• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

コガのブログ一覧

2011年05月29日 イイね!

第四話「失意と決意」

青いクルマを手に入れてからは、とても穏やかな日々が続きま・・・

せんでした。

まず、キッツイ失恋が待っておりました。

「アタシ、風俗嬢なの。」

そんな終わり方あるかぁ!!

「アタシはコガくんのことが好きなのだけれども、風俗嬢なので、今のままではアタシはあなたとは付き合えなくて、でも借金が凄くいっぱいあるから仕事も辞められないし、コガくんにも迷惑をかけたくないので、サヨナラ!!」

嘘か本当か、そう言い残して彼女は去って行きました。嘘だとは思いたくなかったけれども、それを真実だと思いたくもなくて、どうすることもできないまま、僕は逃げるように失恋したのでした。

今思えば、適当に遊ばれて僕が惚れたからゲームオーバーだったのかもしれない。むしろそうであってほしいと願う。全部嘘であってほしいと、今になって思う。

そんな失恋の反動か、この頃、非常にだらしない感じで生きておりました。生活もだらしなければ、男としてもだらしない感じで生きておりました。でもそういうだらしなさというのは、結果的に、自分を一層寂しくさせるわけで、結局何一つ満たされない、ただひたすら、だらしなく生きるだけの日々でした。

そんな僕に追い打ちをかけるように待ち受けていたのが病気。しかも金魂の病気。残念すぎる。

昔から、左の金魂のほうがちょっとデカいなぁと思っていたのですが、このころ、本格的にでかくなり始め、ついには歩くこともし困難になるほどに。これはオカシイと心配になり病院に行ったところ、

「精さく静脈瘤」

という立派な病気であると判明。気づかずにそのまま放置している人も多いらしいのだけれども、僕の場合は歩行に支障が出るほどにその「静脈瘤」が大きくなってしまったので、即、入院、手術が決定。

金魂が撤去されるのかと一瞬絶望的な気持ちになったのですが、カテーテルによる治療で済むということで、僕の金魂は無事に本来の数、位置、サイズが保存されることになりました。医学の進歩に感謝。しかしこの手術により僕の秘密のジャングルがきれいさっぱり伐採されたため、しばらくの間、僕のネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲はなんとなく寂しい感じになりました。



完全に「ヤケクソ」な感じで仕上がりつつあったこの年の夏、僕は、「ロードスターふらの北海道ミーティング」に初参加しました。

前夜祭では飲んだくれ・・・ 実は、全然覚えてない・・・



翌日、芝生に並ぶロードスター。大好きなロードスターが、いっぱいいっぱい並んでいる光景は、僕にとってはまさに天国のようでした。

たとえて言うなら、

朝、学校に行って教室に入ったらAKB48であふれ返っているような?

部活の時間になって体育館に入ったら「チューッス!!」って挨拶されたから顔をあげてみたらそれ嵐だったとか?

合コンに呼ばれて行ってみたら、男子側のメンツが東方神起だったとか?

たぶんそんな感じの幸せ具合だと思います。



みんなが、「このクルマが好き」という気持ちで繋がっていました。



みんなが、「楽しい」という、ただそれだけの理由で、そこにいました。



空は、とてもきれいでした。



道は、空まで続いていました。




美しい景色、大好きなモノ、楽しい仲間、美味しいご飯、素敵な音楽、人間が「楽しい」と感じることのできるほぼすべてが、そこには詰まっているように感じました。

そして、この日の感動は、いろんな悲しい気持ちや、だらしない自分を責める気持ちを、熱く、優しく癒してくれたような気がしました。




「僕も、この感動を、創る側に行きたい。もっと熱く、もっと素敵に。」




1週間後、僕は、ROCK'sの山本卓也氏に連絡しました。



スタッフとして、そして、一人の男として、人生最大の、怒涛の日々へと足を踏み入れた、夏の終わり。

この熱い思いは、本当の意味で、僕の人生の矛先を決めることになる。




--------------
--------------

ロードスターふらの北海道ミーティング
http://furami.rock-s.info/
Posted at 2011/05/29 04:59:40 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2011年05月27日 イイね!

第三話「あの頃ボクは、アホでした。」

免許を取得したその日の夕方、ピカピカの免許証と、20万円を握りしめて、クルマ屋へダッシュ。

赤い、ユーノス・ロードスター。二人乗りのちっちゃなスポーツカー。真っ赤なオープンカー。

それから1年、それこそアホのように走りまくっていました。夜中までバイトして、朝まで走りに行って、ちょっと眠って学校に行ってまたバイト行って、の繰り返し。毎晩毎晩、飽きもせずに、懲りもせずに、そんな毎日を繰り返していました。



ロードスターの魅力にどんどん浸かっていきました。とにかく運転することが楽しかった。スピードを出すことも楽しかったけれども、とにかく上手にコーナーを曲がれるようになりたかった。その魅力は、誰に教わったわけでもないけれども、自然と、体がそうしたいと思うような、そんな感じ。手稲山、支笏湖、天狗山、夜中にいろんな峠道へ行っては、朝が来るまでずーっと走っていました。

そんなある日、手稲山でりょーすけと出会う。同じ赤いロードスターに乗った、同い年の男。「どこにでも現れる」ことで定評のある男。僕の生活リズムがおかしかったこともあって、当時なかなか一緒に遊べなかったのだけれども、何か「同じ匂い」を感じる男で、後の僕の人生を力強く支えてくれることになる。

別のある日、支笏湖でそいつはどうかな?氏と出会う。というか、そいつはどうかな?氏に、絡む。彼は休日朝型人間なので、よく遊んでもらった。それと同時に、いっぱいお世話にもなった。

僕は、彼らには足を向けて寝られない。なぜかというと、これはもう、恥ずかしくて言えないのでそっとしておいてほしいのだけれども、

まさか、手稲山の崖から落ちてJAFのお兄さんに引き上げてもらったり、支笏湖線で一回転してガードレールに突き刺さってJAFのお兄さんに連れて行ってもらったり、そんなことは、なかった、ことにしたい。

本当に反省しています。いつもテキトーなことばっかり言ってる僕も、こればかりは、本当に反省しているのです。

もし僕が突っ込んだところにクルマが来てたら。

もし僕が突っ込んだところに人が来てたら。

もし僕が突っ込んだところがコンクリートウォールだったら。

もし僕が突っ込んだところが湖だったら。

もし僕が突っ込んだところが…

僕はたまたま運が良くて生きていた。あんなにアホな、大迷惑なクソ野郎だったけれども、本当に、運が良くて、生きている。何より、誰にもけがをさせなかったことが、救いでした。

神様がいるかどうかはわからないけれども、僕は、この上ないアホだったけれども、それでもこうして今楽しく生きていることを思うと、何かに生かされているような気がしてしまう。

そう思えば思うほど、

これからどう生きていくか

ということををきちんと考えながら生きていくことが、過去の自分のアホな過ちに対する償いなのかなと思えてくるのです。

1週間ほど寝込みました。体も痛かったけど、何より心が痛かった。大事に大事にしていたロードスターを、自分がアホであるがゆえに、ぐちゃぐちゃに壊してしまったのだから。

使える部品は取っておこうと、動かなくなったロードスターから、いろんなパーツを外しました。作業の最後に、CDを取りだそうと思ってキーを捻ったらスピーカーから音楽が流れてきた。

Bad Day / Daniel Powter

運が悪かったのさ。けど、運は良かったのさ。前に進めよ。

僕がぐちゃぐちゃにした赤いロードスターは、僕に、そう言ってくれたんだ。と、思いたかった。





1週間後、僕は、クレジットカードを握りしめて、青いロードスターを買いに行った。金はなかった。14万円、24回払い。赤いロードスターから取っておいた部品で、自分で一生懸命修理して、復活。



クルマを大事に、人を大事に、自分を大事にすることを、大事な仲間と、赤いヤツに誓って。












免許を取ってロードスターを買ってから、ROCK's”スタッフ”になるまでの、1年間の話。








--------------
--------------
ロードスターふらの北海道ミーティング
http://furami.rock-s.info/
Posted at 2011/05/27 02:38:53 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2011年05月22日 イイね!

第二話「人とネットと仁義と僕」



ROCK'sに入会する1年ほど前、実は、数か月ほど、宮城県を拠点とするオーナーズクラブRGBに所属し、まもなく追い出されるという、穴があれは入りたいほどの恥ずかしい過去が、僕にはあります。しかし、それは同時に、僕の生き方をに強い影響を及ぼした、本当に重要な出来事でした。

免許を取ってロードスターを購入するまでの間、僕はインターネットで色々調べては妄想を膨らませておりました。世の中には無数のロードスターオーナーがいて、日本全国に100を超えるクラブが存在します。もちろん、日本だけでなく、世界中に、ロードスターをこよなく愛する人たちと、そんな人たちが集うクラブが無数にあるのです。

そんなふうにハァハァしながら世界中のサイトを見て回っていたとき、僕の目に留まったのが、RGBというクラブ。

http://rgb.rejec.net/top.htm

なんだか彼らの様子はとっても楽しそうで楽しそうで、「いつか僕もロードスターをあんなふうに弄ってカッコよくして遊びたい!」と、ワクワクテカテカしておりました。

インターネットで物を知るということはというのは不思議なもので、なんだか自分が何でも知っているような気分になってしまいます。誰とでも友達になったような気がするし、行ったことのない場所のことも、知ったような気になってしまう。とくに、若いクソガキにその傾向は顕著で、当時の僕も、もれなくそんな痛いクソガキへと、着々と仕上がっていきました。

そんなある日、何を思ったのか、掲示板を通じて話しかけてみようと思いたち、なんやかんや色々と質問してみることにしました。内容は、恥ずかしすぎて記憶から消しましたので、そっとしておいてください。何度かやり取りするうちに、WEB上のメンバーということで、メンバーと認めてもらえることになりました。もう、なんだか有頂天。今思えばワケがわかりません。いや、分からないというよりも、

ラブプラス+で彼女といい感じにチューまで持っていった的な興奮

だったのだと思います。完全に舞い上がり、僕の態度はますますおかしなことになっていきました。

そもそも、会ったことない人と、友達であるかのような錯覚を抱いている時点でもう頭がどうかしています。

もちろん、その礼儀知らずな態度を叱られ続けました。が、しかし、僕にはそれを理解できず、ついには退会を命じられることとなりました。

この時ぼくは、

「あぁ、ぼくは、ネット上のマナーをついに理解できなかったなぁ」

と思ったのです。大間違いのバカ野郎でした。僕が理解していなかったのは、ネット上のマナーではなく、

「人としてのマナー」

でした。これに気がついたのは、ROCK'sに入って、STAFFとして活動しだして1年後、彼らに退会を命じられてから3年が経った頃でした。

それから数年後、僕は彼らに会うチャンスを得て、謝罪、お礼をしに行きました。彼らは、嘘か本当か、

覚えてねーよそんなことwwwww

と、笑い飛ばしてくれました。そのあとも個人的に色々とお世話になることに。今では本当に感謝しています。

人と人は、そこにインターネットが介入しても、大切なのは礼儀であり、仲良しというのは、人としての信頼関係無くしては成り立たない。

当たり前なのだけれども、インターネットの普及によって、なんだかよくわからない友達関係や、場合によっては恋愛関係まで発生する時代になりつつあります。それが悪いことなのかいいことなのか、僕には正直、よくわからないのだけれども、

仁義

そう、仁義を踏まえた人間関係のほうが、気持ちいいし、美しい。

僕はそんなふうに思うし、そんなふに思っている人たちとの関係は、とっても楽しいのです。





会って話して、一緒に遊び行こうぜ!!





大切なのは、そんな、とってもシンプルなこと。





ロードスターふらの北海道ミーティング
http://furami.rock-s.info/
Posted at 2011/05/22 15:29:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2011年05月21日 イイね!

第一話「ROCK's入会」



札幌には、ROCK'sというロードスターオーナーズクラブがあります。代表の山本卓也氏が率いる、メンバー数150名を超える大きなクラブ。入会の条件は、「ロードスターが好き」であること。入会と同時にROCK'sステッカーを購入すれば仲間入り。月に一度のツーリングや、定例ミーティングを企画しては、何かしら面白いことを企てる、「大人気ない大人の集団」です。僕が入会したのは2006年の夏。まだ赤いロードスターに乗っていたころだった。

もともと、僕はこのROCK'sには、

「絶対入りたくない!代表の山本さん、絶対に友達になれない・・・つーか怖えぇし!!」

と、誘われても決して入会しないことを心に決めていました。なぜなら、その昔ホームページに掲載されていた彼の写真がマジでチンピラだったから(笑) 冗談かと思うほどの金髪に、赤のレザーパンツに、異常なテンションではしゃぐ様子はまさに

チンピラ。

まさかそんな彼との出会いが、僕の人生のベクトルを定めてしまうことになろうとは・・・

注)現在のホームページは、非常にいい感じの写真になっています。
http://www.rock-s.info/intro

そんなこんなで敬遠していたのですが、2006年のある夏の日(だったと思う)、おはよう支笏湖というイベントに遊びに行ったときのこと。当時はロードスターだけでなくいろんなクルマが集まっていて、クルマ大好き小僧には夢のような場所でした。老若男女、いろんな人がいて、クルマを通じて多くの人と出会うという、初めての経験だった。

そこでピヨピヨ、プラプラしていると、

「とっつあん」あるいは「父さん」

と呼ばれる、初老のチョイ悪オヤジにつかまってしまう。あれこれ話していると、

「この組織の会長はな、そりゃあもうすごいんじゃ!お前も、入れ!RCOJに、入れ!!」

と、熱心に勧誘される。鋭い方ならお気づきかと思うが、彼が僕に進めてくれたのは、「RCOJ」である。決してROCK'sではない(笑)僕も、いろいろとネットで情報収集はしていたので、RCOJという超巨大な組織があるのは知っていたし、確かにそれを束ねている水落氏はそりゃあカリスマだわなと、頷いておりましたら、

「会長きた!会長!会長!!」

会長!?振り向いた先に現れたのは、ムスタングのコンバチに乗ったイカレたロッケンローラー風の男。アメ車独特のゴアアアア!!っというエンジン音を身にまとって登場。

そもそも、である。「父さん」と呼ばれるその紳士は、紳士というよりもぱっと見(いい意味で)893である。その紳士が、20くらい年下のイカレたロッケンローラー風の男を

「会長!!」

と呼んでいる。絶対にろくな組織ではないなと思った。

が、しかし、断ったら断ったで、背後にある死骨湖に沈められるような気もしたので、入会申し込み書にサインをし、500円のステッカーを購入した。



これで済むなら。



これで、済むなら・・・。



ロードスターふらの北海道ミーティング
http://furami.rock-s.info/
Posted at 2011/05/21 18:45:22 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2011年05月21日 イイね!

ロードスターふらの北海道ミーティング



ロードスターふらの北海道ミーティングとは、「ロードスター」という名の小さなオープンカーをこよなく愛する人たちが、世界中から、北海道のど真ん中「ふらの」に集う、宇宙一楽しい宴です。

6年前の2005年、僕は自動車の免許を取り、赤いロードスターを買いました。その翌年、ふらのミーティングにお客さんとして参加しました。
 
楽しくて楽しくて、はしゃぎ過ぎてはしゃぎ過ぎて、前夜祭ではアホのように酒を飲み、翌朝起きられずに、りょ~すけに担ぎ出され、当日は芝生の上に並ぶたくさんのロードスターと一緒に寝っ転がって過ごし、

最後のパレードツーリングでは、泣きました。

何がそんなに楽しくて、なんでそんなにはしゃぐことになって、なんでクルマを運転してて泣くことになるのか。

その答えは、ふらのミーティングに前夜祭から参加したことのある方ならなんとなく分かってもらえると思うのですが、一言で表すのは難しいのです。そして、その「答え」は、僕の人生を大きく変えてしまうものでした。

それがいったい何なのか。僕の人生がどう変わったのか。

僕は、僕の人生を、この世界の発展に捧げることを決意しました。

何をごちゃごちゃ言うとるんじゃ!という感じですが、これから数回にわたって、ロードスターと、ふらのミーティングと、僕の人生と、ロードスターの未来について、何回かに渡って、書きつづろうと思います。楽しいとはどういうことなのか、その本質を確かめる意味も含め、書いてみようと思います。






みなさん、僕はだいぶ元気になってきました。





今年もまた、やります!!

http://furami.rock-s.info/
Posted at 2011/05/21 00:15:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「おはせの

何シテル?   02/12 22:59
古賀です。 北海道のロードスターオーナーズクラブROCK'sのスタッフとして活動しています。 マリナブルーのNAに乗っています。元年式なので、ぼろい...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2011/5 >>

1234567
891011121314
151617181920 21
2223242526 2728
293031    

愛車一覧

マツダ ユーノスロードスター マツダ ユーノスロードスター
自分でも驚きの、まさかの乗り継ぎ。 このクルマに乗ることになった意味を、 真摯に、受 ...
マツダ ユーノスロードスター マツダ ユーノスロードスター
金もないのに無理して買って、 毎月毎月、アホみたいに修理して、 途中ぶつけたりしなが ...

過去のブログ

2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2005年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation