
雪山用に購入した新しい靴の試し履き。
雲取でもピストンと考えましたが、BS-TBS日本の名峰
八ヶ岳を見てしまい、どうしても八ヶ岳を歩きたい
天気が悪くても南沢と北沢を歩けばいいやと計画
マムートのアルパインブーツ
当日のてんきとくらすの予報は晴れ、山頂の風速は25m/s
他の天気予報も晴れマークに代わり期待大
赤岳山荘までの林道
まずは車でスノーアタック
遊び道具満載
風花舞う中スタートします
初っ端から新しい靴は滑る(^^;
美濃戸山荘でスパイク着け
南沢へ
駐車場で5・6人のパーティーが先に行かれましたが、踏み跡がありません
今日の南沢ルートは、俺が一番手のようです。
ちょうど顔の高さの枝
こごんで歩くから背中に雪が入ります
雪の八ヶ岳を歩きたい気持ちだけで来てしまいましたが
仕事の疲れからか、体が重くペースが上がりません。
リズム良く歩けないのでストック出します
ストックで枝の雪を払いながら進みます
吹き溜まりは膝まで
針葉樹の中を歩くと、風の音、強い風に木のきしむ音が響き渡ります。
しばし目をつぶり、山の中にとけ込みます。
木の枝に着いた雪が落ちる音
目を開けるけると、風花が舞っています
ピークを目指すか、稜線を縦走するか、静かな森の中を歩くか
今日は、静かな森の中をのんびり歩きたい気分です。
登山道と思い暫く進んでしまいました。
夏歩くルートと違うな・・・
戻ります。
木の枝を拾い×マーク
こちらがルートのようです
左の雪で覆われた枝の裏にマークがありました。
静かにラッセルして歩きます
とても贅沢な時間の流れを感じます。
俺だけの踏み跡
河原を一人ラッセルしていると、後続の若い男女のペアが追い付き
前を歩く女の子に
ラッセルありがとうございます、と声をかけてくれました。
先陣を変わってもらいます。
行者小屋に着いても、天候は回復してません
赤岳は雲に覆われ、強風が吹いています。
先ほどのペアの方と赤岳鉱泉泊の方が、赤岳目指して準備しています。
森の中をのんびり歩くモードになってしまった自分は、アンパンかじりながら考えます。
年配の方、韓国の5・6人のパーティーの方も登っていきます。
せっかく来たんだ
新しい靴とアイゼンの相性の確認の為、途中まで行ってみることにします。
しんがりで行者小屋をスタートすると、みなさん戻ってきます。
昨日の雪で踏跡は消え
文三郎尾根へのとりつきがわからないので戻ってきているようです。
戻っていくペア
膝上までの雪、深い所は腿までありました。
5・6人のパーティーの姿が確認できます。
みなさんザイル等の装備一式を見に着けていました。
スマホのGPSで確認するとルートは合っています。
年配の方が、とりつきがわかれば山頂目指すというので、一緒に探します。
二年前、阿弥陀岳へ登った時の分岐の位置を事を思い出し
腿まで踏み抜きながらリボンを探します。
古びたリボンを見つけ
回り込むとルートがありました。
ありました 文三郎尾根です
少し文三郎尾根を歩いてみます。
合っているようです
一緒に登山道を探した年配の方に先に行ってもらいます。
冬の八ヶ岳に手厚い歓迎を受けながら
一歩一歩アイゼン爪12本を利かせながら登ります
キックして、前爪を使ってみます
靴底は曲がらず、アイゼンが脱げそうになることはありませんでした。
新しい靴とアイゼンの相性も良いです。
ですが…ガスに強風、今の自分の力量
今日の体力ではこの先進むのは、下山も考えると危険
今日のテッペンは尾根の途中までにします、また来りゃいいさ(^^)
俺の力量では、ここが今日のテッペンです(^^)
前を歩く年配の方に、自分はここで戻ることを手で合図します。
俺は気を付けてと手を上げ
年配の方は、了解 ありがとう の手の合図のように見えました。
また来るよ
戻ります
この先が急な下りです
下山も、アイゼンの爪12本が利くように下ります。
右足のかかとが置けるような窪みにかかとを置くと・・・アッ!
ズルッと滑り 転ぶ
とっさにピッケルを打ち込み体重を乗せ 停止体勢
転んでから5m程で止まる・・・
冷や汗が出ました(^^;
誰もいない登山道で、ヒップソリをしながら練習しといてよかったです(^^)
今日一番の眺望
行者小屋に戻ると、赤岳鉱泉泊だった青年二人組の方が下山準備をしていたので
写真を撮ってもらいました、ありがとうございます。
さぁ~赤岳鉱泉へ行って、カレー食べて帰ろう(^^)
地蔵尾根もラッセルと言っていました。
赤岳鉱泉
赤岳鉱泉に着くとラッセルを変わってもらったペアの方がいました。
最初分らず、頓珍漢なことを言ってしまったようです、ごめんなさい(^^;
いつもテレビで見ている赤岳鉱泉、中に入るのは初めてです。
カレーと珈琲を注文し
いただきます。
初めて泊まる山小屋はここが好いかな~(^^)
珈琲を飲みながら
アイゼンとピッケルを小屋の中で片付けさせてもらいます。
雪の在るうちにまた来るよ(^^)/
下山の北沢もチェーンスパイクを付け下山
途中3組ほどの方とすれ違いました。
風が強く登って来た方の足跡を消します。
林道は風が無く穏やか
迂回路?近道に進みます
働く自動車
美濃戸山荘
駐車場に無事戻りました。
記録終了
ただいま~
靴底が硬くても、雪の上なら歩きやすい。
今日は3月11日です 14:46
車の中で一人黙祷
今日も無事下山に感謝し、コーラの栓を開けました。
って、まだ凍った林道が待っていました(>_<)
時折ギヤをローレンジまで落としてゆっくり進みます。
この先のヘアピンは冷汗が出ました、文三郎尾根より怖かった(^^;
ABSは雪道で良いのか?悪いのか?
橋を渡ればもう少し
無事に林道を抜け、無事帰路に着きました。
雪の八ヶ岳 ピークを目指さなくてもよい山行きが出来ました。
また行くよ~ 八ヶ岳(^^)/
今回も長~い山行き記録にお付き合い ありがとうございますm(_ _)m
Posted at 2015/03/28 19:48:42 | |
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