ホテル・王子アルカディアリゾートホテル(玉野市)
夢の途中、未完成に終わったホテル
2006年12月01日
バブル経済の波に乗って、当時の環境庁(現・環境省)が中心となって建設計画が出されたのが王子アルカディアリゾートホテルです。
国立・国定公園施設整備事業の第一号として、瀬戸内海国立公園を一望できる絶景スポットへ豪華絢爛なホテルを環境庁が建設、それを玉野市の出資する第三セクターが買い取り、内装工事を施して完成するという計画でした。
しかし建設途中にバブル経済の崩壊。
もはや内装工事だけでも30億円という壮大な計画に資金を出す銀行はありませんでした。
そのまま全てが止まってしまったのが、現在のアルカディアリゾートです。
風雨に晒されガラスもところどころ割れ、人が忍び込んだ形跡も残される『オープン前のホテル』。
幾度も利用計画が立てられ、やがて頓挫し、売りに出されても買い手が見つからず、未だに完成を待ち続けるホテルはただ佇むばかりです。
この当時に玉野市が第三セクターとして瀬戸内海界隈へ立ち上げた計画は三つ。
市内初の遊園地、そしてホテルが二つです。
遊園地の王子ファンシーランドは民間へ譲渡、瀬戸内国際マリンホテルは現在も第三セクターとして運営されているものの、一時は親会社の破綻により経営の危機に立たされ、そしてアルカディアリゾートは完成さえしませんでした。
バブル経済の勢いで作られ、バブル経済の影響をモロに受けた計画たち。
残されるものはいつも寂しさばかりです。
関連コンテンツ
地図
関連情報