2015年12月31日
この夏、母の具合を見に7年ぶりに帰省しましたが、やはり体力的に無理だったようで先月、残念ながら他界しました。弟から知らせを受けその足で熊本まで愛車で移動。途中ガソリンを二度給油したのみで休憩もなしに約1,300kmぶっ通しで走らせ、着いたのが20:30。
翌日からバタバタでしたが数日後、親戚へのお礼も兼ね愛車で一路、小学生時代を過ごした天草へ。実は、小4までは旧本渡市(今は天草市)で暮らし父の転勤で小6まで牛深にいました。そして生まれは苓北町は志岐で、そこに今も親戚がいて遠回りでしたが、本渡〜牛深〜志岐のルートでドライブを兼ね車を走らせ、牛深の役場での充電が終わったのが15:00だったので、雨も降っていたし暗くなる前に途中の温泉にでも浸かって行こうと、親戚のいる志岐までの最短ルートをナビで検索。その通りに車を走らせていると幹線道路から山道へ案内するので、ナビに導かれるまましばらく走らせてました。
すると、道は段々と車一台が通るのもやっとの林道を登ったり下ったりで、???ってな感じで更に車を走らせると突然、通行止めの看板が。よく見ると土砂崩れとのことで丁度左に迂回路?があったのでそちらへハンドルを切ると、ナビもルートを再検索してくれたので、細い道ながらも更に登って行くと、どう見てもしばらくは車が通っていないような、下草ボウボウで木の枝は垂れ下がった箇所に遭遇。
流石に車一台通るのがやっとの林道をここまで来て、それも左側は谷底だし、右側は切り立った崖だしとそんな状況下では、バックで戻る気もおこらず、仕方なく行く手を阻む枝をその都度車を止めてはどけ、下草生い茂る中を車が擦り傷だらけになりながらも何とか登り切った、っと思った瞬間目の前が真っ白に。
何と、道半分が土砂崩れで半円状にえぐり取られているではないですか(-_-メ)
さっきも書きましたが、バックで戻れない状況なので、えいっっってな感じで崖すれすれに何とか走破。ひえ〜〜〜(T T)
んで、しばらく走らせるとやっと別の道に突き当たったので左折して更に走らせたのですが、今度はな な 何と、土砂崩れで行く手を阻まれてしまいました。
外は土砂降りでしたが、降りて泥だらけになりながらも邪魔な岩をどけ車へのダメージに気を使いながらもそこも何とか乗り越えました。
すると前方が拓けた感じで道が明るくなっていたので、これでやっと脱出出来ると思ったのもつかの間、今度はどん底に突き落とされてしまいました。
道がないっっっっっっ・・・
道が完全に崩落していて、人一人すら通ることが出来ない・・・
その長さ、およそ20m。
もう、完全にパニクってしまいました。
とにかくそこから脱出すること。
車へのダメージなど気にしてられない。
道幅が狭く、切り返しも出来ずそのままバックで走ること100m。
さっきの土砂崩れの場所をバックで通った時に、岩に乗り上げたと思った瞬間、バッキっ音がしましたが、そんな事はもうどうでもいい。
ハンドルを切って岩を避けつつ、
あっっっっっ
今度は、右後輪が脱輪。
4駆でよかったぁぁぁ〜
やっと、切り返しが出来る場所まで来てもうそこからはどうやって車を走らせたか覚えてません。あちこちに石がゴロゴロと転がっていて乗り上げたり弾いてもお構いなし。
普通に幹線道路を走ってれば1時間で着くところ、気が付けば3時間かかってました。
翌日、旧本渡市の三菱のディーラーの方に車の裏をチェックしてもらいました。
左サイドと左リアのエアロのクラックと替えたばかりのホイールの一部への傷があるだけで、バッテリーその他へのダメージはなく、走行への支障はないとのこと。
でも、車の両サイドは擦り傷だらけ。
クスン(ToT)
役場にも文句、ってか忠告しましたが人手が足らず、一部の道に対するケアしか出来ていないとのこと。実はこの夏の台風で結構な土砂災害があちこちで起きていたらしい。
それに、ここは天草。山にはそこかしこにみかん畑が。
ということは、林道が縦横無尽に張り巡らされているため、地元の人でも把握出来ていない道が多々あるとのことで、役場の方も非常に恐縮されてました。
そんなこんなで、大変な帰省となりました。
後日、行き付けのディーラーさんで面倒見てもらいましたが、割れたエアロの交換と両サイドの擦り傷の研磨で何とか元通りに直して頂きました。
修理費もほぼ原価のみではなかろうかと思われる7万5千円でした。
感謝m(__)m
そこで結論。
もう、このナビは信用しません。
特にこの三菱のナビは、日頃からどうも挙動が怪しい。
でも、生きて帰れて良かったァヽ(´ー`)ノ
以上、色んなコトを経験した今回のおふくろの葬式でした。
Posted at 2015/12/31 22:33:07 | |
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