ゐのブログ一覧

　最近ちょっとレグいじりがご無沙汰なのは、資金も不足しているけど、週末はバカ映画鑑賞会にご執心だからだったりします。
　レグいじりの代わりといっちゃ何ですが、いくつか感想でも。


スネークヘッドテラー
2004年　アメリカ　アルバトロスフィルム

　B級パニック映画の名門、アルバトロスの配給するパニック映画。湖の雷魚が巨大化して人を襲うお話。というか、なんでまた雷魚なのさ! どうも雷魚が巨大化して暴れることが大事だったようで、それ以外のお話は取ってつけたような投げっぱなしぶり。(だがそれがイイ。)


フランケンフィッシュ
2004年　アメリカ　ソニーピクチャーズエンタテインメント

　上記スネークヘッドテラーを探していたら偶然見つけてしまった、これも雷魚パニック。ソニーピクチャーズだけあって、上記スネークヘッドテラーよりはお話もキャストも演出もカネがかかっているのが見て取れる。大事なことに、ちゃんとオチがある。いや、オチをつける余裕があったというべきか･･････。


アップルシード
2004年 日本 東宝

　原作の狂信的ファンの視点ではあるが、内容的にはちょっと期待はずれ。原作単行本4巻分のネタを良く押し込んだものだとも思えるが、マシンガン的に流し込まれてちょっと情緒がナイ。もともと海外向けにリリースしたものの逆輸入だから、という点もあるだろう。なんにしても詰め込みすぎ。ネタを詰め込みすぎて上手く生かされても居ないし、正直余計な設定まで流し込まれて、あうー･･･。映像の質としても、日進月歩のフルCG映像でリリースに1年差がある事を差っぴいても「FFⅦアドベントチルドレン」に一歩譲る。もっとも、ジャパニメーションテイストを残した結果、と言えなくもない。海外の士郎正宗ファンには十分にウケただろうとは思う。
　と文句は多いとは言え、満足ではあったりする。デュナン・ナッツが画面上動いてるだけで、もーじゅーぶん幸せw


ボアVSパイソン
2004年　アメリカ　ソニーピクチャーズエンタテインメント

　警察官・美人生物学者というのはアメリカの生物系パニック映画では欠かせない存在らしい。雷魚シリーズで踏襲されたそのスタイルに加え、ここでは男生物学者もあらわれた。フランケンフィッシュと併せてみると、アメリカの狩猟好きな金持ちはロクな事をしないという事がわかる。
　しかしGPSがミノフスキー粒子並の存在になってるのはなんでだろう･･･。投げっぱなし感の強さ、中途半端な終わり方、随所の機材のチープさ、B級映画的見所も盛りだくさん。
　そして恐ろしいことには、この映画、ちゃっかりアナコンダ2のDVDの横に、「関連作品」として並んでいたりする。(某所ツタヤにて)


バッドサンタ
2004年　アメリカ　ワイズポリシー

　ほんとは「アトミックシャーク」なる名前からしてB級の匂いプンプンのモノを用いる予定が、終電間際の時間がない中、たまたま視界内によくわからんタイトルがあったということで借りたのだが･･････。これがまたいい出来。いわゆる憎めない悪党、というべきか、主人公の、アル中で好色で子供嫌いで気分屋で金庫破りなサンタがおもしろい。丁度いいくらいにシュールで、丁度いいくらいにハートフル。ゐ的に今年のクリスマス映画にイチオシ。ただし、12歳以上推奨。つまり、そんな内容。