Chocolate-Hillsのブログ一覧

勝者がいて、敗者がいる。
当たり前の事。
一年前はなでしこが勝者だった。
今回力の差は感じなかった。
しかし、及ばなかった。
佐々木監督が試合前に言った言葉通りならば金メダル獲得への意思の強さがアメリカの方がより強かったという事か。
宮間選手が泣いていた。立ち上がれない程に。いつものクールな彼女の姿は影も形も無かった。誰よりも仲間思いの彼女の涙は自分にではなくなでしこのチームメイトへの涙だったんじゃ無いかと感じた。中でも澤選手への思い。宮間選手と澤選手が同じチームでサッカーをするのは公式大会としては恐らくこれが最後になるであろう。
以前テレビで紹介されていた昔のビデオ。小学生の宮間少女がすでにベレーザの主力となっていた澤選手に全力で向かって行く姿。難なくかわす澤。あの時から宮間選手にとって
澤選手は特別な存在になっていたのだろう。宮間選手が今大会望んでいた事、金メダルを澤選手の首に掛ける事だったんじゃ無いかと思う。
これが最後のチャンスだったから。
だからあれ程の落ち込み様だったんっだと思う。
そして表彰式。
なでしこ達は満面の笑みで戻って来た。
今度は自分がもう涙が止まらなかった。
皆んな悔しいに決まっている。なのに笑顔をみせる。
最後までなでしこ達はフェアプレイだった。
そしてこれから…
「夢は叶える物」
澤選手が言った言葉。
なでしこ達と彼女達を応援する全ての人たちの夢。
オリンピック金メダル。
夢の続きは次の世代へ受け継がれる。
道は続いている。前を向いてさえいれば。
表彰式のあの笑顔。皆んな次の目標に向かって歩き始めている。
Football must go on!
サッカーは続いて行く。終わりはない。各世代の選手達がそれぞれの夢を叶えるための闘いは今この瞬間も続いている。

だけどなでしこ達には少しの間休息を。次の飛躍の為に。
お疲れ様。