ここのところクルマ雑誌を買っていないので、最近のクルマのことは詳しくは知らない。
だけどアコードがハイブリッドになり、新システムを採用し、ほとんどの走行をモーターで行い、燃費がいいらしい、という程度には知っている。
それ以上は知らないw
早速試乗、の前に、いつも通り隅々までチェック。
・内装の立て付け、トウボード付近の吸音、防振、トランク内部の吸音は十分配慮されている。
・ドアの閉まる音もよくダンピングされている。
・ボンネットフード裏の吸音材も見たことない厚めの柔らかい素材。吸音効果が高そう。
・防振、吸音は徹底していて、総じて音振はいいだろうと思われる。
・ボンネットが見た目よりも軽い。多分、軽量化も入念にされていると思う。
・エンジンルームは見たことない景色。エキパイ直後にキャタライザ?がついてる。なんだこりゃ。
・リアより車体裏側を見ると、リアのフロアがカバーされ、フラット化が徹底されているのがわかる。
空力も徹底されていると思われるし、防音にも効いていると思う。
・ステアリングに操作スイッチがいっぱいあって、ハンドル型のゲームコントローラーみたい。
・デザイン的には全般的に何をしたいのか意図がつかめない。
ただただ端整に今風にディティール盛り込んで、ラインと面が整理されてない感じ。
細かいけど、ドアショルダーに前後に通してるプレスラインがドアミラー下まで伸びて、フェンダーのパーティングを境にフェンダーにはなくなって違う面が張られていて。
結果、ドアミラー下付近のドアとフェンダーのパーティングが、見る角度によっては合ってない。なんかこれ間違えてないか?意図したもの?
複数パネルに繋がっているプレスラインは、手の平でなぞっていくとプレスや立て付けの精度がわかって面白いです。
さて、試乗。
試乗記を書く前に、さっき詳しいサイトがないか調べたら、私があんまり好きじゃないw国沢さんの動画がありました。これで試乗した気になってくださいw
お願いして、通常コースじゃなく長めに乗させて頂いた。
まず、不自然さがない。これが素晴らしい。
エンジンが掛かってないことも、掛かり出した事も、モーターによる加速も、ミッションがないことも、違和感がまったくない。極めて普通のクルマらしい。それも非常に上質な感じ。
モーターの加速はトルクがあって好きなんだけど、特有の唐突さもなくトルクだけがあっていい。
まるで大排気量NAのよう。
回生ブレーキも自然。回生ブレーキと通常のブレーキとの連携も違和感ない。
そして次に感じたのが、ここのところ試乗したホンダ車で毎回感じた、新車降ろしたての足の動きの渋い感じ、あれがないこと。非常にスムースに足が動いている。
国沢さんの動画で何か言ってるけど真意はよくわからない。他メーカーのクルマよりいいかっていうと、とび抜けていいってことでもないと思う。普通。
少し走って気がつく。このクルマ、大きいんだっけ?クルマが小さく感じる。
小さく感じるクルマはいいクルマ。これ、絶対そう。
先代アコードはバカデカいアメリカンサイズに感じたし、こんなの日本の街並みを走りたくないと思った。そのアコードよりひとまわり大きいにも関わらず、逆にひとまわり小さく感じる。
アコード、間違いなくいいクルマです。お勧め。
余談ですが、30年前。片山さんという日本人GPライダーがいました。
彼はもっとも効率がよくエネルギーを取り出し、蓄え、それを動力にして走るエンジンが将来の理想と説かれていました。当時、それはきっとエンジンで発電し、充電するモーターだなと思いました。
当時はガソリンエンジンよりもディーゼル、一番効率のいい回転数で定速回転させるのだな、と思ってました。まだエンジンをよく知らない中学生ぐらいでした。
本当にそうなってきたんだな。
今ではオットーサイクルから替わって
ミラーサイクルが使われている。(アコードのサイトを見るとアトキンソンサイクルって書いてあるけど、そうなのかな?)すべての走行をモーターでこなせるならば、熱効率のいい外燃機関である
スターリングエンジンになると思う。レスポンスのいい回転数制御が原理上難しいが、発電機として効率のいい回転数で一定回転させるならば改良の余地はあると思う。
エンジン発電型のモーター駆動、まだまだ進化すると思います。
余談ついでに。電源も特殊だろうしインパネもモニターが2つあるし、どうやってカーオーディオ付ければいいのか。後付なんかしちゃいけないんだろうなー。
追記:
ボンネットはアルミ。サスはなんか工夫があるみたいです。
Posted at 2013/07/14 23:58:45 | |
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