
ウチの玄関にはひとつの額がかけてあります
宮沢賢治 「雨ニモマケズ」
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
この2行は、あまりにも有名ですね!
しかし、この後を知っている人は、意外と少ないようです
今日は私が好きなこの詩(?)を紹介します (^ー^)ノ
雨ニモマケズ (雨にも負けず)
風ニモマケズ (風にも負けず)
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ (雪にも夏の暑さにも負けぬ)
丈夫ナカラダヲモチ (丈夫な体を持ち)
慾ハナク (欲は無く)
決シテ瞋ラズ (決して怒らず)
イツモシヅカニワラッテヰル (いつも静かに笑っている)
一日ニ玄米四合ト (1日に玄米4合と)
味噌ト少シノ野菜ヲタベ (味噌と少しの野菜を食べ)
アラユルコトヲ (あらゆることを)
ジブンヲカンジョウニ入レズニ (自分を勘定に入れずに)
ヨクミキキシワカリ (よく見聞きし分かり)
ソシテワスレズ (そして忘れず)
野原ノ松ノ林ノ陰ノ (野原の松の林の陰の)
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ (小さな萱葺きの小屋にいて)
東ニ病気ノコドモアレバ (東に病気の子供あれば)
行ッテ看病シテヤリ (行って看病してやり)
西ニツカレタ母アレバ (西に疲れた母あれば)
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ (行ってその稲の束を負い)
南ニ死ニサウナ人アレバ (南に死にそうな人あれば)
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ (行って怖がらなくてもいいと言い)
北ニケンクヮヤソショウガアレバ (北に喧嘩や訴訟があれば)
ツマラナイカラヤメロトイヒ (つまらないから止めろと言い)
ヒドリノトキハナミダヲナガシ (ヒドリの時は涙を流し)
サムサノナツハオロオロアルキ (寒さの夏はオロオロ歩き)
ミンナニデクノボートヨバレ (みんなにデクノボーと呼ばれ)
ホメラレモセズ (褒められもせず)
クニモサレズ (苦にもされず)
サウイフモノニ (そういうものに)
ワタシハナリタイ (私はなりたい)
いかがですか?
漢字交じりのカタカナ書きなので読みにくいですよね ^^;
右に現代かなづかいで書いてみました(よけい読みにくいかな・・・)
ひたむきに生きる農民に対する賛歌であるとか、
賢治が熱心に信仰していた「法華経」の精神を現したものだとか、
解釈はいろいろあるようです
難しいことは置いておくとして、
最後の
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
ここを読んだとき、私もそうありたいと素直に思いました
「ソウイウモノ」のように生きるのは、すごく難しいと思います
でも、そうありたいと思うのです
日々の暮らしの中でココロが疲れているなと感じたら、
出かける前に読み返して、そうありたいと思うようにしています ( ゚ ◡ ゚ )
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Posted at
2012/09/28 12:59:18