
4日経ち,金曜日。仕事も終了しいよいよ大会会場へ向け出発。
師匠を拾い,唐津のマルキンで餌を購入し,車で2時間ほど走り,平戸は宮ノ浦に到着。
準備をして,受付をし,クジを引くと今年は70番。嫌~な予感。偶数は釣りの大会であまりよろしくない数字。吉と出るか,凶と出るか…。
4時半,出船時間となりました。今年は1番船で海鯱での出航です。はて?どこに連れて行かれるのか…。
港を出て,右に行くか,左に行くかでまず運命の分かれ道になります。左には行かず,右に進路を取り始めた船に一安心もつかの間,あ,あ”~~~,延々と北に向けて走り始めたではないですか。
一体何処まで行くんかね?と思っていると,約30分ほどして小さい島とデカイ島の周りをうろつき始めました。ん?ここどこ?
番号の早い順に渡礁開始。良さそうな場所は一般のお客さんで埋め尽くされています。
渡される場所は,潮通しがどう見ても良さそうでないところばかり…。
そうこうしている間に,自分たちの番になりました。
ワンドの奥まったところの独立礁で,一見良さそうですが,潮が当たっていません。釣座の優先権は一緒に渡った方にあったので,その方と話をして,同じ向きで釣ることに。
場所からして,今年は厳しいと直感したのは,その時でした。
6時になり,試合開始。とにかく諦めずに瀬際を攻め始めます。棚は竿1本。島影で,魚にとっては,まだ朝の感じではないはず。じっくりと瀬際を攻めていると,当たりが。メバルです。
え,この時期にメバル?水温が低いってこと?などと自問自答しながら,瀬際,沖目,棚も2ヒロ~1本半までいろいろと探りましたが,前半の3時間は,まさかのノーフィッシュ。対象魚どころか,まともな魚といえば最初につれたメバルのみです。
こりゃいかんと思い,後半戦の釣座交代で,温存しておいた沈み瀬の周りを重点的に攻めます。が,思っていたよりも浅く,クロも湧かず,ダメダメです。ならばと,ちょっと沖目を狙うと浮子に反応が…。浮子の反応をじっくりと見て,合わせを入れたとたん,もの凄い引き。
お~~~,きた~~~っと思ったものつかの間,ゴツゴツと竿を叩き始める不吉な当たり。も,もしや…。
そう,釣りをされる方ならもうお分かりでしょう。バリです。1.5号のハリスと,パワーのある0.6号の竿を信じて,結構強引に魚を浮かせ,取り込み。ここから怒濤のバリ,4連チャン。4匹目は魚のパワーが勝って,浮かせた後に針切れしましたが…。
ねばり強く釣れば,きっとクロも…そんな私の願いを無視するかのように,浮子を引いていく当たりは全てバリ,バリ,バリ。
そんな中に,ただ一度,浮子が引いたあとに,無茶苦茶な走りを方をし,やり取りもロクにさせてくれないまま,1.5号のハリスをぶち切っていった強者もいました。あれは,一体…。
師匠の話だと,オナガか,50オーバーのチヌのどっちかじゃない?とのことでしたが…。
そして,後半終了間際はもう,“一人でバリ釣り大会in宮ノ浦の何処か”って感じで,周りから見ている人が感心するほど(かどうかは,分かりませんが…),竿を曲げまくっていました。
気が付けば,竿に乗せた回数は13ほど,そのうちちゃんとタモに入れたのが,6回。残りの7回は1号ハリスでぶち切られた3回と,上記のナゾの走り,タモ入れ寸前でラインブレイクなどなど。
改めて,極翔硬調黒鯛の強さを思い知らされた訳であります。
結局,バリ釣りに興じていたため,お土産を釣ることもなく,納竿。
回収の際に,隣の瀬に上がっていた方から,「最後のはクロでしたか
?」との問いに,「いや~,竿を曲げていたのは全部,バリです!!」と答えてしまいました。
うちの船は全体に釣果が,芳しくなく,クロを釣った方は2名のみ。しかも,そのうち1枚は,同じ瀬に乗っていた方。時合いを逃さず,1枚キープしてありました。そして,自分が渡った瀬が,“上阿値賀(あじか)島”だと言うことも回収の時に初めて知りました。
港に戻り,師匠にノーフィッシュやったと告げ,あんたは何処に上がったん?と聞くも,「聞くな」の一点張り。ん?と思い,クーラーチェックをすると,キーパーサイズに微妙に届かない位のクロが何枚かと,まあまあの本カワハギが…。そして,「実は,カブセに渡ったちゃん…」と。
カブセと言えば,昨年の12月に釣り納めで,宮ノ浦釣行をした際に渡った瀬。そして,師匠はこの瀬で,人生初となる41cmのクチブトを釣り上げた瀬でもあります。
その師匠曰く,「2回,あったんよ。凄いのが。瀬が水没寸前で,どうしようもなかったんやけどね…」と。もう,何やってんすか。
そんな話をしながら,「空撮ポイント集ザ☆平戸」を開いて,自分が上がったポイントの説明を見て,絶句。
「ここは,下げ潮が遥か沖を通り…期待しない方がいいだろう。」っておい,クロ釣りに来たんですけど…
瀬に渡って,本を開かなくて良かった…。
今年のジャパンカップは終わってしまいましたが,3月はノーフィッシュ,5月のバリバリ伝説ではメイタ,そして6月はバリ,となると10月のドリームオープンカップでは,本命のクロが釣れそうな予感。
そう簡単にはいきませんかね。。。
さぁ,しばらくは仕事に精を出しますか。
Posted at 2010/06/13 23:29:53 | |
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お魚釣り | 日記