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GSX-R1100_kissのブログ一覧

2012年11月08日 イイね!

再開しまーす(笑)

秋も深まり、気がつけば立冬をすぎ初冬に。
秋の夜長を楽しく過ごすために、読み物シリーズを再開したいと思います。
さて、今年の春、90年代に私が実際に体験したロングルーリングでの出来事を途中まで書かせていただきました。
初めての北海道ロングツーリングで、出会い有り、事件ありの出来事満載のツーリングを経験しました。
前回からかなりの時間を開けてしまったので、今回は第1部のあらすじを前書きにします。

第1部あらすじ

90年代初頭。私はそれまで載っていた750からリッターバイクに乗り換え、夏休みに初めて北海道にキャンプツーリングを敢行しました。
そこで、一人の女性と知り合います。
彼女は傷心旅行で一人旅をしていました。
美瑛で出会い、ひょんなことから一緒にキャンプをすることになり、その後、タンデムで日本を縦断することになります。

北海道から本州へ渡り、青森、秋田、山形、宮城と走り、仙台へ。
そこで私が熱射病でダウン。
仙台の病院に入り、バイクを残し新幹線で東京へ帰宅。

旅先でどんなことがあったかは今年の5月24日から続くブログを読んでください。

第二部 第1話 「西へ」

仙台から新幹線で帰宅した私達は、先ずは私の実家に行った。
当時私は実家から歩いて10分ほどのところでアパートを借りてひとり暮らしをしいた。
6畳一間、トイレ共同風呂なし、家賃3万という住まいだったのと、体調がまだ優れなかったのが理由。
実家では上を下への大騒ぎになってた。
仙台の病院に入るとき、彼女は私の実家に連絡を入れていた。
実家では私が入院したことより「女性」から私の事態を知らされたことに騒いでいたのだ。
転院のために退院をするときも、彼女は「本人との関係」の欄になんと「妻」っと記載。
「だって、いちいち説明するの面倒なので、こう書けば誰も質問しないでしょ」っと彼女は笑いながら。
そういう問題じゃ・・・。
そんな騒ぎの中、夕方に帰宅。彼女に両親を紹介した。
私の家庭は、父は星一徹並みの頑固者で下町の職人。母は下町の「おばさん」を絵に書いたような人。そんな二人は私が旅先で何をしたのかと気がかりでなかったよだ。
帰宅当日の夜、布団をどう敷くかで一悶着。
結局彼女の「彼と一緒の部屋で構いませんよ」の一言で二人を黙らせた。
その後4日間、彼女は私の実家に滞在し、母と買い物に出かけたり、父と私と彼女の3人で飲みに行ったりと色々あったのだが、ここでは割愛する。

3日目の夜、両親と彼女の前で、私は彼女を福岡までバイクで送るつもりであることを打ち明けた。
彼女は飛行機で帰宅すると言っていたのだが、私の最後まで責任を果たしたいという気持ちを大切に
してくれ、タンデムで福岡まで行くことを承諾してくれた。
もちろん両親は大反対。「うちの車にしなさい」と父がいうと、彼女は「私、バイクがいいです」と微笑んでいた。
当時、バイクのタンデムでの高速道路走行はNGであった。従って、福岡までの約1200Kmを下道で走ることになる。通常は東海道、山陽道、関門海峡を渡り九州へ入るのがスタンダードなルートだが、
彼女は「せっかくだから観光していきましょうよ」っとはしゃいでいた。
こうして東京から一路西へ向かう二人旅が再開された。

バイクはZZR1100(D1)。クラウザーのパニアケースのトップケースだけを装着して荷物を積んだ。
朝4時。まだうす暗い東京を先ずは松本に向けて走り出した。
私の選択したルートは、日本海側を走るルートであった。
8月の最終週。まだ真夏の炎天下。トラックの交通量が非常に多い太平洋側よりも日本海側の方が走りやすいだろうという判断からであった。
また、インカムをヘルメットに装着。私が持っていたレースで使っていたインカムを流用した。おしゃべりしながら走れるようになったと彼女は喜んだ。
渋滞を避け早朝に都内を抜け、20号線を長野方面へ。
大垂水峠を越え甲府を抜け、韮崎の道の駅で昼食。
バイクを降りると、彼女は「こっちのバイクの方が乗りやすい。なんでこれで北海道に来なかったの?」
「まさかタンデムで帰ってくるとは思ってなかったから」「そうよね」っと笑った。
昼食後「今日はどこまで走るの?」「ないしょ」「意地悪!」そんな会話をしていたが、どこまで走るか、まだ
考えていなかった。
韮崎を出て、諏訪を抜け塩尻峠を越えて松本に入った時には4時少し前。そろそろ今日はどこまで走るか
決めないといけない。松本で休憩をしていると彼女が地図を広げていた。
「上高地って近いの?」「そんなに遠くはないと思うよ」
「行きたいの?」「大正池ってよくテレビで見るけど、九州に住んでると縁がないのよね」
「じゃあ、松本駅で旅館を紹介してもらおう」こうして駅へ向かった。
10分程で駅に到着。観光案内所で上高地の宿を紹介してもらった。
当時、上高地はマイカー規制がされ、一般車両は沢渡までしか行けなかったが、バイクは通行が許可されていた。西へ向かう1日目は上高地の温泉旅館に宿泊することになった。

第二話へ続く
Posted at 2012/11/08 18:50:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | 日記

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