A3SBの車検に持って行きました。
場所は、うちから
10分位で行ける車検場です。
まぁ、必要程度の検査と下回りの重要部分の洗浄はやって行きました。
先に、重量税印紙、検査印紙、納税確認、自賠責加入。
それと、この車はまだリサイクル料の支払いが終わっていないので、リサイクル券の購入です。
リサイクル券は、自動発行機の所へ行き、ナンバーと車体番号を居れると自動で発行されるので、発行された物を窓口に提出してお金を払うと、登録され、車検証にリサイクル納入済みの表示と納入番号が印刷されます。
重量税印紙、検査印紙、納税確認は同じ窓口。
重量税印紙は重量税納付書に、検査印紙は、検査シートに貼り付けて返してくれます。
県外受験の為、群馬の県税事務所で発行してもらった納税証明書(銀行などで払った時のでも可)を書類と一緒に渡すと、検査用紙に納税確認のスタンプを押してくれます。
これらをまとめて、陸運局の建物で、予約の確認と車検の受付を行ないます。
(予約は事前にネットで予約し、予約番号を発行してもらいます。)
・事前検査(コース進入前検査)
この後、検査ラインに入るための列に車を並べ、事前検査。
ここで行なう検査はこんな物です。
同一姓確認
(ナンバープレートと、車体番号が車検証と同じであるか。)
エンジン形式確認
(エンジンに刻印されている機種形式と、車検証のエンジン形式が同じであるか。)
ライト類の点等確認
ワイパー及びウオッシャーの動作確認
クラクションの確認
積算距離計の確認
ホイルボルトの締め付け確認
ここでちょっと失敗(^^;
順番的に、ライト類の点等確認の中でワイパーとウオッシャーの確認を行なって、最後に同一姓の確認をするのですが、先にボンネットのレバーを引いて待っていた為に、ワイパーが動かず数秒悩んでしまいました。(^^;;;;
これが終わると、ラインに入ります。
ラインに入る前に、ヘッドライトバルブが4灯式の車は、上の写真の様にLowビームを隠します。
中のテスターでは、LowとHiが同時に点灯すると測定出来ない為です。
今回は、めんどくさいと言うのもあるので、全自動コースへ。
・第一セクション(煤煙測定)
ここには、煤煙測定装置が置かれて居ますが、ガソリン車ですのでパスです。
ディーゼル車は、ここで高回転時の煤煙排出量を測定します。
・第二セクション(サイドスリップ検査)
ここでは、サイドスリップの検査を行ないます。
徐行速度で、左右に分かれて設置されている左右に動く鉄板の上を走行。
この鉄板が横にずれる距離で、サイドスリップの数値を計ります。
・第三セクション(マルチテスター)
このセクションで、フロント、リヤ、サイドブレーキの測定、速度計のチェック、ライトの光軸測定まで行なえる機械です。
これは優れ物。
所定の位置にフロントタイヤを合わせて停止するだけで、車軸長まで自動計測し、ブレーキなどのチェック用にローラー位置を自動で合わせてくれます。
検査方法は、掲示板に表示される内容に沿って、ブレーキを踏んだり、サイドブレーキを引いたり、40Km/hまで速度を出して、パッシングするだけ。
・第四セクション(排ガス検査)
このセクションでは、排ガスのNox、COの検査を行ないます。
プローブをマフラーに突っ込んで、排ガス規制の区分ボタンを押すだけ。
うちのA3SBは、当然新基準です。
ここまで検査が終わったら、プローブを抜いて、検査結果を検査票に記録します。
項目でNGだった部分は、×、OKだった部分は○が印刷されます。
・第5セクション(下回り検査)
このセクションは、掘り下げピットの上に車を進めます。
ピットの中には検査員が居て、下回りを打鍵ハンマーで叩いて異常の確認をします。
ハンドルの遊び、ブレーキパイプ(ホース部)、パーキングブレーキ(ケーブル部)などもチェックされます。
マルチテスターが採用されているコースの場合は、フロントタイヤを強制的に揺する装置が付いていますので結構揺れます。
終わると、コースから車を出し、下回り検査の結果を記録装置で検査記録票に印刷します。
・コース最終確認(最終合否判定)
第5セクションまで検査が終わった車は、検査ラインの最後にある小さな事務所に書類を提出します。
ここで、検査ライン上で駄目だった所などは、具体的な数値も含めて指摘を受けます。
上は、流れなので、ちょっと下に追記を。
・第二セクション(サイドスリップ検査)
輸入車の場合、サイドスリップではエラーになり安いのですが、うちの車はOK。
輸入車の場合は、サイドスリップでNGが出ても、除外されている車が多くありますので、必ずOKで無ければならないと言う訳でも無いようです。
リヤ駆動なら、このA3SBもNG表示が出て居たと思います。
(ブッシュ、リンク、足回りの構造が分かる人なら、結構簡単に理由は分かると思います。)
・第三セクション(マルチテスター)
実は今回ここで落ちました(--;
落ちた内容はライトの光軸。
光軸測定って上にも書きましたがHiビームだけなんですよ。
で、具体的な内容は、右ライトが下過ぎ(-15mm)でした。
左はOKで、ライトの左右向きはOKだったと言う事なので、光軸調整をしなければなりません。
あと、ブレーキの試験する時には、一気に踏み込む事が必要です。
ダラーっと踏み込むとエラーになるんですよね。
さて、検査でNGと表かされてしまったA3SB。
後で整備手帳に載せる予定ですが、ほとんどの業者さんであれば、すぐそばに、いくつかあるテスター屋さんに持って行って調整を頼むのですが、そこまで手間な物では無いので、駐車場で調整。
NGの場合は整備後、もう一度コースで再検査受ける事になります。
この再検査は、当日の時間内であれば、何回受けても追加試験料金は掛かりません。
他の日に受けると、もう一度検査手数料が掛かります。
今回その場で調整してしまいましたので、再検査です。
再検査の手順は
・コースの前でもう一度、同一姓の確認。
・コースの入り口で、再検査内容の連絡。
・コースで、再検査
・コース出口の最終判定で合否の確認
今回は、最再検査まで行かなかったので、合否確認を受けて検査は終了です。
・継続検査の申請
書類に合格の確認を受けて、それを持って、陸運局の建物へ。
必要書類を束ねて提出すると、新しい車検証と車検のシール(窓貼り用)をくれますのて、シールを貼り変えて終わりです。
今回のトータルコストは。
・重量税 37,800円
・自賠責 30,380円
・リサイクル 17,350円
・検査印紙 1,500円
・用紙代 60円
・洗剤代 298円
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合計 85,888円
油脂類は、後で交換予定。
ヘッドライトに関しては、ちょっと予想外だったんですけど、その場で調整できた為、費用は掛からず。
車検はたかいと一般的に言われますが、払う金額のうちこれだけの金額が、儲けも無く掛かる物と考えると、仕方ないなぁと思う部分なんですよね。
各セクション毎に写真でも撮りたいのですが、カメラマンがいないと無理なんですよね。
他の人の写真を勝手に撮るわけにも行きませんし。
さて、次は油脂類などの交換をしなければ。
明後日からまたシンセン出張なので、帰ってきてからですけどね。
これから主張の資料確認をしなければ・・・(--;