スバルヤングSS。

ベースのスバル360は、日本グランプリ黎明期の軽自動車クラスで、その軽さを生かして勝っていたのですが、その後軽自動車にもパワー競争時代が到来。ホンダ、スズキが軒並み36馬力程度をマークし始めるなか、スバルもてんとう虫のパワーユニットをスープアップ。スポーツモデルのヤングSSとして世に送り出すのでした。
作例はハセガワ製キットを使用。製作者曰く、チリ合わせに苦労されたとのことですが、そんな苦労を感じさせない清潔感ある仕上がり。今回の展示車両のなかでも、私的にグッときた1台です。
マツダコスモスポーツ。

NSUのヴァンケルロータリーを、マツダが血のにじむような努力で本当の実用化に漕ぎ着けた珠玉のロータリーユニットを搭載した記念碑的車両。
コスモスポーツは白のイメージがありますが、作例はシックなマルーン系カラーでまとめて、大人の魅力漂う仕上げになっています。
TE27カローラレビン。

小型軽量のボディにパワフルな2TGツインカムエンジンを搭載。国内外のレース・ラリー大活躍しました。
私事ですが、西風という方が描いた漫画「GTロマン」が好きで、作中にこのTE27が出てくるのですが、ヒストリックカーなのにドリフトが似合うクルマという事で大変好きになってしまい、実車が展示してあったショップに行って写真を撮ったりしたものでした。
スカイラインGT-R(PGC10)。

スカイラインはS54型以降、スポーティなイメージを踏襲するクルマですが、この型では、レーシングカー、R380のエンジンをデチューンしたS20型ツインカムエンジンを搭載。レースで大活躍しました。
作例は、製作者がこのクルマの本来のスタイルを模型に落とし込んだ意欲作。違いがわかる人が見ても「完璧・・」と唸らせる仕様になっています。製作者の情熱がひしひしと感じられる一品です。
スカイラインGT-R(KPGC10)。

レース必勝の使命を背負ってデビューしたクルマ。ツーリングカーレースで50勝の金字塔を打ち立てました。
この頃のスポーツモデルの足周りには、ワタナベ8スポークや鉄チン黒ホイールが良く似合いますね!近年のスポーツモデルも黒系ホイールを履かせると、ぐっとスパルタンな感じになります。
白い商用車が黒い鉄チンホイールを履いていると、私的にはグッとくるのですが、これは変か(会社のプロボックスも、私好みで黒ホイールをチョイスしました)?
フェアレディZ(サファリラリー仕様)。

サファリラリーに精力的に参戦していた日産のマシン達の中の1台。フェアレディという名とは裏腹に、ラリーファンからは「重戦車」と称されることもあったようです。戦う淑女は格好イイ!
スカイラインGT-R(KPGC110)。

私、このクルマとティラノサウルスが重なって見えてしまうのです。キャビン以降のボリュームがあるからでしょうか?
KPCG10型同様、S20型エンジンを搭載し、レースでの活躍が期待されたのですが、このクルマがレースに出場することはなく、GTーRという存在自体がこのクルマを最後に、平成になるまで登場することはなかったのでした。
その5に続く
Posted at 2012/10/08 17:01:01 | |
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