
電気が復旧する前は、何の情報も入ってこなかったので
とりあえず、断水でトイレの水も無い…と困っている近所の人達のために、パパさん達を集めて沢に下り、3~4時間必死になって、バケツリレーをして、水を配りました。
でも電気が復旧し、もう少しお役に立ちたいと思い、昨日は救援物資の中継所で、全国から届けられる物資を下ろし、各避難所に向かうトラックに必要な物資を積み込んでました。
2~3時間のお手伝いのつもりが、全国から寄せられるメッセージ付きのダンボールを見ると少しでも早く困っている人達のもとに届けたいという思いになり、約9時間ぶっ通しで重いダンボールを運び続けたので、ホントなら昨日のうちに伝えたいことがたくさんあったのですが、疲れ果ててしまいました。
スミマセン。
ココからのメッセージは、少しでも多くの人に届くと嬉しいです。
ただ、今被災地では、救助と助かった人達への救援が同時に進行しております。
あくまでも、私が書く部分は救援物資についてです。救助に必要なものが必要で無くなったわけではございません。また、私が見たものは救援物資の一部です。あくまでも主観でありますので、それが県内の状況の全てではありません。
今、救援物資の中継所には全国からたくさんのものが届いております。全国の皆さんの救いの手に本当に感謝しております。
昨日も続々とトラックが到着しました。でも、被災規模から考えるとまだまだ足りません。
トラックを持っている企業様、物資を持っている企業様、どうか支援をお願い致します。
仙台は3月には珍しく、雪が積もっております。
メディアで流れている通り、まずもって燃料が足りません。トラックに積む燃料や暖を取る為の灯油、全く足りていません。昨日も九州から帰りの燃料を積んで物資を届けてくれたトラックがいました。
ストーブや毛布、ホッカイロなども足りていません。
家を流されてしまった人達の衣類も昨日は、たくさん出ておりました。特に下着が必要です。
食料は時間の経過とともにドンドン減っていくものなので、たくさん欲しいです。
アルファ米やサトウのごはんなど、主食となるものが一番出ていました。
それと、水の箱を人の手で何万ケース運んだかわかりませんが、フォークリフトがあればどれだけ効率よく作業ができたでしょう。重機が不足しております。
ニュースで流れているかもしれませんが、港も空港も被害に遭っています。要するに物流の拠点が沿岸に集中しているために、県内のトラックや重機は津波の被害に遭って絶対数が不足しております。
重機とオペレーター、トラックとドライバーが必要かもしれません。
それと、阪神や新潟など被災経験のある地域の方でこの作業を経験したことがある人が必要だと思いました。物資が到着する数と運び出す数の把握と、的確な指示があればもっと早く避難所に届けられると思いました。
倉庫に今下ろした水をすぐにまた積み込むなど、トラックからトラックに移せれば何時間も時間を短縮できるのに・・・と感じました。(私は手伝いだったので、何度も入庫の数や出庫の数の全体を聞きに行きましたが、教えてもらえずただ無駄な作業を繰り返してました。)
それから、根本的に避難所が求めているものがうまく中継所に伝わっていないケースもあり、中継所と避難所のパイプをしっかり取っている避難所とそうで無い避難所で差が出ているような気がしました。
避難所のオペレーションができる人材が必要です。
そして、ココからは一般の人達の状況です。
安否がわからない人がいたので、避難所を何箇所もまわりました。ほぼ全ての避難所で、「非難している人の食事しかありませんので、食料の配布できません。」との張り紙がありました。
自宅の損壊が少ない人は、避難所に入れずに自宅で過ごしておりますが、これから避難所にはたくさんの物資が届くようになるでしょう。そして、メディアやたくさんの人達に守られております。
しかしながら、実は自宅で過ごしている人も家が有るか無いかの違いで、食料事情は同じなのです。
ニュースで見たスーパーやスタンドでの長い行列、昨日もあちこちで見られました。
でも、実はそこに辿りつける人はまだ幸せで、私のうちもそうですが、スーパーまで数kmもあるとガソリンも無く、買いにいけない人がイッパイいるのです。
きっと家が残った人達は、自分達はまだ恵まれている方だから・・・と我慢しているはずです。
でも、恵んでもらおうとは思いません。
ガソリンが無く、物を買いにもいけないんです。買いに行っても物が無いんです。
買い占めが起きている話を全国の友人から聞いております。
でも、僕等はこの1週間どう生きるかを考えています。
せっかく助かった命なのに、たくさんの人が自宅で餓死するのではないか心配しております。
どうか、支援物資以外の物流の確保も何としてもお願いしたいです。
今回の地震で、私の会社は恐らく倒産となるでしょう。子ども達を抱えて、これからどう乗り切ったらイイか考えると不安だらけです。
でも今、私なんかより困っている人達がたくさんいます。
今は、少しでも救いの手が一人でも多くの人に届くよう、祈るばかりです。
Posted at 2011/03/16 08:26:52 | |
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