今回の目的の一つは、PCVバルブという部品の交換です。
ここの部品がダメになることが多いとの情報がネット上にあり、交換することにしました。
この部品の役割は、ブローバイガス・オイル・セパレーターという別名の通り、エンジンから発生するブローバイガスをこしてオイル分を分離して、もう一度吸気するためにあります(たぶん)
ところが…
とんでもない場所にあります。
V6エンジンの谷間の一番下…
V6のバンク角が90度という広がっている形状なので、この広い空間に何でも入れちゃえという、ジャーマン魂(たぶん)
でも、部品の耐久性は考えていない(笑)
壊れやすい部品だから、もっとメンテしやすい場所に置いておくれよ
↑魂の声(笑)
例えば、エンジンルームのアクセスしやすい場所だったら、簡単に交換できるのですけどねえ。
ここも、アウディのエンジン設計者に聞いてみたいポイントです(笑)
という愚痴を言っても、作業が進みませんから、気持ちを切り替えてやります。
この部品の上に、クーラント(冷却水)の樹脂製のパイプが通っています。
邪魔しています。
このパイプもどうにかしてほしい。
整備性最悪。
このパイプを外すのにも、悩みました。
取付方法を探ったら、このパイプはシリンダヘッドに刺さっています。
後方にずらしたら、抜ける構造です。
後方は、ゴム管に接続されていますので、動かしてどかせますが、前方のシリンダーヘッド挿入部分を外さないとびくともしません。
固定されているのは、このエンジン後方のビス1本のみ。
しかし、このビスが外しづらい。
隙間が無くて、苦労しました。
T30のトルックス
写真のような工具を駆使しました。
外したビスは写真の通り
写真では分かりづらいでしょうが、
マグネット磁石のツールで落ちないように気をつけているところです。
樹脂製のパイプを外そうとしまし。シリンダーヘッドの前の方に差し込まれている部分の、ゴムのOリングが固着して固い。
「お、ここ良さそう」
ということで、この部分に大きなマイナスドライバーを当てて、ガツンと衝撃を与える(樹脂製なので、ホドホドにね)
ということで、パイプが外れました。
外してどけることが、これでようやく、この下の部品が外せます。
このあたりの手順は、2回目以降だったらサクサク進行しますが、初回はあれこれ考えながらの作業です。
Posted at 2025/04/16 21:17:07 | |
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