
今は亡き父が旧A、Bクラスのユーザーでした。
新型が気になっていたので近所のディーラーで試乗させていただきました。
父が以前所有していた車と同じB200ターボ

ターボ仕様で無駄に固められた足まわりによる不意にくる路面の突き上げが強烈でした。
2重フロア構造でシート座面が高くて乗り降りしにくいとお年寄りに不評でした。
価格設定も高くてほとんど売れずにモデルチェンジ前に廃盤になっていました。
今回、旧B200とゴルフ6を比較対象として、試乗した車の感想を書きます。
メルセデス・ベンツB180 BlueEFFICIENCY

トランスミッション
デュアルクラッチ仕様の車にありがちな接続時のドスンとなるようなショックがB180にはありません。
ここはVWあたりも見習っていただきたい。
動力性能
ゴルフで言うとトレンドラインとコンフォートラインの間位かと思います。
ペダルストロークが大きいので相当初期で踏み込まないと加速してくれません。
回転は結構なめらかでするする回りますが正直もう少し低速トルクは欲しいところです。
ブレーキ
これもペダルストロークが大きく深い位置から効きます。
ゴルフはペダルを踏むと初期から効くので違和感がありました。
ハンドリング
おっとりした感じですがニュートラル付近はきっちりしています。
サスペンション
初代Aクラスがコーナーリング中に転倒することが大問題になったせいで、2代目のAクラスと初代Bクラスは不自然なまでにロールを抑えていた感じで、違和感がありましたがB180はそんな感じはありませんでした。乗り心地もウチにあったB200と比べれば雲泥ので、路面からの突き上げも減っています。試乗車は16インチ仕様なんですが少し硬い感じがしました。ブリヂストンのランフラットタイヤが標準仕様だそうです。普通のタイヤでいいような気がします。
シフトレバー
コラムシフトです。
シート
結構ホールドは良いです。
リアシート
問題の座面は低くなり、乗り降りしやすくなりました。
フットスペースは残念ながら前のモデルより短くなりましたが問題ないでしょう。
前モデルはなぜか大人が正座出来るほどのスペースがありました。
メーター周り
ちょっとプラスチックぽいですが、上位グレードは派手な仕様になります。
エアコン吹き出し口は上位モデルと共通デザインだそうで展示してあったSLが同じような造形でした。
カーナビ
非常に見やすいです。日光の影響を受けません。
バックモニターも出来がよかったです。
トランク
2BOXの車としたら広いです。収納スペースの蓋は丁寧な作りです。
今回試乗した車は標準価格が299万円で前モデルと同じくらいだそうです。
上位グレードになると内装、タイヤがグレードアップして見栄えがよくなりますが、価格も結構アップして、今度はCクラスあたりと競合するのでベーシックグレードが売れ筋だそうです。
AMGモデルも期待したいところですが国内販売価格がネックになりそうです。
長期間ゆったり乗るならいい車だとおもいます。
メルセデス・ベンツは毎回A.Bクラスの販売に苦戦していますが今回も苦戦しそうな気がします。
なんでそうなるかと言うとユーザーの要求が高すぎるからです。ゴルフと同じ位の製造原価の車にそれ以上のものをユーザーが求める限り、理想と現実のギャップがいつまでたっても埋まりません。
それが解決しない限り数は売れないでしょう。
高級車ブランドメーカーが量産車を作るのは難しいもんですね。
Posted at 2012/08/18 20:16:14 | |
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