中古車なんだから当然の事ですが、あちこちくたびれているところがあるうちのE46。
その中でも、購入時点から少々気になっていたのがシフトノブ。部分的にコーティング? が剥げていて、いったいどう使ったらこうなるんだろうと疑問がありましたが……。

いったん綻ぶと、使い込んでいくうちに雪だるま式に綻びが増大していくのは世の常。対応するには、抜本的改革が必要です。
一番簡単な改革方法は、シフトノブ交換。
BMW純正のMTシフトノブをググれカスすると、結構なお値段の品物がHit。安いのでも\17~18kぐらいは当たり前。困ったことに、Hitする物件はアルミ等の金属系か、それらと革のコンビ形状物ばかり。アルミやチタン製シフトノブを装着すると、夏はカンカナン冬はキンキンで触れない状態になります。
純正がアレなので、社外品をチョイス。
選んだのはMOMOのSK-67。装着しているシフトノブが少々長めなので、ショートタイプを選択。欧州車のMTシフトノブは、どういう訳か長いタイプがついてます。
通販でお安くゲットしたので、取り付けも自分でやってみます。大した作業ではないのですが、最初にして最大の難関は、今現在ついてるシフトノブを外す事。
ネット上での先駆者情報を要約すると、「真上に力ずくで引っこ抜け」なのがなんとも。乱暴と言うか適当と言うか……。
最初は運転席に座りながらやってましたがなかなか抜けず、最終的にセンターコンソールにまたがる体勢に移行。

外れた状態のシャフトを見ると先端が凹状態で、他メーカーにありがちなネジ溝も切られておらず、本当に突き刺さっているだけです。凹部分で噛み合うようにつくられているので、純正シフトノブを回して取るのも無理な形。
センター出しは簡単だけど、もうちょっと他に作り方があるような(笑。
純正シフトノブを外した後は、イモネジ隠し用のキャップを装着。次にメジャーでシャフト径を計って、それに合った付属のカプラをシャフト先端に被せます。

サイズは14㎜。
次にいずれも付属している六角レンチ&イモネジを仮止め。内側に飛び出ないようにしっかり確認。でないと、カプラを傷つけちゃうしね。

そしてシフトノブをシャフトに突っ込む。手で押し込めるところまでグリグリ押し込んでから、タオルをシフトノブにかけてからソフトハンマーでガシガシ叩きます。
そういやソフトハンマーは昔から工具箱に入れてたけど、今回初めて使ったような。
取り付け工程もあと二つ。
ラス前工程として、六角レンチで仮止めしたイモネジをキッチリ絞めます。3つのネジをそれぞれ少しずつ増し絞め。固定用、と書かれることの多いこのイモネジですが、シフトノブ固定の主役はシャフト先端に付けたカプラ。

イモネジは根元部分のブレ防止とセンター位置の固定に使われているだけといって構わないでしょう。
イモネジ絞めが終わったら、最後にキャップをキッチリ付けて作業完了。
2㎝ぐらい? ショート化されたシフトノブ。

多分合革だろうけど、痛んでいない新品のさわり心地は良いものです。なんかずっと、シフトノブを触っています。
……いや、嘘です。
というかMT車を運転する場合、某峠ドリフト系漫画に登場するゴッドハンドじゃないですが、基本ワンハンドステアなので古いのでもシフトノブはずっとつかんでおりました。
Posted at 2013/05/26 22:57:39 |
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