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2015年02月08日 イイね!

ガレージが出来ました




ガレージもだいたい出来ましたので紹介します。
あとすこし建具が入ったら完成です。


シャッターは日本ドアコーポレーションです。ガレージドアは不透明な価格設定が多いですが、
ここは割りとリーズナブルでした。

基本色に好きな色が無かったので亜鉛めっきの状態で取り寄せて、
Porter's Paintのストーンペイントというすこし変わった塗料で工務店にぬってもらいました。

外壁がジョリパットという仕上げ材なのですが、ジョリパットもストーンペイントもともに
粗いマチエールを持っているので、色だけでなく質感も相性が良いです。



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そういえば目撃しました(目撃どころの騒ぎではない)。
カッコよかった(カッコいいどころの騒ぎではない)。


Posted at 2015/02/09 01:23:06 | コメント(5) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2014年06月10日 イイね!




免許を取ってから,ようやく四年と半年が経った.去年,免許の色が緑から青に変わったばかりだ.免許を手に入れた僕は自分のクルマが欲しくなり,今の車を買った.それから数えるとちょうど四年.車を手に入れたら,もっと車のことが知りたくなってみんカラを始めた.それからだと二年と少し経った.

それが今だ.


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先日,はじめてポルシェを運転した.そのことで,自分の夢にはじめて一歩近づいたような気がする.


いつか911のカレラSを新車で買うというのが僕の夢だった.好きな色に塗って,欲しいオプションを全てのせてオーダーしたい.以前からずっとそう思っていた.基本的には新車志向は無いつもりなのだけれど,911に関してだけは別だ.できることなら新車で買いたいと思う数少ないクルマのひとつだ.

そして,買ったらあとはもうひたすら一生乗りたい.車の運転が出来なくなるまで.

911は五十年という長い期間ずっと製造され続けているモデルだ.ポルシェはいままで製造された全てのクルマを合わせても,その四分の三がまだこの世に現存しているという.要するにそれだけ長く乗れるクルマなのだろうし,オーナーもそれだけ長く乗りたくなるクルマなのだと思う.






かつてから,ポルシェには並々ならぬ興味と敬意をもっていた.

けれどもじつは,単純に自分の意思だけでポルシェに近づくということは,気持ちのどこかで避けてきたのだった.ポルシェについてみんカラで何かを詳しく書くこともたぶんあまり無かったと思う.それは「自分にはまだ早い」という思いがあったからだし,逆にふさわしい時期になれば自然とその時が訪れることになると思っていたからだった.

折に触れてざわめく水面のような自分の気持ちをなだめるように眺めながら,僕は長い間それを待っていた.


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免許を取得してから今日に至るまでのこの四年間は,奇しくも自分にとってとても重く,代えがたい多層的な四年間だった.いろんなことを経験して,いろんな人と出会い,いろんなクルマに乗って,いろんなことを思った.だから,そういった経験をミルフィーユのように重ね合わせたものが今なのだと思う.そしてその記憶のミルフィーユの表面がつくる曲線が描く軌跡の先に,偶然の必然でポルシェが通りがかって,先日の僕とはちあわせた.そういうことなのだと思う.


そしてもちろん,短い試乗ではわかることは限られていた.それでもなお,そこで得た印象と体験は自分にとって愛しい輝きを持ったものだった.人間の記憶というものはかならずいつか消えてしまうものだ.だから,その思いが色あせる前にこうして記しておきたい.そういった意味では,この記事は純粋に自分のために書いている.いつかの未来の自分が読むための記事だ.十年くらいして,あの時大げさにまじめにそんなことを考えていたなあと思うための記事なのだ.


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一昨年くらいのBRUTUSに載っていたと思うが,その記事によると「暮しの手帳」編集長の松浦弥太郎さんは,あるとき「もう乗れないから」と高齢の知人から911を譲り受けたのだそうだ.それは,マニュアルミッションを搭載した1978年製のポルシェ911SCだという.「ジャケットを着てネクタイを締め身だしなみを整えてから乗り込む」「自分は運転が上手くないから,少しでもポルシェに認めてもらえるようにと思って向き合っている」といったような趣旨の記事だったと思う.






松浦さんはいま五十歳くらい.文面からは,それまでさほどクルマに強いこだわりをもってきた方ではないように思えた.それどころか,彼はこれまでクルマとはあまり関係のない世界で生きてきたのではないかと思う.そこで,彼にしか出来ない仕事とずっと向きあってきた.その結果,節目を前にして911に乗ることになった.それも半ば必然的に.

たまたま出会って偶然にバトンを受け取ったとも言えるかもしれない.けれども記事を読むにつけ,彼はそれにふさわしいように思えたし,それからも彼は引き継いだストーリーの続編を彼独自の文体で丁寧に書き続けているに違いないのだ.


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確かに,松浦さんのように人から託されるということは,並大抵のことではない.まあでも,自分にとって人生の必然として手に入れた911であればそんなことはどちらでもいいのかもしれないとも思う.極論すればそれが新車でも旧車でも構わないのだろうし,人から貰ったモノであっても自分で買ったクルマであっても,本質的な違いはないのかもしれない.

ともかく,いつかそうやってなにかの必然で誰かの物語を受け継いでゆける存在になりたい.人生の色々な物事がそれなりにうまくいって,その時たとえば自分がポルシェオーナーになっていたのだとしたら,まず最初にこの記事を読み返したい.初めて手に入れた911で走り出す前にこの日記を読みかえしてから,それを確かめるように走り出したいと思う.




それが僕の夢なのだし,この記事はそのための布石なのだ.
Posted at 2014/06/10 01:33:12 | コメント(6) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2014年03月20日 イイね!

E46のこと

2013年の5月から所有していた320iを,車検が来る年末に手放した.本当は妻の運転練習のために買ったのだが,結局「妻は運転に向いていない」という結論になり,事故を起こす前に,と練習自体も中止になってしまった.だから,所有期間中の走行距離は100%僕の運転によるものだ.短い所有期間ではあったけれど,半年ほどの間に5000km以上走り,その素性はそれなりに理解したつもりだ.

いかにも車らしい形をしたこの銀色のセダンは,BMWの中では普及価格帯と言ってよい.だけれどどうだろう,この車にはなんともいえない存在感のようなものがあった.

10年落ちとは思えないぴかぴかのドアを開けて,ポジションの取りやすいドライバーズシートに乗り込む.キーをひねると,イグニッションに続いて,無骨でいながらどこか澄んだような不思議な音がするエグゾーストが聞こえてくる.

M54B22エンジンは,ごく低速のトルクが無い.けれども,走り出してしまえば常にアクセルの一歩先を行くような,独特のダイレクトさのある吹け上がりを見せた.ETCゲートで減速したあとに1速から2速そして3速と繋げながら加速していくそのさまは,「これがクルマってもんだよ!これがBMWさ!」と言われているような気すらしてくるのだ.そこには走りのリアリティがあった.

ハンドルも最初は重くて無骨だが,高速域になると次第にその素性を現す.ミッションもこの時代のものとしては十分な性能だ.ボディの剛性もこの時代のものとしてはかなり良い.安全性だって,現代においてもギリギリ及第点を与えられるくらいの性能がある.同時代のメルセデスより良いくらいだ(もちろんその後メルセデスも改善する).



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一言でいえば,E46の320iは「オトコの道具」だ.しっかり走ることに必要なもの以外は,ほとんど余計なものは付いていない.標準のオーディオの音質は信じられないほど劣悪だが,むしろそれすらもエンジン音の独特なトーンに耳を傾けさせるための噛ませ犬とすら思えてくるほどだ.


はじめて買ったクルマがアウディA4カブリオレだった自分は,車の基本をないがしろにしていたと言えなくもない.A4カブリオレは,FFでCVTで屋根なしのラグジュアリーカーだからだ.そうした車に乗っていた自分は,この車によってはじめて「基本」というものを教えられたような気がするのだ.ラグジュアリーではない,かといってとびきりスポーツというわけでもない.中庸のFRスポーティセダンのありかたを,手取り足取り教えてくれるような存在となったのだ.

手元にA4カブリオレがあるために,二台を長くは維持できない我が家から320iは去っていった.けれどもカブリオレが無ければ,このBMWにあと5年くらいはゆうに乗れたと思う.それも「やむを得ず」とかではなく,「ああ自分はまともなクルマに乗っているなあ」という満足を得ながら,だ.維持費はかかったかもしれないが,おそらくそれなりの出費を覚悟しても維持しただろうとも思う.

まあそんなことを言っても,実際にはろくにメンテもしなかったし,オイルすら変えなかった.サーキットや山にも連れて行ってやれなかったし,帰省にも使わなかった.ちょうど家をたてることになっていろいろお金がかかるとか,まあいろいろなタイミングが悪かったというのも確かに大きかったけれど.



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この320iは,中古車の相場としては,どんなにキレイでも3-40万円くらいだ.プロが買い付けるようなオートオークションでも,評価4を超えるようないわゆる「バリモン」の固体ですら30万円台で売られている.二世代以上前のBMWはそもそもまともな値段が付かない.Mスポーツじゃないとさらに値段が付かない.実際に,自分が買ったのも似たような値段で,売ったのも似たような値段だった.

買ったときはあまりに安かったのでありがたかったが,売ったときも,知ってはいたものの余りに安かった.合理的に考えて自分は一円も損はしなかったのだが,僕はなんだか悲しくなってしまった.

「なんでこんなにまともできれいでよく走る車がこんな値段なんだ……」

スポーツセダンのワールドスタンダードとして,時代の先頭を走った車なのだ.それも,誰にでも愛されるような愛想の良い八方美人などではなく,コイツにしかない独自の世界観,固有の声のようなものを持っていた.立派な車なのだ.それが,こんな値段でやりとりされるなんて,すこしやりきれない.



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壊れるとか維持費が高いからとかいろいろ理由はあると思う.でも残念ではあるが,ようするに結論として日本の市場ではその程度の価値しかないのだ.逆に言えば,日本の車文化はE46の320iに価値を見出すほどは熟成されてないとも言えるかもしれない.実際に,自分も維持できなかったのだし.





E46のことを考えると,今でも僕は少し悲しくなる.あいつはきっと今でもちゃんと走れるはずなのに,と.まあでも仕方が無いことだ.僕らは生きているのだし,生きている以上とりあえず前に進まないといけない.
Posted at 2014/03/20 21:32:49 | コメント(7) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記

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「@sky315 めっちゃかっこいいじゃないですか笑 色もナイス!」
何シテル?   12/11 14:14
ようやく免許も青色になりました. A4カブリオレは20年乗ってヴィンテージ化を目指します.
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