鹿野山（かのうざん）に行って来た！

休日に、目的も無くDriveするのが好きなんですな(^^
それも、行き先はどういう訳か千葉県内が多い。

何故(・・?

それは、海や川を渡らない限り何処まで行っても県内に居る！と言う安心感からなんでしょうなぁ…。(^o^;)


そんな訳で今回訪れたのは、千葉県の中腹（君津市）に位置する「鹿野山（かのうざん）」


千葉県民に、「鹿野山と言えば？」と問えば、
十中八九「マザー牧場」或いは「神野寺（じんやじ）」と答えます。


十数年前に娘がよちよち歩きの頃、家族で訪れた頃に比べて、駐車場が増えて随分綺麗に整備されたという印象。
羊の行進、乗馬体験、牛の乳搾り…。
懐かしいなぁ。
おっさん1人でマザー牧場に入っても仕方ないので今回はパス。

駐車場入り口の後ろを振り返れば、この景色。
（曇天の上、スマホカメラの写真故、不鮮明で恐縮）

写真中央は、東京湾にセリ出す「富津岬」。
左側の山の上に見える突起物は「東京湾観音」。
天気が良ければ富士山が綺麗に見えるのだが…。

そして次に訪れたのは、マザー牧場に程近い「鹿野山神野寺（じんやじ）」


今から34年前の1979年、当時この寺で飼育されていたトラ2頭が逃げ出し、近所の飼い犬を喰い殺し、周辺住民を恐怖のドン底に突き落とす！と言った事件によって、一躍有名になったお寺さん。（逃げたトラ2頭は、後日地元猟友会によって射殺され一件落着。）
（興味のある方は、鹿野山 神野寺 トラ騒動 でググってね！）



それにしても、何故、山間のお寺でトラなんかを飼っていたのか？
古い話で記憶が曖昧だが、当時この寺では、干支に関する12の動物を動物園として飼育していたのだ。
30数年前、当時イタイケな小学生だった私は林間学校で、ココを訪れている筈なのだが…。

汚い板にペンキで書かれた「動物園」の看板があったことを覚えているが、そこにいたのは、鶏、うさぎ、牛、ヘビ、トラ…。

十二支全てが飼われていたのかどうかは記憶になく、特に辰（龍）はどーしてたのかな？と今更ながらに不思議に思う。
早い話が、動物園と言うより、家畜小屋のテイだった。(・_・;)

当日は雨が降っており、その地味な家畜臭い“動物園”には全く興味が無く、早く宿舎に帰って夕飯に有り付きたかった事を思い出した。


今回、お詣りを済ませたあと動物園跡の痕跡を探してみたが、残念ながら発見出来なかった。
また、その後知った事だが、当時、射殺された2頭のトラの為に今は亡き『忌野清志郎』が当地において追悼Liveを開催したとの事。

神野寺を後にし、車で３分もしない位置にあった『九十九谷展望公園』

天気が良ければ、もっと見晴らしが良いに違いない。

訪れてみるまで知らなかったのだが、あの東山魁夷（著名な日本画家）の“残照”と言う作品は当地に於いてスケッチされたものだそーだ。

比べてみてね。




なーるほど！
上の写真の下部に怪しい影が写り込んでいるが、気にしてはイケない(^^ゞ