
先々週、アウディの新規登録も行ってきましたので、受検ラインでのエピソードを一つ。
アウディの16インチ純正ホイールは、貴重な鍛造ホイールです。重さわずか8.3kg。
(そんなに軽くは無いけど。国産鍛造メーカーだったら17インチでも7kg台ですから)
困ったことに、JWLマークが、信じられない場所にあります。
写真の通り、ハブとの接合の面にあるので、これを見るためにはホイールを外す必要があります。
きっと鍛造の製作過程のため、鋳型に入れることが出来ずに、作った後から切削で刻印を入れるのでしょう。
日本の車検制度のために世界中のホイールメーカーが付けることを余儀なくされたJWLマーク。ホイールメーカーにはお気の毒です。
今までもこのホイールで車検に行きました。
皆さん、ご存じの通り、車検ではJWLマークの有無を必ず確認されます。
(一回目)
「外して」と言われたから、外して見せました。ガレージジャッキは貸してくれました。
(二回目)
外す気満々で行きました。電動インパクトも持っていきました。
若い仕事の出来そうな検査官
「あ、これね、純正?そう」
ピット横の端末の画面を見ています。
なんかサクサクと探しています。新型車届け出書でしょうか?
「はい、外観で純正と確認できたからいいですよー」
それで、OKでした。
で、今回は陸運支局に事前に聞いてみました。
電話に出たのは、声が小さい男性の職員。
なんだか、ただ単に元気がないのか、やる気が無いのか??
田舎の陸運なので、姥捨て山なのでしょうか?ここは?
公務員って、たまにこんな人います(自分の公務員でしたので、この辺の事情、勘ぐってしまいます)
「あう」「あう」
要領を得ない対応です。
「アロイ」って言葉を知らないようです「アロイ=軽合金、アルミと同義」
「原則は、マークを確認させてもらいます」とのことですから、
こっちも、攻めます。
「検査官は、取り外してくれないんですか?」
「陸運支局にある届け出書の確認、あるいはオンラインで、ホイール全体の形状を見てJWLマークやメーカーのマーク確認の代替できないの?」
「ユーザーは出来ないですよ。今時、ジャッキも積んでないし」
「ユーザー車検だから、高齢者も若奥様も来ますよね。ジャッキアップできない時は、どういう対処しているんですか?構内でケガでもされたら、困るんじゃ無いですか?」
「そういつ時の、通知・通達って来ていないんですか?」
困ったオジさん、
「機構の担当者に聞いてみます」
とのことです。
そもそも、電話している国土交通省の職員の方が機構の管理監督者じゃ無いのかな??
とも思いましたが、しばらく電話で待たされて、
「機構の担当者(検査官)によると、その部分の写真を持ってきてください」
との回答でした。
実際の検査ラインでは、検査官に写真を見せると、
「ああ、これね」
ということであっさりOKでした。
こんなホイールの事例が珍しい方だと思いますが、一つの話のネタとしてご紹介しました。
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Posted at
2025/03/25 20:13:43