皆さんご存知のように、私、ライディングテクニック云々と言ってるにもかかわらず、、昨年10月に湯河原椿峠で単独での転倒、骨折という事態を引き起こしてしまいました。
原因はともあれ、峠道で転倒して怪我をしてしまったのです。
しかし、幸いにも、体の傷は足首の単純骨折、バイクの傷は外装とフロントホイル、エキゾーストの交換という、比較的軽傷?(笑)で済みました。
まぁ、心の傷はそのうち癒えるでしょう(笑)
今日は、こうした事故(単独の相手がいない事故)の経済的な処理について書いてみたいと思います。実費でどれくらいかかり、保険でどんなカバーをしてくれるのか、事故を経験しないとかけい内容ですよね(笑)
さてさて、先ずは歳出。
バイク
搬送、修理
人
入院、手術、通院
※今回、仕事への影響(休業)は省かせていただきます
最初にかかった費用はバイクの搬送費用
私がコケたのは神奈川県の湯河原。
ここから自宅、又は修理をするバイク屋さんまでバイクを搬送する必要があります。
任意保険に付帯しているレッカーサービスも利用できます。
しかし、私が加入している保険の付帯サービスのレッカーに条件がありました。50kmまでは無料。以降は距離に応じて費用がかかります。(無料区間を越えるとかなり高めの設定です)
保険会社によって条件が異なりますので、自分の加入している保険の付帯サービスの条件は知っておいたほうがいいでしょう。
任意保険の付帯サービス以外でも、クレジットカードにレッカーサービスが付帯しているものなどもありますので、保険以外にも使えるサービスを把握しておくことおすすめします。
私の場合、現場から48km地点に保険のサービス工場があったのでそこに運んでもらいました。
サービス工場で修理可能と連絡を受けましたが、全く知らないところに自分のバイクを触らせたくなかったので、普段お世話になっているバイク屋さんへ、別の搬送業者を使ってサービス工場から約150kmほど搬送していただきました。費用は2万円。(税込)
任意の場所からドアTOドアの搬送でこの値段は、かなり安い方です。
バイク屋さんに搬送の件を連絡したら、トラック貸すから自分で運べばと言われたのですが、その頃私は

こんな状態で身動き取れませんでした(笑)
サービス工場で無料で預かってくれる時間は搬入から72時間ということだったのですが、別の場所へ搬送する旨を伝えると、搬送業者が引取りに来てくれるまで預かっていただけることになりました。
搬送会社へもその旨を伝え、いつ引取りに行くか、サービス工場へ連絡して欲しいと伝えると、そこから先は搬送業者とサービス工場で直接連絡を取り合い、引取りの日時を決めてくれました。
次が修理。
先ずはダメージ箇所のチェック。
まだ私は身動きがとれなかったので、バイク屋さんお願いしてチェックしてもらいました。
液漏れ 無し(オイル、冷却)。
(クランクケース等エンジン側に傷はありませんでした)
フォーク 歪みなし
ブレーキローター歪みなし
レバー(左右) 破損なし
ペダルステップ類 破損小。(チェンジペダル側ステップが少し歪み有り)
駆動系 正常
ホイル F 破損大。リペア不可
ホイル R 異常なし
ハンドルバー 異常なし
グリップエンド キズ小(利用可能)
外装
アッパー 破損
サイド(左右) 破損
スクリーン 破損
ミラー(左右 ) キズ小 利用可能
アンダー (左右) 破損
フェンダー キズ小
ヘッドライト 損傷なし
ウインカーケース(前後左右) キズ小
ウインカーレンズ(前後左右) 割れなし(キズ有り利用可能)
シートカウル 異常なし
タンク 損傷なし
アッパーステイ 歪み小(リペア可能)
インナーパネル
メーター回り 全て損傷なし
カウル回り 全て破損なし
アンダー 破損
サイド 破損
ライト下 破損なし
エキゾースト
サイレンサー(右) キズ(小)利用可
サイレンサー(左) キズ(大)利用不可
エキパイ 破損なし
中間パイプ(左右) 損傷なし
状態はこんな感じでした。
見た目は大きく壊れていましたが、Fホイル、外装(一式)サイレンサー交換で直りそうでした。
リペアパーツ入手ですが
全て純正で交換した場合の見積もりは、外装だけで中古の隼がもう1台買えそうな値段でした(笑)
そこまでお金をかける修理なら新車購入も考えましたが、やはり直したいので、出来るだけ安く治すためにパーツ入手はインターネットをフル活用。(笑)
ホイル
13年モデル新車外しをオークションでゲット
カウル、インナーパネル
一式社外品で入手(カウル類全て、フェンダー、インナーパネルを含む)
エキゾースト
フルエキの中古をオークションでゲット
ヒートガード(カウルの内側に貼るクッション)
純正(13枚)
スクリーン
事故前につけていた物と同じ社外品をオークションでゲット
金額は上記全てで約17万円。
カウルは自分の好きな色で塗装してもらえました。(笑)
フルエキの新品を買う値段でほぼ全て直せました(笑)
修理はFホイル組み付け意外は全て自分で行ないました。
私のお付き合いしているバイク屋さん、常連で、バイク屋さんがOKを出した人は、
場所と工具を貸を借りて、自分でできるです。(笑)
1月になり歩行が可能になってから、週末にバイク屋さんに通い組み上げました。
交換と同時に整備と多少のプラス部品を取り付けました。
さて次が体のリペア(笑)
足首、くるぶしの直上の単純骨折でしたが、圧迫骨折だったので、踵の位置が少しずれてしまい、
チタンプレートを入れる手術を受けなくてはならなくなり、4日間入院。
通院は近所だったので松葉杖をついて、バスで病院まで行っていました。
手術後完治までに3ヶ月間、週1度のリハビリ。
もう一度、プレートを抜くために今年夏ころ入院の必要があります。
こちらの費用が約30万円。(実費)
手術時の入院でベッドが差額しか空いてなかったので少し多くなってしまいました。(笑)
交通費等を含め、事故から今日までのトータル費用は約60万といったところでしょうか。
さて次が歳入。といっても保険しかありません。
しかし、ほぼ全て保険でカバーできています。
先ず加入している任意保険から、骨折(四肢)の場合、見舞金が出ました。
また搭乗者保険で入院と通院費用がカバーされました。
バイク修理と、骨折の手術、通院がほぼ全て任意保険でカバーされたので、事実上の自腹はありません。
バイク修理を純正品で行っていたら全く足りませんでしたけどね(笑)
自損事故でも任意保険の加入で、ここまでカバーされれば、かなり安心できます。というより、不安感がだいぶ違いました。
私が加入している保険はダイレクト型の保険で年間の掛金は約1万円(25年間保険に加入してますが(笑))
今回、搭乗者保険を適用したので今年の掛金から3等級下がるそうですが、それにしても自分のためにもこれほど使えるとは知りませんでした。
任意保険は自分のために入るものなんですね(笑)
バイクの場合、任意保険の加入率がまだまだ低いようで、未加入の最大の理由は被害者を出す事故を起こす可能性が低いだそうです。
まるで被害者のために入らなきゃいけないと言ってるみたい。
保険は自分のために入るものです。
一度こうしたことがあると、「入ってて良かった」っと実感します。
是非任意保険に加入しましょう。