
時間のあるうちに書いておきたいクルマのことを
優先順位をつけて書いていきたいと思います.
今日は1977年式セリカLBについて.
LBと書いてリフトバックと読むことを知っているのは
今の若い人のなかでどれほどいるのでしょうか.
私は旧車にもかなり興味があり,特にダルマセリカのLBの後姿は
当時のマスタング マッハ1を彷彿とさせる,私の好きなデザインの仕方でした.
街でたまに見かけることはあっても
まさか自分自身で運転できる機会があるとは思ってもみなかったので,
関連情報にもあるやっちゃそさんの記事を読んで即座に予約を入れました.
タイミングよく初夏に名古屋へ出張する用事があったので,
そのついで(というよりセリカがメイン笑)で行ってきました.
実際に対面したセリカは実に美しいターコイズブルーメタリックの
ボディをまとって静かに佇んでいました.
お店の方によると塗装は当時のままだそうで,
バンパーやボディ隅の腐食は見受けられるものの
メタリックの輝きは決して失われてはおりませんでした.
エンジンルームをのぞくと,ソレックス製のキャブレターが2基,
それに赤く塗られたエンジンヘッドと車高調整式ダンパーが
目に飛び込んできました.
6月にもかかわらず高温多湿な日で旧車には厳しい天気でしたが
セリカの1600cc 2T-Uエンジンは一発で始動しました.
名機との呼び声高いツインカムの2T-GではなくOHVの方ですが,
ツインキャブ化され絶好調のエンジンはかなりトルクフルで
混雑した幹線道路でも扱いやすい特性を持っていました.
車内はやはり年式なりといったところですが計器類は正常に作動しており
もともとサーキットを走っていたのか内張の半分は剥がされているのもあって
それほど気になるものではありませんでした.
ただ真夏並みの天候に真っ黒の内装は暑くて暑くて大変でした…….
また,アクセルペダルが外れてしまったらしく修理が間に合わずに
レーシングカートのような棒一本で操作していたのはご愛嬌です.
天竜川上流に向けて走っていくと,しばらく高速のワインディングが続きます.
さすがに現代のクルマと比べると剛性などあったものではありませんが,
その分きっちり荷重移動をしてターンインしていくという基本を
学ぶには絶好の教材だといえるでしょう.
なんてことのない中速コーナーでも,荷重移動が不十分だと
フロントが逃げていくのが手に取るようにわかりました.
またアクセルオンが早すぎても同様にプッシングアンダーを出してしまうので
微妙なアクセルコントロールも身につくと思います.
さらにお借りしたセリカは小径のステアリングに交換されており,
こいつが低速域はもちろん速度が乗っても重くて重くて
キックバックに何度も手首をやられそうになりました.
オヤジ世代のクルマ好きが一様に運転のうまい理由はきっと
こういったクルマでひたすら練習した日々があったからなのでしょうね.
途中,滝の名所があるとのことで寄り道したところ,
帰り際にエンジンがかからなくなってしまいました.
セルは回るのですがいっこうに点火する気配がなかったので,
ちょうど下り坂があったことも手伝って同乗の友人に後ろから押してもらい
セカンドに入れて人生初の押しがけに挑戦してみました.
そうするといとも簡単にエンジンは目を覚ましましたが,
その後も信号で止まるたびにアイドリングが不安定になりました.
一度キャブがかぶってしまうとクセになってしまうのかもしれません.
セリカには悪いことをしました.
最後は新東名の浜松浜北から東名の浜松まで高速ドライブしてみました.
窓を閉めないとうるさくて走れないので仕方ありませんが,
そうすると車内はサウナ状態になってしまいました.
同乗の友人は首にタオルを巻いて疲労困憊です笑
ただ高速性能は思った以上に良く,
直進安定性もまずまずですし最高速はかなり伸びました.
OHVですから高回転まで気持ちよく回るわけではありませんが,
軽い車重のおかげでかなり軽快に走ってくれました.
最後にセリカを返したときは後ろ髪を引かれる思いでありました.
以前のプリンススカイラインやマツダキャロルに続いて,
今回も大変貴重な経験をすることができました.
やはり旧車は非日常を味わわせてくれる魅力的な存在です.
Posted at 2015/01/27 23:36:25 | |
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