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イイね!
2007年12月29日

あくまで個人的見解のうんちくです。

吸気系のチューニングについて、以前メッセージで友人に当てた文章ですが、内容がかなり濃いのと、皆さんのお悩み解決が出来ればと思い、ブログに転記させてもらいます。

吸気:「能動的に吸う空気」という観点から見ればフィルターの抵抗のみが関連してくるので、性能自体は使われているフィルターの性能に左右されます。断面積とか、密度とか。

エンジンの出力特性という観点から考えると、より温度の低い空気を吸えばそれだけ空気の密度が高くなり、必然的にパワーが出ます。こういう観点から考えると、エンジンルーム内に開口部のあるエアクリーナーは「損」をしてます。

以前、K&Nのタイフーンという商品を購入したことがあるのですが、これは○×△□で、アイドリング時にエンジン警告灯がつく有様でした。

こういうことから、AutoEXEや藤田、レボリューションの製品は開口部を前方に絞り、なるべくエンジンルーム内の熱気を吸わないように工夫されています。

だだこれでもある程度熱気は吸うので、可能であればより冷たい空気を吸うよう工夫する必要があります。

クールエアという観点から見れば、エンジンルーム外にエアフィルタを装備した製品もあります。ブリッツのエアインクスやAEMのクールエアインテイクがその例です。

これら二つの製品どちらにもいえることですが、NAチューンという観点から見れば、「冷たい空気を吸うだけ」で、エアフロ流量は変わらないため、ECUの自己学習に対し十分マージンを取ったチューニングになります。

NAのトルクを上げるには「急激なアクセル開度の変動」に対応するために「空気溜め(チャンバー)」が必要です。またそのチャンバーの形状も、可能であればテーパー形状(吸気口が開いたときに発生する衝撃波を利用して吸気効率を上げるため)であることが望ましいです。これが純正で採用されている(純正はテーパー形状を取らず、容積比を計算して衝撃波が跳ね返る時間を吸気管の長さにあうようにしています。なので、吸気管の長さを変えることで、出力特性がある程度変化します。(短くすれば低速トルクが出てきます)

ドラッグレースなどでは走行風を集め、マニホールドに圧力をかけ、あたかも過給器がついているかのように空気を詰め込むテクニックがあります。これがRAMエアというメーカーで開発された手法で、一般的にRAM圧と称されています。

インマニにRAM圧を掛けるにはインマニへダイレクトに走行風を当ててやる必要があるので、市販車ではかなり難しいですね。ドラッグレースでのカテゴリーで「ファニーカー」のカテゴリーでは、NAにも関わらず、吸気圧が1以上かかっているものもあります。バイクでは1.3程度かかっているものもあります。

ですけど、可能な限り、空気圧を上げられるよう設計すれば、1以上とはいかないまでも、自然吸気の0.5以上を掛けることは不可能ではありません。(8は吸気脈動効果で0.5程度かかっています)

8での理想的な吸気ダクトは街乗り回転数でトルクをあげ、より冷たい空気が吸え、高回転時での息継ぎの無いチャンバー容積ということになりますね。

端的に言うと、「ノーマルが良い」んですが。ノーマルの上を行くインテイクが出来ないか現在テストしているところです。
関連情報URL : http://rx8forum.jp/
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Posted at 2007/12/29 23:08:20

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この記事へのコメント

2007年12月30日 0:30
凄い!
非常に参考になりましたw
以前、FDに乗ってた時はエアクリーナ前のバンパーに穴(NASAダクト風)をあけてアルミ板で囲ってましたが、さすがに8のバンパーに穴をあける勇気は“まだ”ありません(^_^;)

私も今、8にHKSレーシングサクションベースで自作ダクト付けてますが、新バージョン構想の参考になりました。
コメントへの返答
2007年12月30日 3:44
空気は粒子なので、密度の低い部分を意図的に作ってやることで、周りの空気を引き込み、通常流入する空気の密度を上げる効果があります。これがNASAダクトの理論です。雰囲気的にはラッパ状に広げたほうが流入空気密度が上がりそうなのですが、むやみに開口部を広げると逆に圧力が上がり、ダクトの表面積以上の空気は入ってきません。NASAダクトは開口部から先細りの溝を作ってやることで、溝の上を通過した空気は段差で剥離を起こし真空領域を作るため開口面積以上の空気を取り込めるわけですね。フェラーリGTOがこのNASAダクトを利用したインテイクをバンパーに横並びにあけていたのは記憶に残っていると思います。

じゃ、8ではどうなの? と思いますが、デザイン的に見て、私も躊躇してしまいますね。笑

開口面積以上の空気を取り入れる方法で、NASAダクト以外の方法を模索しています。トルネードインテイクはそのひとつですが、トルネードインテイクを利用した場合の流入空気密度が測れないためどうしたら客観的な数値が出るのか考え中だったりします。
2007年12月30日 18:59
もりたちゃん 今年はお友達になっていただきありがとうございました。
もりちゃんのブロクを拝見するといつも思うのが車に対する愛と言うか向上と言うか
只ならぬものを感じましたわ。感心します。
来年は更なるものを求めて行かれると思いますが、私ともたまには遊んでもらつたらと思います。
うちの8号もかなり街乗り完成型になつていますが、まだまだ水温とか油温とかマイナー面で拙いところばっかりです。来年はちょっとした夏場の坂道にも音を上げない車にしたいと思ってますのでアドバイスしてね!
でも再来年は年男やねんけどな。。ええ年こいて。
コメントへの返答
2007年12月30日 22:03
いえいえ。こちらこそです。
来年もよろしくお願いします。<(_ _)>
2007年12月31日 2:17
ブログありがとうございます!。
大変参考になり、また勉強にもなりました☆。
だとすると、私が装着しているAUTOEXEのラムエアだと吸入空気量が不足しているという事になりますねひらめき?。
加工&試作インテークで大丈夫だろうか(汗)。
コメントへの返答
2008年1月2日 0:06
いえいえこちらこそ。

空気量が不足しているというわけではないですよ。より以上を目指す土台としては十分楽しめるのではと思います。みんからには顔を出しておられないのですが、Dmixさんという方が、AutoEXEのラムエアでいろいろ渡来されています。個人のほむぺなどをお持ちなので、検索されてみてはいかがですか?

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「[整備] #4C ワイパーアームを任意の位置に固定する方法 https://minkara.carview.co.jp/userid/148388/car/1940180/7109859/note.aspx
何シテル?   11/08 17:58
最近、いろいろなところで「ブログ見てまーす」と良く声をかけてくださいます。 みなさん、こんなディープでコアなブログ、見てくれているんだなぁとありがたく思うので...

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