廃校巡礼

この日、、、世間は平日ですが、
オレはめっちゃホリデーだったんで、
ツレと二人で、ドライブがてら…

廃校巡りに行ってきました。

廃墟というのは、本当に深いです。
あの独特なたたずまいは、
そこだけ時間が停止した非現実的な空間なわけで、
誰もいないその建物には、
過去に色んな人たちがいて、
色んな出来事が刻み込まれているわけです。

特に廃校が持つ魅力というのは計り知れないものがあります。
校庭も、教室も、廊下も…色々な思い出がつまっているわけですよ。
そんな思い出を想像しながら、
廃校を巡るというのもひとつの楽しみ方です。

想像してみてください。。。
このガラーンとした教室の中には過去にどんな出来事があったのかを。。。
（長いので読み飛ばしOK）

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夕暮れの西日がやさしく教室の中を照らしだす。
放課後の教室。オレはコイツとふたりきり。。。

もうじき、オレたちは卒業だった。
そしてオレたちが最後の卒業生となる。

この学校は俺たちが卒業後、廃校になってしまうのだ。

あなた「いよいよ、明日でオレ達も卒業だな。。。」

想い人「えっ？　だから？　仕方ないんじゃない？」

あなた「オレはさみしいなぁ…　この学校が無くなるのも、お前と離れ離れになるのも。。。」

想い人「ば…バカじゃないの！？　べ…別に付き合ってるわけじゃないし！！」

その瞬間、彼女の頬が紅くなる様に見えた。
単純に西日が当たっているからだろうか？

あなた「たしかにそうだけどさ。　お前とは、けっこう思い出があるわけよ。
　　　　体育祭の時、弁当とかもつくってくれたよな？」

想い人「か…勘違いしないでよね！！　あれは、たまたま余分に作っちゃっただけだし！」

あなた「余分に作った弁当でもさ…　美味かったんだぜ。」

想い人「そ…そう。」

あなた「そうゆう小さいコトもオレにとっちゃあ思い出なわけよ。」

想い人「たしかにそうかもしれないけど…」

あなた「でもここが廃校になっちまったらさぁ…
　　　　 思い出も廃れちまう様な気がするんだよ。」

想い人「そんなコトで廃れちゃうだなんて、大した思い出じゃ無いじゃない！」

彼女の目が潤んで見えるのは気のせいだろうか？？

想い人「あ…あんたにとって、わたしとの思い出なんか、そんなもんなんだね。。。
　　　　べ…別に気にならないけどね！　どうせ卒業したら他人だし！」

あなた「いや…違うな。
　　　　オレはお前との思い出を廃れさせたくない！例え廃校になっても、
　　　　お前との思い出と、この学校は、永遠にオレの中で生かし続かせたい！」

想い人「あんた、何言ってるの！？大丈夫？」

あなた「そのためには、これからもお前と一緒に思い出を作らなくちゃダメなんだ。
　　　　オレと付き合ってくれ！！」

想い人「…遅いよ。」

あなた「えっ？」

すると、何かが崩れ落ちたかの様に、彼女の瞳から涙がこぼれ落ちた。

想い人「ずっと…待ってたんだから…　１年の時から待ってたんだから！」

あなた「ご…ごめん。待たせちゃって。」

想い人「べ…別に付き合ってあげてもいいよ。。。
　　　　でも、待たせた分、楽しい思い出を一杯つくってくれなきゃ…承知しないからね！」

あなた「約束する。楽しい思い出を一杯つくろう。」

彼女は小さな体を震わせながらコクンと首を傾けた。
そして…

あなた「あと…
　　　 今から子供もつくろう。」━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

はい。これはあくまで…

妄想。です。