2014年05月26日
と言うわけで後編。長文だから、きっと誰も読んでないですよね?
5.転がり精度
設計年次や生産コストが違うのでしかたがないのですが、以外に違いを感じたのが転がり方。転がり方、なんて表現が正しいのか知らないですが(笑。
具体的には、ギアをニュートラル(クラッチを切る)状態にした時の車の転がる距離と速度の低下具合の違い。スペック上の車体重量にしてGolf3が1140㎏、E46 318iが1360㎏と220㎏も差があるのでいったん勢いがつけば重量分車が止まりにくくなるのは当たり前の道理ですが、ロードインフォメーションを素直に受け取るとE46のほうが明らかによく転がっています。
先の信号が赤に変わったなど、ギアを抜いて惰性で走らせると良く転がります。おかげで220㎏も重量が増えたのに燃費はGolf3時代と変わりません。
6.発動機と変速機
車の性能を語るとき、エンジン(発動機)についてあーだこーだいう人はやたらいますが、なかなかトランスミッション(変速機)について話す人はいません。話しても、せいぜいがMTかATか、あるいはCVTといった形式ぐらいでしょうか。
いくらエンジンの出力が高くても、前提としてトランスミッションでトルク増幅しなければ車は発進できないんですよね。E46だとMTだと1速のギア比は4.230で減速比は3.385なので、これを乗算した結果である14.31855が最終減速比となります。
数字だを見せると難しく受け取られそうですが、先の計算の結論は「タイヤを1回転させるために、エンジンは14.31855回転している」になります。
発進しやすい車とは低速トルクがある車になりますが、エンジン特性にトランスミッションのギア比特性が合わさってようやくパワートレインとしてどうか? って話しになるわけでして。
じゃE46 318iは…まぁ低速トルク、ないよね(笑。普段使いのスーパーの立体駐車場を走らせると、Golf3は1速+アイドリングでスルスルと斜面を登って行ったのですが、E46はエンスト。アクセル踏まないと登ってくれないんです。以外に不便なんだよなぁ…。
7.矢のような直進
独逸車といえばアウトバーンの国の車。なので高速での直進安定性を語られるんだけど、E46はそこんところ、大したことないよね。たまに代車で乗る6N Poloのほうが安定してるんじゃないの?
特に横風に弱いのがE46、というかBMWの特徴。
「2.荷重移動」でも書いたけど、重量物が先端にないので必然的に直進性が低下していると感がています。弓矢の矢だって、紙飛行機だって先端に重量があるから直進するわけですから。おまけに前後重量配分50:50にこだわってますからねぇ…。
8.暖気タイム
さまざまな媒体で暖気の不要性が語られていますが、最新(といっても10以上年前)の車は暖気不要で助かりますね!
Golf3、さらにその前に乗っていた6 Polo時代から暖気するぐらいなら水温計が上昇するまでゆっくり走行を行ってきましたが、E46クラスになるとそこも気にせずによいです。Golf3だと冬場は2~3㎞程度走行しないと水温計の針が動かないものですが、E46では真冬でも1㎞も走らないうちに針が上昇。冷却系の流れを状況によってコントロールしているのでしょう。
同時に水温の下がりもゆっくりですね。走行後、駐車場に3時間程度止めたぐらいでは水温がMinレベルまで落ち切りません。オーバーヒートでもしない限り、この使用はメリットなんでしょうけどね(笑。
ひとまずはこのぐらい?
こんだけ書けば十分でしょって感じですかね(笑。
Posted at 2014/05/26 23:14:28 |
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