前の前の日記で、アンカーについては詳しく書きましたがHANS本体についてはほとんどふれてなかったので、ワシが調べた範囲でいくつか注意したい点を書いておきます。
stand21のHPによるとHANSを製造してるのは主に3社だそうで、たぶん本家のHANS社、SCHROTHとstand21ということになると思います。
http://www.stand21.jp/products.r-2/hans-engineered-by-stand-21.r-9/
このうち国内で購入しやすいのはSCHRTHとstand21(OEM製品含む)の製品だと思います。
両社ともハイエンドモデル、ミドルモデル、エントリーモデルがあってラインナップは同じ様な感じです。
後はサイズとシートのバックレストの角度によって角度を選べばいいわけで、箱車の場合は大多数のひとはサイズMの20°をチョイスすれば問題ないでしょう。
ちょっと注意が必要なのが、体型的にスマート(45kg以下)な人や体格が良くて胸板が厚い人、または女性の場合です。
理由はちょっと想像するとすぐ分かるのですが、胸の厚みによってHANSの角度とシートの角度が合わなくなっちゃうんですよね。
スマートな人は箱車でも10°をチョイスした方が良い場合もあるし、ワシみたいなデブは30°の方が良い場合もあるということです。
ワシの場合は幸いにして20°で問題無しでした。
お安いエントリーモデルは20°しか無いんですよ(^_^;)
ちなみにサイズですが
S: 首の外周が38cm以下
M: 首の外周が38から45.5cm
L: 首の外周が45.5 cm以上。
となってます。
そしてSサイズは、これまたエントリーモデルにはありません。
それからシートについてですが、ワシもこれ勘違いしてました。
HANS対応のシートというとWTCCやSuper GT等で使用されてるヘッドサポートが大きく張り出した物が思い浮かぶと思います。

こういうやつね。
分かりやすいのでレカロのHPからパクってきました w
HANSが有効とされてるのが、前面および左右に30°の範囲でのクラッシュとされていますから、HANSの守備範囲外である側面のクラッシュに対して大きく張り出したヘッドサポートは重要なのですが、HANS対応とすることに更に重要なのは実はベルトホールの形状なんです。
これは付属してた取説からスキャンした画像ですが、HANSを正しく装着するにはショルダーベルトの角度を10°~20°の範囲にしろと書かれてます。
つまりHANS対応のシートというのは、体型が違っても(肩の高さ)ベルトホールが縦に広く作られているのでショルダーベルトが規定の角度に収まるように工夫されてるシートのことなんです。
でも残念ながら国内で愛用者の多いレカロやブリットのシートで一般的に売られてるモデルで、このようにベルトホールの物は無いんですよね。
でもだからといってHANSが使用出来ないわけではなく、重要なのは肩の高さとベルトホールの位置なんですよ。
ベルトホールと肩の高さに極端に差がある場合は、クッション等で調整、またはベルトホールを開け直して移設が必要になるかもしれません。
ワシの場合は、肩の高さとホールの位置がほぼ同じ高さでした。
このことについて書かれてるHPやブログはほとんど見かけなかったですが、HANSを装着する上では最重要ポイントだと思います。
先に書いたサイズや角度についても、いかにズレなくHANSと肩胸をベルトで固定するかとういうことがポイントなんです。
購入にあたっては安い通販を利用するのはいいんですが、是非一度ショップで、可能ならご自分の車で試着されることをお進めします。
Posted at 2013/07/05 22:48:33 | |
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