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ようやく札幌もサクラです。

長く固いつぼみ状態から、いきなり満開です。＠エーデルホフ前

３分咲きとか、ないのかよ！

　フィアットオート・ジャパソ（FIAT Auto Japaso）は1日、アルファロメオGTVの新グレード「Alfaromeo GTVリニア」を近く発売すると発表した。同日、試作車が北海道内の秘密のテストコースで公開された。

　同社はGTVワゴン、GTVアウトバック、GTV新幹線、ボーイングGTV、コマツGTV、GTV丸、GTV 8Cとこれまで7代にわたり奇作・珍作を発表し続けており、今回で8代目。もはや毎年恒例で、毎回疑いの目を向けていた関係者もそろそろ温かいまなざしで受け止めている。

　今回発表されたのは、超電導リニア方式で磁気浮上するGTV。なんとタイヤが無い。このGTVは世界では初めて、自動車に超電導リニア技術を応用した。通常、超電導リニア浮上式はガイドレールで車両を受け止めているが、同社は「別にガイドレールなんか無くても、地球があるじゃないか」と、地球が巨大な磁石であることに着目。地面の微弱な磁場を一種のガイドレールとして活用、特別な軌道が無くても、地上の平らな場所であればどこでも移動できる革新的な技術を開発した。

　浮上高は10～20センチ。地球の微弱な磁場を利用する関係上、それ以上高く浮くことはできず、空を飛ぶことはできない。しかし地上との摩擦係数がゼロのため、最高速度はマッハ1.5と、ついにボーイングGTVを超えて音速を上回る世界に突入した。ピニンファリーナのデザイン担当者・エンリコフミア氏による、サイド後方からの斜め方向の華麗なウェッジ・シェイプも健在。オリジナルGTVの雰囲気をほとんど崩すことなくデザインされており、同社は「デザイン、運動性能とも弊社がこれまで作り上げてきたものの中では最高傑作」と胸を張っている。

　しかし関係者の間では「エンジンを切ったら腹を打つのか」「ガソリンでどうやって超電導を発生させるのか」「雪道で浮くのか」「ハンドルで曲がれるのか」「地上で音速を出せるのか」「そもそも進むのか」「そもそも浮くのか」「なんかどうでもいい」「なんかつまらん」等の声が相次いでいる。同社は「担当者が出張中のためコメントできない」としている。

　「フィアットオート・ジャパソ」は、「フィアットオート・ジャパン」とは無関係の別会社。