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かすかに下り坂となっているその道の両側は、初夏の林だった。草や樹の香りが、濃厚にあった。彼は、オートバイを充分に減速していた。気持ちの上では、すでに停止したのとおなじだ。前方、左側に、「レストラン・駐車場入口」と書いた看板があった。看板には、矢印が添えてあった。単純な矢印ではなく、見た目に面白いよう、工夫した矢印だった。矢印は、道の左側を指していた。彼のオートバイの速度は、その看板までのわずかな距離にふさわしいものだった。樹の香りをかきわけるようにしてその看板まで走っていき、彼のオートバイは左へ曲がった。アスファルトの路面に、フット・ペグをこすった。彼のオートバイは、ペンションの敷地のなかに入った。ペンションの母屋の建物が、正面に白く見えた。母屋とはサン・デッキによってつなげられて、その左側に食堂の建物があった。食堂は、レストランとしても営業をしている。徐行しつつ、彼のオートバイは、まっすぐに母屋にむかった。右側に、駐車場があらわれた。ここまで速度が落ちてくると、たとえばバックファイアの音が、遠い昔の出来事のように懐かしい。容積のたっぷりとあるクランク・シャフト、そして重いフライ・ホイールが、エンジンの振動を抑えこんでいる。クランク・シャフトとおなじ回転数で逆にまわるカウンター・バランサーが、エンジンのパワー・パルスを滑らかに平らにしている。カウンター・バランサーやフライ・ホイールのことを思いながら、彼は駐車場へ曲がりこんだ。そしてそのまままっすぐに進んでいくと、空いたスペースがあった。左右にふらつくフロント・エンドを楽しみながら、彼はオートバイを頭からそのスペースに入れた。低い金網のフェンスのまえに、彼はオートバイを停止させた。前輪のブレーキの感触が、完全ではなかった。ブレーキ・フルイッドから気泡が抜けきっていないのだと、彼は思った。サイド・スタンドを出し、ウエットで１７２キロの車体をあずけた。シートを降り、またがっているとちょうど左の太腿の内側にくるスイッチ・ボックスから、キーをまわして抜いた。

土曜の休日にＮコロで近所の農産物直売所に来てみたが・・・





お休みだった。

・・・

なんって日だぁ！（笑）

ネットで注文してあったNGKスパークプラグが届いた。
送料込みで5500円



4本セットなんだね。
最近、店舗ではめっきり見られなくなった。
時代だすね。
消耗品ではなくなっている。ってことかな？


ターミナルがゴールドだ。
絶縁体がシマウマ柄(笑)

デリカD:5も12万キロを越えてきたので、そろそろ交換しないとね。