
ご報告が遅れて申し訳ありませんが、一応お知らせして置こうと思います。
先週の土曜日にキャンプに出席するためにハチロクで長野県の木崎湖に向かっている途中の事でした。
富山県内の高速道路を走行中に、エアコンのダクトから何やら白い煙のようなものが出ていたので、異常を感じ、最寄りのPAにクルマを止めてボンネットを開きましたが、ラジエーターのオーバーフロータンク付近に水が少量噴出した跡がある以外は特に異常もなく、水温計も正常だったので、特に大事では無い(走行には問題無い)と判断し、再び高速に戻って木崎湖を目指しました。

ところが、そこから数十キロ走った地点(有磯海SAの手前2キロくらい?)で急にエンジンのパワーが無くなったので何か深刻なトラブルかと思い、メーター類をチェックするとさっきまで正常だった水温計がレッドゾーンを示し、排気温度センサーのチェックランプも点灯していて、エンジンのオーバーヒートが発生している事を認識しました。
それからスロットルを戻してスローダウンしている途中でエンジンがストール?したので、とりあえず安全を考えSAにクルマを入れたかったのでニュートラルにして慣性走行しましたが、SAエリア手前600メートル付近でストップしてしまいました。
そして車から降りると、道路に大きな錆びた水の水たまりが出来ていたので、急に圧力で古いラジエーターに大穴が空いて急激に水が抜けたのだと推測しました。

本来ならば、そこでクルマを動かさないでレッカーを呼ぶべきだったのかも知れませんが、場所的に止まっていると危険な場所でしたので、しばらく(10分程度?)ボンネットを開いてエンジンを冷却してから、エンジンを無理やり始動させて、なにか重大な異常を感じながらも、なんとかSAまでクルマを入れる事が出来ました。(その時はノッキング?しながらマフラーから大量の白煙が出ていたのを憶えています。)

SAでボンネットを開いたら、先程と同じ場所から錆びた水が噴出した形跡以外は、特に焼け焦げたような臭いや煙も無く、地面にも水が少し落ちていた跡があるだけで、その時はそんなに大事に至っていると思いませんでした。
とりあえず保険会社に連絡してロードサービスをお願いし、ハチロクを地元まで持ってく事を考えました。

保険会社に連絡して30分くらいにレッカー車が到着し、早速積載して石川県に帰りました。
そして、自宅近くのトヨタ自動車〇〇店さんに状況を話し、修理をお願いして、お預かりしていただくことになりました。

本来ならば、そのままトヨタさんと打ち合わせをしたかったのですが、どうしても木崎湖のキャンプに遅れてでも行きたかったので、足車のVIVIOにキャンプ用品を乗せて、急いで、また木崎湖に向かいました。
そしてキャンプが終わった翌日、急いで石川県に向かって出発し、午後3時くらいにハチロクを預けてあるトヨタさんに到着しました。
そして、重症とは知らないで、来週にはイベントで使うので間に合わせて欲しいと気楽にニコニコしながらサービスの方にお話したところ・・・

残念ですが、このエンジンはもう終わって(エンジンブロー)いて、修理するには多額の費用と時間が掛かるって現実を知らされました。(ラジエーターに注水すると4番シリンダーが水でいっぱいになる事から内部はグシャグシャらしい・・・)
それでも、とりあえず痛Gには乗って行きたい僕はトヨタさんでは無理って事なので、いつもお世話になっている京都のカーランドさんに電話して、社長さんとお話しました。
社長に状態をお話したところ、痛Gには間に合わないって事と、オーバーホールして、各部の歪みを測定し、必要な部品は交換、それとシリンダーに隙間が出来てしまっているらしいので、ボーリンクしてオーバーピストンを入れて造り直すしかなく、費用的には最低50万で上限100万の大仕事になるってお返事が返って来ました。
それでも、とにかく直すしか無いと思った僕は、そのままカーランドさんにお願いして、近いうちに京都にレッカーで搬入する事にしました。(不動車なのでレッカーだけでも7~8万になります。)

それから自宅に帰って、ミクシーとかにつぶやきを書き込んで、いろんな方のご意見を頂き、エンジンの載せ替えを考えるようになりました。
実際100万円出すのなら画像のような5バルブへの載せ替えも考えたし、出来る事なら今までと同じフィーリングで乗りたかったので86の4AGEを中古で入手して、載せ替える事を考えました。
中古エンジンを載せる事についてはカーランドさんとも既にお話していましたが、中古を載せても保証が出来ないから自分のエンジンを確実に蘇らせる事を勧められていました。
しかしながら、100万円くらいのお金をかけて、ハチロクを直すって事に、あとどれくらい痛車を続けるのかとか、今後の活動資金の事とか考えると、そのまま素直にそれを実行しようとは思えなかったので、とにかく中古で載せ替えしてくれて、それなりに安心して乗れる方法を探してみる事にしました。

そこで、僕の頭に浮かんだのは地元でハチロクを扱っているお店が数件あった事でした。
その中で、一番自分の印象に残っていた『ワークス道堂』さんにとりあえず電話をして、相談してみる事にしました。
翌日(月曜日)に朝一で電話したら社長さんが電話に出て、僕の希望として信頼性のある中古エンジンを入手して、それを載せ替えして、低価格で、しかも痛Gに間に合わせて欲しいという一方的な希望をとにかくお話しました。
すると意外な事に二つ返事でOKしてくれて、費用も15~20万で出来ますよ♪ って僕には夢のようなお話でした。

※その時の気分はこんな感じかな♪
こうして、僕は迷う事なくカーランドさんに今回の件を無かったことにしてもらうように電話でお話して、火曜日に『ワークス道堂』さんにクルマを取りに来てもらって、ハチロクを入院させました。
その日の仕事帰りに社長さんに挨拶ついでに細かい打ち合わせをして来ましたが、作業のメニューとしては、死んだエンジンと腐ったラジエーター(今回のブローはラジエーターが原因らしい?)及び、すべての水回りを降ろして、ラジエーターは真鍮製の新品を入れて、水回りも全部新調し、肝心のエンジンは中古の10万キロ程度のエンジンがあるので、それをガスケットを交換するついでに各部を点検し、約2週間で載せて間に合わせるって事です。
費用としてはエンジンをそのまま載せる時よりは若干高くなりそうですが、30万を超えないようにすると約束して下さったので後は信用するしかありません。
今日の夕方、再び工場に顔を出して来ましたが、先に入っているクルマを終わらせてからという事で、本格的に作業に入るのは来週からになると言われましたが、絶対に20日の朝までには仕上げてみせるから安心して下さいと頼もしいお言葉を頂きました。
とまぁ、現在はこんな感じで、割と安心しております。
今回のトラブルの原因については特定しておりませんが、トヨタさんのチェックによるとラジエーターの中がとにかくヒドイ錆で、その錆がエンジンとラジエーターの間の水の流れを阻害して、オーバーヒートして、結果エンジンブローしたって事のようです。
来週になって作業が始まったら、また工場に様子を見に行くつもりなので、その後については分かり次第またブログに記事を書こうと思います。
以上、今回の件のご報告を終わります。
Posted at 2013/09/06 22:17:58 | |
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