
昨日の夜、何気にYouTubeを見ていたら、StartYourEnginesXというチャンネルで、ステルヴィオとポルシェマカンの比較動画がアップされているのを見つけました。
この動画は、テスターの清水和夫氏、副テスター石井昌道氏が、加速、減速、ダブルレーンチェンジ、高速周回路、ウェットブレーキング&ターンの5項目について、両車を比較するもので、各項目ごとに1話の全5話で構成されています。
車紹介動画の多くが演者の主観による感想を述べているのに対して、この動画は、車としての性能を数値化して比較しているところが興味深いです。
【DST】アルファロメオ ステルヴィオ 1st エディション vs ポルシェ マカン(加速編)【DST♯122-01】
https://youtu.be/YJsl0f1cbh4
これがアップされたのが昨年の2月なので、ご覧になられている方も多いでしょうね。
比較対象のマカンを製造するポルシェは、今年110周年のアルファロメオと比べると、創業90年と短くはありますが、その歴史のほとんど全てがスポーツカー&レースカー製造の歴史と言って過言ではないブランドです。
また、SUVは2002年にカイエンを発売以来、既に18年の歴史を積んでいます。
一方、アルファロメオはというと、遥か昔はNo.1スポーツカーG&レースカーメーカーではありましたが、経営難となった1950年以降はスポーティーさは売りにするものの、基本は量産自動車メーカーに転身して今日に至ります。
ステルヴィオは、8Cなどの限定車を除くと、75以来、25年ぶりのFR車となるジュリアのジョルジョプラットフォームを共有して作られた同社初のSUVになります。
アルファロメオは、以前に所有していた147もそうですが、その佇まいというか、纏っている雰囲気が好きで乗っていますが、スポーツカーとしての絶対性能比較では、とても太刀打ち出来ないのではないかというのが、私の本音ではありました。
この動画を見ていない方もいらっしゃると思いますので、結果の詳細は割愛しますが、テスターの感覚を加味すると試合に勝って勝負に負けた感はあるものの、数値的には全く劣るものはなく、この2台の車が生み出されるまでの経緯を考えると、個人的には十分以上に健闘したのではないかと感じました。
何話目だったか覚えていないのですが、清水氏と石井氏の会話の中で、
「これらと戦える国産SUVって・・・NX?」
「NX・・・この話辞めましょう。」
というのが、妙に印象的でした。
私のディーゼルスポパは、エンジン性能的には、この動画で使われたファーストエディションの280PSには遠く及びませんが、ブレーキや足回りなどは基本同一なので、経済的にスポーティーな走りを楽しめるのが最大の魅力ですね。
アルファロメオに、FRプラットフォーム開発の英断を下した、故セルジオ・マルキオンネ氏に感謝の意を捧げたいです。
Posted at 2020/06/23 10:06:22 | |
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