GOLF7のフロントサスペンションの構造が気になったので調べてみました。
ついでに4~6も調べましたので変遷をご覧下さい。
GOLF4 赤い矢印がフロントメンバー。スチールの1ピースのプレス品です。黒い矢印がフロントロアアーム。
ロアアーム後方は垂直にボルトを固定するタイプです。非常にオーソドックスで国産車も似たようなスタイルです。

GOLF5,6 赤い矢印がフロントメンバーとサスペンション支持パーツです。イラストは左側だけですが右側にもあるので5ピース構成です。しかもアルミの鋳造品です。ロアアームも後方の固定方法が違います。この方式の方がアームはよく動くと思いますが、組立に時間がかかり、精度を出すのにも時間がかかりますね。コストのかかる方式を選択してます。

GOLF7 ゴルフ4と似たようなレイアウトに戻っています。この方式で不具合があるわけでは無いのでコストを優先したんでしょう。フロントメンバーがスチールかアルミかは不明です。もっと変態チックなパーツ構成を期待していたので少し残念です。

ゴルフ5、6は製造コストがかかりすぎてメーカーが儲からないという話がありますが、確かにこんなパーツ構成だと儲けが少ないでしょう。自動車は何度かモデルチェンジすると何故か過剰品質の車を作ってしまう場合があります。VWが今後こんな作りのゴルフを作ることは無いように思いますので5,6のユーザーさんは7が出ても自信を持って走りましょう。
Posted at 2012/10/29 23:01:09 | |
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