2014年02月09日
昨日の大雪で車に乗れず・・・というわけではなく、実は今日池袋まで予約していた
コンサート聴きに行ってきました。
テレビ朝日のなんでもクラシック、別にフォローするわけではありませんが何気に
好きな曲演奏するみたいなので、またS席で5000円は安いと思い、高崎線で
チンタラと行ってきました。嫁はん置いてもちろん一人で。
当然、前日の大雪です。まともに電車も動いているわけでもなく2時間以上かかって
東京芸術劇場到着。
勿論、早めに出たので開場時間には到着。そして、最初の曲がモナ=飛鳥・オット
ピアノ演奏のベートーベンの皇帝。
そう、アリス=紗良・オットの妹さんです。お姉さんの紗良の演奏はどうも好きに
なれません。演奏が雑です。所々どころかよくミスタッチします。
仮にもプロ、解釈や表現力の問題こそあれミスタッチはいけません。
ところがどうでしょう、お姉さまの演奏とは隔世の感。
あの華奢な身体からは想像も出来ないダイナミックな演奏。
かと言って、二楽章のアダージョの情感豊かな静寂感。
思わず涙してしまいました。
そして終楽章のオケとの絶妙な掛け合い。
指揮者ケン・デイヴィッド・マズア(クルト・マズアの御子息!)さんの指揮にも
支えられ、最後までとってもイッパイ堪能出来ました。
皇帝の名演は数あれど、私はミケランジェリが座右の演奏。
それほどに、違和感のない演奏会でした。
長くなりますが、次の演目がリヒャルト・シュトラウスの英雄の生涯。
これはもう、カラヤンの古い方の演奏の右に出る演奏に出会ったことはありません。
なので、比較するのも酷なのでしょうが、ライブ感も手伝ってそれなりに感動しました。
今回の演奏は、観客にも支えられていたと思います。
演奏終了と同時にフライング気味の拍手やブラボーは今回ありませんでした。
終演後の指揮者のタクトが下ろされるまで、決して聴衆は微動だにしてはいけません。
その感動の余韻に存分に浸れたのが今回のコンサートでした。
最近、年と共にめっきり涙脆くなってしまいました・・・ははは
明日は、会社休んで私用で嫁と東京へ。もちろん愛車で出かけたいのは山々ですが、
道路事情によっては電車かも
Posted at 2014/02/09 17:15:18 | |
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