2014年05月25日
ひとまず2年間乗ってきたBMW E46 318iですが、長年FFを乗り継いできた人間としては、やはり色々と違いを感じるものです。それはFFとFRの実体験としての違い、事前に知識として知っている内容との違い、メーカーとして、さらに言えば設計年次の違いでもあります。
1.FR≠オーバーステア
雑誌や書籍でFFとFRの違いについて書いてある場合に、ちょいちょい見られるのがFFはアンダーステアでFRはオーバーステアという比較差。
実際に運転してみると…弱アンダーじゃね?(笑。
FRを所有する前から1トンを超える物体がコーナリングすれば、遠心力の影響で外に流れるのが物理法則ではないのか、って疑問を持ち続けていたわけですがね。オーバーステアになるってことはコーナリング速度が遅すぎて、タイヤのグリップ勝ちになってるだけじゃないですかねぇ。
それとも私が理論を、根本的に間違えてる?
2.荷重移動
一般走行だろうがスポーツ走行だろうが、車の挙動をスムーズにさせる基本は荷重移動にかかってきます。
荷重移動を制する者は車を制するのです。
E46に乗り換えた直後から、長らくまとわりついている違和感がこの荷重移動。BMWのほとんどビョーキなまでの前後重量配分と中央に寄せている重量物。この結果、いままで乗っていたFFとは比べ物にならないほと荷重移動が体感できませんでした。
さすがに2年乗って鍛えられたのか、かなりわかるようになってきましたが…フロントオーバーハングにエンジンという大物が付いているFFは、良くも悪くもわかりやすいと改めて理解しました。
3.エンジンの絶対幸福圏
BMWと言うブランドのおかげで過剰評価されていますが、所詮は2,000㏄の自然吸気発動機。トルクにして200NMにすぎません。重量÷トルクによるトルクウェイトレシオは7.15。最新ダウンサイジングを搭載する6R VW Poloの重量1,100÷175nmだと6.28.
むろんさまざまな影響があるので単純比較できるわけではないものの、スタートダッシュ勝負すれば6R VW Poloに負けるでしょう。
その分と言うわけではないですが、エンジンはやたら回ります。上り坂で譲られたら速やかに追い越さなくては! とがんばって2速にシフトダウンしてアクセルペダルを踏み込むと、絶対幸福圏(レブリミット)にヒット。いや、VWのエンジンでは体験できなかった経験です。
4.ホイールベース
5ナンバー枠のCセグメントハッチバックであるGolf3から3ナンバーDセグメントセダンのE46に乗り換えて、一番運転フィーリングで気になったのはどこかと問われれば、やはり2475㎜から2725㎜と250㎜伸びたホイールベースに尽きる。4020㎜から4470㎜と、絶対的な数値でも比率的でもサイズ的にもっとも変更が発生した全長よりも、ホイールベースの違いがでかい。
FRでハンドルが切れる、という部分もあって久しぶりに内輪差とか気にしたよ!
そこが気になるロングホイールベースなのに、コーナーでクルクル回るのでなんじゃこりゃ(笑、となるわけですがね。
長くなったので、続きは後半戦で。
Posted at 2014/05/25 23:06:54 |
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