こんにちは!
ずいぶん間が空いてしまいましたが、欧州に行ってモチベーションも高いうちに(笑)“欧州自動車博物館巡りの旅 2014⇒2015”のレポートも、再開したいと思います。(欧州自動車博物館巡りの旅といえば、長文です・・・^^;今回も時間に余裕のある時にどうぞ~)
“ムゼオ フェラーリ マラネッロ(Museo Ferrari Maranello)”で、フェラーリの歴史を堪能し、大満足の後に次のミュージアムへ向かいます。
しかし、その前にマラネッロでこんな↓お宝を発見!
“Tutte le Porsche”
マラネッロに来ると、ついつい“フェラーリスイッチ”が入って、フェラーリ関係のグッズにばかり目が行きがちですが、アベトーネ通り沿いのフェラーリグッズとミニカー,書籍などを扱うお店“SF1(Shopping Formula 1 Maranello)”で、イタリアの出版社から出ているポルシェの書籍を購入しました。
この“Tutte le ~”はシリーズ本になっていて、“Tutte le Ferrari(フェラーリ版)”は以前マラネッロに来た時に購入しましたが、このシリーズなかなかマニアックで、ワンオフモデルや記念碑的な個体なども収録しているところが見逃せません!
このポルシェ版も例にもれず、
“356 No.1 ロードスター(356 Nr.1 Roadster)”や
“550 1500RS(550 Spyder)”
“550A 1500RS(550A Spyder)”と
“550”に関しては“550”と“550A”が収録されていて、“550A”へ進化した際に圧縮比が9.5:1から9.8:1に高められて、110馬力から135馬力に出力向上していることが判ります。
その他にもトランスミッションが“550”の4速から“550A”では5速に、車重も550kgから530kgに軽量化されているなど、読み込むほどに興味深いです。
また、“718 RSK”や
“356B 2000 GS-GT ドライカントシェイバー(356B 2000 GS-GT Dreikantschaber)”
“904-8 スパイダー カンガルー(904-8 Spyder Kanguruh)”
もちろん“901”や
“911R”
“911S & ST”から
“912 E”や
カレラ3.2のユニットをトランスポーターT3に搭載した“VW-Porsche B32”まで^^;
マニアック!の一言に尽きる内容になっています!
※ちなみに改訂版(英語)は、最近リンドバーグ(蔦屋代官山)でも置いているようですので、興味のある方は是非手に取ってみてください^^;
ルームスターはいよいよマラネッロを後にして、“アウトストラーダ・デル・ソーレ(太陽の高速道路)”A1号線を北上します。
途中、ピアチェンツァ(Piacenza)近郊のフィオレンツオーラ(Fiorenzuola)PAの“アウトグリル(AUTOGRILL)”で夕食をとりました。
イタリアの高速を走っていると、この↑上下線を跨ぐように建つパーキングエリアをよく目にします。このタイプは、上下線それぞれ別々に設置されているタイプのパーキングエリアよりも、比較的充実しているように感じます。
夕食は、鶏もも肉を使った“コッシュ ディ ポッロ(Cosce di Pollo)”と“キャロテ エ ピセッリ(Carote e Piselli:まんまニンジンとグリンピース^^;)”の炒め物。
A1号線は、さすがイタリアの大動脈だけあって“パナメーラ(Panamera)”や“カイエン(Cayenne)”なども、結構走っていました♪
ここで、ついでに給油も済ませました。GSのブランドは“Eni(旧Agip)”でした♪
ルームスターは、オーストリア ウィーンから933.6kmを走り、軽油44.55リッターを飲み込んだので、燃費は20.96km/Lになります。
人もクルマもお腹いっぱいになったところで、更に北を目指して走ります!
昨今のヒストリックカーブームの影響か、凄く程度の良さそうな“フィアット 850 ファミリアーレ(Fiat 850 Familiare)”↑がドナドナされていました~^^;
ミラノ(Milano)に入り、、“アウトストラーダ・デル・ソーレ(太陽の高速道路)”A1号線ともお別れです。イタリアの高速道路は日本と同じく有料なので、このように料金所でお金を支払います。
日本のETCのような“TELEPASS”というシステムがあるようで、直前までどのレーンが現金払いなのか結構迷います。上の写真↑のレーン上にある“お札とコイン”のマークが現金払いレーンの印です。行く予定のある人は、目に焼き付けていきましょう^^;
ミラノを少し過ぎたPAで仮眠し、A9号線をコモ湖・キアッソ(Chiasso)方面へ進むと、間もなくしてスイスに入ります。
スイスの高速道路の利用料金はイタリアや日本とは違い、一律40スイスフラン/年です。
最初に入国するゲートで、このような↑高速利用券(ヴィニエット)を購入します。
スイスに入り、ゴッタルド(Gottardo)峠を越えるゴッタルドトンネルに入りました。
長いトンネルを抜けると雪国であった。と言わんばかりのシチュエーションですね^^;
チューリッヒ(Zurich)を過ぎてしばらくすると、ガーミンは高速ではなく一般道をナビし始めました。
ボクは今まで、カーナビを使わずにドイツ⇔イタリア間をスイス経由で行き来する時はバーゼル(Basel)を経由していましたが、どうやらジンゲン(Singen)を経由していく方が近いようです。
ジンゲンから、いよいよ次の目的地のあるドイツに入りました!
ドイツに入り、若干夜も明けてきたので、ジンゲン近郊の“エンゲン(Engen)”PAでシャワーを借りて休憩。
ここのシャワールームは、石鹸ラックやフックなど嬉しい装備が整っていて、清掃も行き届いていてとても良かったです。5段階評価で星4つを挙げても良いでしょう。やはり、こういった設備に関してドイツは充実しています。
この後スタッフにシャワールームの鍵を返した際に、どこまで行くのかと聞かれたので、“シュトゥットガルト(Stuttgart)”まで行くと答えると、ヒッチハイカーがいるから乗せていってほしいということになり、シュトゥットガルトまで旅の相棒が出来ました^^;
カメラを後部座席に置いてしまったので、シュトゥットガルトまでは一切写真がないですが、聞けば彼はミュンスター(Münster)出身のドイツの学生だそうです。
シュトゥットガルトまでの3時間色々な話題になりましたが、印象的だったのは「アルファベットは25文字あるけど、漢字は何文字あるの?」という話し、正直今まであまり意識したことがなかった・・・^^;
日本では“漢字”を読めるかどうかのテストがあるくらい漢字がたくさんあることや、“漢字”以外にも“ひらがな”や“カタカナ”など3種類の文字を使って文章を書くこと、ちょうどカーナビに表示されていた“スピード”は英語の“speed”をカタカナで表していることなどを話したら、凄く関心を持っていました。
他にも、「ドイツは夏に長い休みがとれて羨ましい」という話しに対しての、長い休みは夏だけで年末年始も12/25と12/31~1/1くらいで、日本のように季節ごとに連休が取れるようなシステムが無いことも、目からうろこでした。
ちなみに彼はVWの“トランスポーターT3(Transporter T3)”を持っているようで、「冬は融雪剤で車体がやられるから乗らない」といっていました。この認識は、万国共通のようですね^^;
そうこうしているうちに、シュトゥットガルト・ツッフェンハウゼン(Zuffenhausen)に到着しました♪
そう!次の自動車博物館は“ポルシェ ミュージアム(Porsche Museum)”です!
このブログでは2回目の登場ですね!さてさて、どのようにレポートしましょうか^^;
早速、ミュージアムの地下駐車場にルームスターを停めて、エントランスへ向かいます。
エントランスでは、冬の装いをした“356C”がお出迎えですが、欧州自動車博物館巡りの旅2014⇒2015 インターミッション - マラネッロ⇒シュトゥットガルト編のレポートは以上になります。
相変わらずの長文に、最後までお付き合いいただいてありがとうございましたm(_ _)m
次回は、いよいよポルシェミュージアムⅡのレポートに入ります!