モトグッチのシリンダーヘッドの補修。
赤での粉体塗装で九分九厘終わってはいたのですが、せっかくなので、地金のシルバー色だった片側4個ずつ、計8個のシリンダーヘッドを留めるボルトを塗ることにしました。
最初に考えたのは、ヘッドを留めるボルトなので、耐熱性のある塗料で塗ること。
もう10数年も昔で買った理由も覚えていませんが、KUREの耐熱ブラックがガレージにあったので、これを使うことにしました。
8個のボルトを塗り終わり、乾燥まで1時間となっていたので、その倍の2時間待って見てみると、乾燥はしていて指には付かないものの、何だか軽くベタつく感じがします。
何だか嫌な予感がして、ググって見たら驚きの事実がそこにありました。
耐熱塗料って、乾燥後に空焼きという200℃で1時間ほど焼かなきゃならないらしく、それをしないと、いつまで経っても固形化しないらしい。
例外の耐熱塗料もあるみたいだけど、ホームセンターで手頃な値段で買えるものは、メーカー違えど、だいたい似たような仕組みらしい。
いや~、知らなかったっす。
これって常識なのかな?
ところで、モトグッチのシリンダーヘッド。
空冷なので水冷よりは熱くはなるだろうけど、シリンダーヘッドの、それを留めているボルトの表面温度が200℃って、一体エンジンは何℃になってる?
と考えると、ボルトの表面温度が200℃なんて有り得ないし、となると、いつまでも塗料が固まらないのでは?
それと、黒く塗ったボルトを仮にはめてみると、黒の面積が増え、せっかくの赤が圧された感じがします。
※ 黒ボルトは200℃ショックで写真取り忘れました。
ではと言うことで、ボルトは赤にすることにしたのですが、持っている赤塗料で、それなりに耐候性、耐熱性があるものといえば、車用のタッチアップ塗料しか思い浮かばず、そうすると、赤系はアルファレッドとソウルレッドの2種類。
前者はソリッドのレッドで色味はシリンダーヘッドに近い感じ。
ソウルレッドは、前車のマツダCX-5で初めて採用されたカラーで、この色が気に入ったのも前車を選んだ大きな理由のひとつ。
色の統一性もいいけど、同じ赤でも系統を変えれば、ボルト止め感が出て良い感じでのメカっぽさが出るかなと思い、今回はソウルレッドに決定。
数回の重ね塗りと最後にクリアを塗って、完成したのがこんな感じです。
正直、塗りの出来映えは酷いものですが、求めてた雰囲気は出たかな。
今日の札幌は気温が高く、雪が結構溶けました。
雪祭りも無いことですし、このまま春が一気に来ないですかね。
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2021/02/20 23:32:59