スイふかのブログ一覧

　スイスポと生活を共にして丸々2年が経過しようとしている。あちらこちらパーツを変えたくてうずうずしているけども、純正でこれだけ出来がいいクルマだとうなずけるのも当然・・・何をとっても基本に忠実なので、思い通り素直に反応してくれる。心地いいエンジン音を響かせながら（3000回転以上）オンザレールのごとく進み、けっこうなスピードできついコーナーを曲がるし、最後はしっかり止まってくれる。

　他のスイスポファンの方が「長く共にしたいクルマ」と思うことも乗っていればますます実感できる。スイスポのことを思っていいオイルに交換したり、できることは自分で行うことで愛着感は増すばかり。スイスポの影響で、ど素人が車の仕組みについていろいろ調べるようになるとは・・・

　デザインはどこから見ても嫌いなところはないし、後ろから見るとプリップリッのお尻のようなリアスタイル、真横から見るとボンネットを長くした砲丸スタイル。また、正面から見ると可愛い顔をしているけど、少し斜め前から見るとやたら目をつったような顔つきになるところに魅力を感じる。運転を教えてくれた師匠が言うには、車は空気を欲しているようなので、これだけフロント開口部が大きいと、ついついアクセルを開けている時間が長くなる・・・




　いろいろと不満の声もあるようで、排気量が1600㏄だと税金が上がるだのとか、荷室が狭いだの・・・そういう方は他の車に乗ればいい。むしろコンパクトカーに求めるものが多過ぎる気がする。荷室を犠牲にした分、剛性は確実に増しており、ドアを閉める時の音もガチャっという音ではなく、パンっという音で閉まって気分がいい。最低限の実用性を持った、走りに特化した車に仕上がっており、非常に出来がよいと言える。

　長年排気量1600㏄のコンパクトカーにおいては国内ではライバル不在と言われていたが、もろにスイスポを意識して出てきたノートNismoの存在にはうれしく思う。比較するのは嫌いだが、今のところはスイスポのほうが間違いなく上のような気がする。試乗してみて荷室スペースやエンジンサウンドには負けるが、価格・スタイル・小さな車をキビキビと走らせている感覚においては追随を許していない。
　なのにこんなバーゲンプライスとは・・・普通どのスポーツモデルも、そのベース車のトップモデルに君臨するにはそこまで値段を上げないと専用設計にはできないのか!!!と思うくらい差が大きい。純正でもホイールは十分軽いし、無理をし過ぎないバランスのよい軽量化を実現している。バランスを崩さぬように弄っていきたいし、破格のコストパフォーマンスで浮いた分を好きなパーツに使いたい。高級車では元のパーツがなぜか高いし、これを変えるには気が引ける…コンプリートカー的な仕上がりなので人とかぶることにもなってしまう。



　毎日見ても、振り返って見直してしまうくらい好き。

　1日生産台数が40台と少なく、その影響から試乗車も多く出回っていないらしい・・・貴重な祝日休みを利用してまで取引先の方と一緒に見に行きたかったのがこのS660!!!

　S660を気になり出した発端は東京モーターショーであり、わざわざ遠方から交通費かけてまで見に行ったにもかかわらずもったいぶって入場制限かけやがって・・・すっかり興ざめしてしまっていたが、実際目の前にするとじーっと見入ってしまった…これはイイ。ホンダ車はデザイン的に好かないけども素直に褒めたくなってしまう。



　運転席に乗り込むとポジションの低さにビックリする・・・乗り降りするのに一苦労するし、個人的にはフルバケが必要だと思った。実際、乗り降りしにくさゆえにドア内側には多数の擦り傷が見られた。2人で試乗したけど小さなバックの置き場に困り、助手席にて預かってもらうことにした・・・

　ディーラーのおっさんは「ほとんどおもちゃ感覚ですから15分間好きなところを走って来てください!」とかなりサービスよく対応してくれた。この後行ったマツダ（デミオディーゼル）と日産（ノートNismo）の試乗ではウザいけどいちいち担当者が後部座席に乗る始末・・・あなたたちは邪魔ですから。

　普段はスイスポかミラの運転だからシフトポジションは「えっ?」と思うくらい高く、本当に手首だけで操る感覚だった。シフトはスコスコ入るし、軽と感じさせないくらいの加速にストレスを覚えなかった（普段がミラなので）。

　晴天だったので幌を外して乗った時のオープン感覚は絶妙だった。混雑した幹線道路だったのでそんなに回せなかったけども、5000rpmくらいまでは軽々回るし、乗っていてついついニヤけてしまう・・・さりげない仕掛けだけどもリヤウインドウをあけるとエンジン音が心地よく耳に入ってくる。

↑このアングルは個人的に好き♡生意気に4輪ディスクブレーキだし、利きはすごくイイ!!!

　個人的には使い切れるエンジン性能を持った小さい車に乗ることが好きなのでS660はアリだなと思う。価格は人件費を抑えようと生産台数を絞っているが、専用設計パーツが多いので仕方ないかな。
　いつでも買えるけども、MTの基礎と楽しさを教えてくれたミラを手放すのは心細いし（ミラバンは意外とポテンシャルが高く、いじるとけっこう楽しいんですよ）、前後異径サイズのタイヤ費も高くつくと思う。フロント15、リヤ16とは・・・見た目はすごくいいけどやり過ぎ感がある（あのレアサイズで有名なスイスポと同じタイヤ幅の195をリヤにつけるとは。まじまじと見るとずっしり構えている感じがイイ）・・・シフトも5速で十分だし、自分はほとんど6速は使わないかな。

　時間を作ってまた試乗に行きたいなと思う。褒めているのか、けなしているのかわからなくなりましたが、個人的に気に入っています。

スイスポ
コンパクトハッチにおいて国内では敵なしのスイスポがダントツ1位に決まっている。だから他に日本を代表するコンパクトハッチはいない。世界に出ても堂々と通用するスタイルと洗練された走り。地面をしっかり捉え、安定感に感動。スイスポにMTの組み合わせは気持ちが良く、たまらないシフトフィール。キビキビとした走りはほかの3台では味わえない。パワーが…というヒトがときどきいるが日本で走るぶんにはパワー不足など感じないし。逆にやたらパワーのある車に乗ってもほとんどその全てを出し切る技術や道もないし。コスト・パフォーマンスを満たしていて所有する気持ちがみなぎってくる。『よく値段なりの出来でしかない』とか言うヒトがいるが、そういうヒトは満足のいくハイパワーの車に乗ればいい。というかそういうスポーツを極めた出来すぎた車と優等生スイスポを比較しないで欲しい。スイスポの醍醐味は･･･手の届きやすい値段で楽しく限界近くまでの能力を扱うことが出来る車にある。かといって値段を上げて軽く86を上回るような車を作ったらスズキのコンパクトの概念から外れるし、第一高くて売れない車になっちゃいますが･･･だから現段階がふさわしいと言える。コンパクトにMTの組み合わせは未来永劫続いて欲しいと心から願っている。

アクセラ…デザインは個人的に好き。エンジン性能も磨かれているし試乗してみたいが、コンパクトに入るのかな?この車は･･･比較対象が違うと思う。だったら、スイスポ、アウディA1、ミニ、ポロの比較の方が的を得たコンパクトハッチ対決と思える。
ミニ…パワフルで機敏な動きが好き。
ポロ…走りは良いけど、3ペダルがないのが残念。

昨日は雨のなかヘタッピなMT運転テクニックを上達させるために、いつも車のことで大変お世話になっている整備の方（師匠）といざ峠&広域農道へ!!!
雨の中のコーナー、アップダウンを軽快に疾走。相変わらず上手さを見せつけられたあとみっちりと指導してくれた。ありがたいです。MT乗りが絶滅危惧種になりつつある近頃、なかなか走りを中心とした練習を叩き込んでくれるヒトはそういないです。
教科書を片手に毎日寝る前にベッドの上で、ヒールトゥの練習を予想して左足と右足がニョキニョキと動く。不気味だ・・・
昨日の4時間みっちり走ったことを早く体に染み込ませたい。ゴールデンウィークは予定がなかったからとにかく走った。夜中に走り込んだ。
待っていてね。スイスポ、WRX、エボたちよ。
いつでも出迎えられるんだけど、まだまだテクニックがないから。ごめん。
走りを極めたあなたたちを上手に操れる日を目指して、安全かつキレのある、リズミカルな運転を身に付けるよ・・・
ミラちゃん。今日はおつかれさまでした。ありがとう。