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2013年02月16日 イイね!

アルファロメオ 4C 直前まとめ

十数年ぶりに、というか人生二台目のクルマ候補として興味がつきないアルファロメオ4Cですが、3月のジュネーブモーターショー発表を前になかなか確定した情報が出てきませんので少し整理してみたいと思います。

・ディメンジョン
>全長4m、全幅200cm、全高118cmで、ホイールベースは2.4m以下
というのが先日のフィアット・クライスラーのプレスリリースにあります。

ライバルと目されるロータス、エリーゼは
全長3.8m、全幅172cm、全高113cm、ホイールベース2.3m

ポルシェ、ケイマンは
全長4.38m、全幅181cm、全高129.4cm、ホイールベース2.475m

であり、この中で最も気になるのは気になるのはクルマの性格を決めるホイールベースと全幅でしょうか。
全幅200cmというのはこのクラスはもとよりフェラ-リをはじめブガッテー、ヴェイロンやケーニグセグCCRといったハイパフォーマンスカーよりショートホイールベースかつワイドトレッドという事になります。

サイドミラー込みの誇大寸法だと思いましたがプレスリリースで発表された上面の絵で見ると縦横比は1215:610であり、全長を4mだと仮定すると横幅はほぼ2m(サイドミラー除く)になります!
全長3.8mの場合でも全幅190cmであり、恐らくハンドリングマシンとしての最適なホイールベースから全幅を割り出した数値だと思われます。

・エンジン
>新しい4気筒(4 cylinders)、排気量1750 ccのアルミ合金製ガソリンターボエンジン

これはジュリエッタQVや159TB、フィアットグループの他社にも供給されている直噴デュアルバルブタイミング1742ccエンジンユニットをベースにしたものでしょう。
この1750TBiは最大馬力235HP@5500rpm、最大トルク340Nm@1900rpmというもので4Cにそのまま搭載されたとしても850kgと合わせるとパワーウェイトレシオ4kg/HP未満を達成できます。
最近スクープされたインテリアからタコメーターのレッドゾーンは6500rpmから目盛られているのが読み取れ、これはジュリエッタとも同じです。

どの程度チューニングされるか分かりませんが「最適化された専用の吸気・排気システムを装備」するそうです。

アルファロメオは後述のAlfa Romeo D.N.A.システムに「Race」モードを追加すると言っていますが搭載がアナウンスされているTCTトランスミッションの受容最大トルクは350Nmなので大幅なパワーアップはされず、以前に240HPという噂がありましたが、ここらへんが一番現実味がありそうです。

スポーツカーとしてはいささか最大回転数が控えめですが回転馬力で最大馬力を稼げば低回転はスカスカで常用域では神経を使うことになります。
それなら排気量を2Lに拡大すればいいのでは?とも思いますが、厳しくなりつつある欧米の排出ガス規制に長く適合させるためにあえて排気量を絞ってきているとも考えられます。

・トランスミッション
>Alfa TCTデュアルクラッチオートマチックトランスミッション

最初に発表されるモデルはATのみでMTは無いようです。
このATユニットはMitoやジュリエッタにも搭載されている小型6速乾式ATでコードネームC635の"C"はイタリア語のトランスミッション、続く"6"は6速、"35"は受容最大トルク350Nm(35.69kgfm)を表します。

最大トルク340Nmの1750TBiエンジンユニットとベストマッチではありますが、かつてのアルファロメオのセレスピードではギアがニュートラル以外でスタックしてエンストすると身動きがとれなくなるトラブルがあり後に改善されましたがこれがイカれると完全に立ち往生なので出力向上版のためにも3ペダルのMTモデルを出して欲しいと思います。

・統合制御システム
>「Race」モードが付いた新しいAlfa Romeo D.N.A.システム

これまでのアグレッシブなD(ダイナミック)、市街地など普段乗りのN(ノーマル※本国仕様ではナチュラル)、雨天でのA(オールウェザー)に加え、サーキットなどを前提としていると思われるR(レース)モードが追加されます。
パワステのアシスト、エンジン出力特性、横滑り防止装置などの効き具合が変化します。

コスト的に電子制御式可変ダンパーの採用は厳しいでしょうか。

・カーボンモノセルシャシー
>耐力・構造機能 を持つカーボン製のシャシー

ハイパフォーマンスカーではもはや常識となったカーボンコックピットのモノセルを採用、軽量化に大きく寄与するようです。
これはマセラティMC12やKTM X-Bowのカーボンファイバーモノコック開発・制作を請け負ったダラーラによって制作されるようです。

・エクステリア
先日のプレスリリースで配布された画像やロードテストのスパイフォトからモーターショーで展示されていたコンセプトモデルとの相違点は

バイキセノンとLEDのコンビネーションヘッドランプ
テイルランプやターンランプはMitoとの共用化?
ドアノブやドアミラーは一般的なものへ変更
各所に配されたカーボンパーツの削減
リアデッキにエアアウトレットの増設


ここまでが公式ステートメントから読み取れる事で以下は噂からの推測になります。

・デリバリー開始時期
3月のジュネーブモーターショーの発表後、モデナのマセラティ工場で製造が開始されるようです。
これにより、早ければ今年中ごろ、遅くとも年内には販売が始まるようです。

日本への導入時期はこれよりさらに遅れると思いますが、日本固有の設定に拘らず本国仕様のまま入れればそれほど遅れることは無いでしょう。
逆に言えば日本ディーラーが特定の仕様に拘った場合、一年かそれ以上遅くなる可能性もあります。

・価格
海外での噂をまとめると
ヨーロッパでは最低価格40,000ユーロから(約500万円)
スイスではトリムレベルに応じて56,000~64,000ユーロ(約700万~800万円)
北米予想価格は60,000USD(約560万円)
BBCトップ・ギアでは45,000ポンド(625万円)
GTAと呼称されるモデルは50,000ポンド(約725万円)
※執筆時点の為替相場1USD=93円、1GBP=145円、1EUR=125円

スイスの物価が高いのとトリムレベルが不明なので分かりませんが日本導入時は同程度かそれよりは安くなると仮定すると相場によりますがベーシックモデルであれば550万~600万円、フルオプションの上級グレードでは800万円程度といったところでしょうか。

・生産数
クーペ、ロードスターそれぞれ1000台ずつで今年はクーペボディのみでロードスターは来年からと言われていますので今年は500台、来年は2000台でしょうか。
問題はこれが年間生産数なのか、それとも総生産になるのかという事です。
年産2500台で5~7年間は生産されるという見方をしている海外情報サイトもあります。

・バリエーション展開
クーペ、ロードスター以外にレース用の"Racing"バージョンと公道用の"Stradale"の展開が以前から噂されています。

既に1750TBiエンジンは296HPまでスープアップされているようです。
Alfa Romeo 4C powered by 1750 TBI with 296 hp
http://www.autoedizione.com/alfa-romeo-4c-powered-by-1750-tbi-with-296-hp/

もしこの296HP版1750TBiエンジンを市販バージョンのストラダーレに搭載してしまうとレーシングバージョンはさらに強力にしなくてはなりません。

ターボなので多少信頼性を犠牲にして過給圧を上げればリッターあたりの出力は160HP/Lでも180HP/Lでも搾り出せますし、そのレベルで販売している自動車メーカーやチューナーも存在します。

しかし搭載が決まっているTCTトランスミッションの受容トルクを超えてしまうでしょうから3月のジュネーブモーターショーで発表されるのは235~240HPの1750TBiがストラダーレで、後に300HP前後に高出力化したレーシングバージョンが限定生産のような形で出てくるのではないでしょうか。


いずれにしてもあと二週間ほどでこれらの疑問のいくつかに答えがもたらされることになります。
Posted at 2013/02/16 21:30:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年02月09日 イイね!

次期主力マシン考 ALFAROMEO 4C

現在所有しているALFA ROMEO GT1300Juniorは本当に自分に良くあっていると思います。

ボディーが錆びる以外は特に不満もないし弄って楽しく、納車から十数年経ってもなお、シートに座りステアリングを握ってエンジンを掛ける時、ニヤついてしまう自分を抑え切れません。

しかし今回のようにヘッドチューニングにすら半年以上も掛かってしまうと使いたい時に使えないし、年間の予定も狂ってしまい、さすがに参ってしまいました。

もちろん手放す気はさらさらなく(専門ショップでも売却値なんか付かないだろうし)、新しい車でも買ってみるかな、という気になってきました。

しかし、現在売っている車で買える範囲の価格帯で欲しいと思えるクルマは殆ど存在しません。
魅力的なクルマはあっても天文学的な値段だったり維持費がとんでもなく掛かるものなどばかりです。

そして本当に欲しいクルマともなると、これは何故か1970年代に活躍した車、いわゆるスーパーカーになります。

なかでも子供心にビックリしたのがカウンタックとストラトス。
デザインもさることながら、ラリーで強すぎたために自らの寿命を縮めてしまったストラトスというクルマは本当に魅力的で他には無い存在感を放っています。マルチェロ・ガンディーニ、またあなたなのか!?

その市販車バージョンのストラダーレはバランスの問題などからいろいろ言われていましたが、所有者はそれにも勝る満足感を得られるハズ。

しかし生産台数も絶望的に少なく、希少価値のためにコレクターズアイテムになってしまい、出物を見かける事も殆ど無く、また仮に売りに出ていたとしてもそれはとんでもない価格が付いて居たりします。

そこで次に考えたのがレプリカ。

ACコブラやストラトスなど希少な車にはレプリカがあり、駆動形式すら違う一目でレプリカと分かるものから知ってる人が見ないと分からないようなものまでいろいろ出ています。

ストラトスの場合、イギリスのいくつかのバックヤードビルダーが製造していました。
それを日本で日本仕様にしたアタカエンジニアリングという所で細々と造り続けられているのは知っていましたが、外見が似て非なるものという感じで敬遠していました。

もっとも、フレーム構造はオリジナルを踏襲しながら生産性などで変更を加えたものですから、走行性能自体はオリジナルにも匹敵するだろうと思っていましたがフルオプション仕様で1000万円以上と高すぎました。

で、セカンドカー(メインカーか?)を調べている時にアタカのHPを見てみると最上位モデルを残し最安値のベースモデルなどは生産終了となっていました。

個人で売りに出していたり、デモカーが数百万円で出ていますがパーツ供給がいつ突然終わってしまうかもしれないと思うと、やはり現実的ではなくなってきました。

ここに来て振り出しに戻ってしまいました。

もちろん数百万円も出して中途半端に妥協する気はありません。
それならサーキット遊び用に散々弄り倒した速そうな車を格安で買った方が楽しいでしょう。

しかし、残り寿命を考えると物持ちがいいので次のクルマが人生最後の車になるかもしれません。
仮に人より長生きしたとして、足腰立たなくなってから本当に欲しい車を買えても意味がないと考えます。その頃にはガソリン車は今で言う蒸気自動車みたいな骨董品になっているでしょう。

そう思うとますます妥協したくなくなってきました。

そんな時に、主治医の店に遊びに行ってアルファの4Cの話が出ました。

8Cコンペティツィオーネの流れを汲むデザインで最近のMitoやジュリエッタと似た雰囲気を持っていますがミドシップレイアウトでカーボンフレームで車重1トンを切るという気合いの入ったコンセプトモデルを各国のモーターショウに出しているのは知っていましたが、市販されるところまで来ているとは灯台下暗しな感じでした。

でもお高いんでしょう?と思ったら以外にも550万円らしい、という事になっていました。

もちろん日本のディーラーが入れる時には日本向けにオプションフル装備でしょうから7~800万円程度になるような気はします。

しかし平行輸入や中古も視野に入れればそれほど非現実的な価格でもないように思えてきました。
(この時点で完全に頭が壊れている)

創業100周年を迎えたアルファロメオはとにかく元気が良く、SUVも含めたハイパフォーマンスカー以外の全てのセグメントに車種展開するつもりだそうで、4Cの量産もこの計画に含まれていたものです。

現在は、北欧でのウインターテストや殴り込みを掛ける北米でのテスト走行車のスパイショットが上がって来つつあります。

全長4mでストラトスと同じ2シーターミドシップ。車重はX-Bowなどのフレームを手がけたダラーラのカーボンフレームなどでわずか850kg、馬力はまだ不明ですが現行ジュリエッタの1750パワーユニットかそのチューニングによってパワーウェイトレシオは3ちょっとになる見込みで並み居るハイパフォーマンスカーにも匹敵する数値を実現するようです。

スタイリングは好みが分かれますが8Cを崩したような感じでフロントののっぺり感が気になりますが、それ以外は概ね○。特にリアは◎だと思います。

のっぺりな印象は最初に公開された「溶岩の赤」と言われるマットな特殊塗装のせいかもしれません。
後に見られた艶のある深い赤や金属表面のようなシルバー塗装ではあまりのっぺりには見えません。

まぁここらへんは実車を見てみないとなんともですが。

なんにしても車重850キロというのが本気を感じさせまます。

同じようなセグメントのライバルにロータス・エキシージがありますが車重は同じか若干軽くなり、馬力は同等かそれ以上になるようです。

知人が思い切ってエキシージを買ったせいもあるのですが、まさに好敵手!といった感じです。

内装はエキシージの割り切ったあっさりコクピットに対して、ヌオーヴァジュリエッタなどの上質感を目指してくるでしょう。
ここらへんは生産を担当すると言われているマセラッティの技術が活かされそうです。

個人的にはアクセントにカナードとエキシージのようなリアウィングは欲しいかな、と思いますが、公表されているスペックどおりだとするといじるべき所もあまりないでしょう。

気になるのはやはり価格と日本への導入時期。

当初の計画を前倒して今年中ごろから後半のデリバリー開始予定だそうですが、日本向けにはそれよりは遅れるのでやはり来年でしょうか。

そしてどこからかV6エンジンの供給を受けて6Cだとか、プラットフォームを共にするEVやハイブリッドなんてのが出てくるかもしれません。

そこまで突飛でなくても後に高性能化バージョンは出てきそうな気はします。

いずれにしても当分はワクワクしながら仕事も頑張れそうな気がしてきました。
Posted at 2013/02/09 22:37:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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