかったため)
秋水は試作機製造と平行して量産型の図面化も進行していた。秋水量産計画は1945年9月までに 1,300 機を実戦配備するという無茶苦茶な計画であった。仮に量産化が行われ実戦配備されても、航続距離(滞空時間は約4分)が短い秋水は自機が発進した飛行場上空しか防衛できない上、Me 163 がそうであったように滑空中を敵戦闘機に破壊されたと予想される(直線の速度ではレシプロ機ではかなわないため、旋回中など速度の極端に落ちるところを狙われる)。航続距離の短さから、迎撃は敵機が行動範囲内に進入した後の待ち伏せ的な戦術が主流となるが、この方法はレーダー施設などの索敵施設との連携が鍵であり、当時の日本にはとても望めるものではなかった。
写真は先日おすすめスポットに掲載した三菱重工でのもの、技術者達によって終戦時に埋められたものを復元したもの・・・。っていうかこんな丸っこい形の飛行機が飛んだなんて、すごい!の一言です。しかも燃料が過酸化水素水(平たくいえばマキ○ンです)。
Posted at 2005/09/05 00:39:10 | |
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戦闘機 | 日記