最近ハマってるドラマ。
不毛地帯
と
龍馬伝
と
曲げられない女。
今日放映の「曲げられない女」は、
主人公の母親が病に倒れて亡くなるという展開。
自分の母が亡くなった時のことを思い出し、号泣してしまいました(T_T)
ウチの母は急逝したので、あんなふうに亡くなる前に覚悟のひとことすらなかったけれど。
母が亡くなって、たったひとり3LDKのマンションに帰ると、当時飼っていたにゃんこが玄関で待っててこころもとなさそうな声で鳴くんだよ。。。
まるで、もう母は帰ってこないと知っているかのようで、とても切なかった。
たったひとりの家族を亡くして、「ほんとうのひとりぼっち」になっちゃって。
でも天涯孤独な独身女性が世間で人並みに生きていくのがどれだけ大変かということは、もっと後に思い知ることになったのですけど(^_^;
危篤のとき、私は病室で付き添いをしていて。
急に乱れ始めた心電図を幻のように眺めていたっけ。
医者から「ご臨終です」と言われた瞬間、泣きながら「いやだぁー!起きてよ!ひとりにしないでーっ!」と母に向かって大声で叫んだ。
思い返すと恥ずかしいけど、当時は20代前半のヒヨッ子だったので(^_^;
泣いたのは、そのときだけ。
人が亡くなったあとってやることがいっぱいある。
仕事も行かなくちゃならないし、毎日目が回るように忙しくてあっというまに3年くらい経っちゃった感じ。
悠長に悲しんでる暇なんかなかった。
・・・・忙しくしてる方が気が紛れるから、やたら法要行事があるんだろうなと思った。
お葬式でも法事でも、準備手配から当日~後日と、施主の自分がしっかりしないと何も始まらないので、臨終の時以降いちども人前で涙を見せなかった。
今思うと、ちゃんと泣きたい時に泣いておけば良かったと思う。
母が亡くなって3、4年経った頃、ようやく「母が亡くなって悲しい」って感情を自分の中で認識できて、なにかのキッカケで溢れるように大泣きしたのを覚えている。
我いなくとも いいとも(良い友)
確かに。
母はいなくなったけど、家族も誰もいなくなったけど、友には恵まれた。
Posted at 2010/01/28 00:09:38 | |
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