
前回ステッピングモータをテストして思ったよりうまく動いたので基盤上のDCモータードライバ6つでステッピングモーター3個動かそうと企てました。
しかし、使う用途は「??」のまま。何か使い道はないものかとGoogleで「ステッピングモーター 3個」と検索しようとしたとき、入力中に「ステッピングモータ 3軸」という候補があがりました。
「ん?3軸??」ポチっとしたらステッピングモーターでXYZ軸の制御をして3DプリンターやCNCマシンの制御することができる!?という情報を入手!!
「すっげー!!今流行りの3Dプリンタが出来るのか??」と調べてみると自作されている方が多いこと!唖然!!しかも超格安3Dプリンターは海外製ですが2万円を切る!?
来てますね〜!未来ですね〜!!
・・ということはしばらく待てば今のプリンターのような価格で3Dプリンターが購入出来ちゃう日も遠く無いぞ。わざわざ作らなくても良し!という結論に達しました(笑
ということで3Dプリンターは却下!
「CNC」という物を調べてみると、卓上フライス盤をプログラム制御するためにステッピングモーターが使えるそうで、「MACH」というソフトを使えばパソコンのパラレルポートからの単純な信号で3軸の制御が可能!だそうです。しかも自作している方の情報は多いのですが本体価格が2万を切るようなことは無く、最低でも5万〜のようです。せっかく自作するならコレですよね!
ということで以下備忘録
早速PICにプログラミングして適当な回路を組んで動作確認。ある程度動くことを確認したので適当な箱を探していたところ、知人からタダで引き取ったNASドライブを発見!
箱にもなるし電源が生きてたら使えるよねー。ということで分解して電源を確認。都合の良い事に12V(モーター用)と5V(基板用)が出ています。ラッキー☆
いきなり完成した本体ですが、中身はぐちゃ^^;

こんなんなってます。
なんせ懐が財政難ですので昔の基盤をそのまま載せただけ。使える廃材をそのまま利用。エコですね(笑
いらない部品もありますがジャンパしてそのままです(笑
そしてパソコンからの接続にはパラレルポート。これも何かに付属していた部品をモギ取って利用

きったねー!けど動きます!
信号ラインはパラレルケーブルが無かったためDVIケーブルを分解して使っています。ノイズには強そう。。イメージだけど。。
ということで廃材や今まで集めてた部品を利用したので製作費用はハンダだけ(笑
という事で完成した基盤をパソコンに繋いでテストしてみました。
ガクガク言ってますね「脱調」という現象だそうで、モーターに上手く動力が伝わっていない様子。ま、予想はしていました。
何度調整してもこの現象は直りません。。。しかもX軸とZ軸はまともに動作していない様子・・・。
わからないけど、PICが信号を上手く拾えていない様子なので信号を長くする設定が無いか探したところ、このような設定項目を発見!

「Sher line 1/2 Pulse mode」・・・英語はよく解らないけどパルスを1/2の速度で送るよ。という意味かと勝手に判断してポチ。
おお!なんかさっきよりまともに動いてる!!
後に調べてみると、パルス幅が長くなるモードのようです。・・・やっぱりよくわかりませんでした(笑
http://ivan.blogs.chimerical.com.au/post/2010/07/07/Losing-steps-in-Mach3-Kernel-Speed-Pulse-Width-and-Sherline-12-Pulse-mode.aspx
なんか上手く動いてくれたようなのでステッピングモーターの設定を以下に設定。
このモーターで負荷をかけても脱調しないレベルに仕上げることができました。
X、Y、Z軸ともに動作を確認!といってもモーターが1こしか無いので3個同時に繋いだ場合に電源が大丈夫かわかりませんが・・・ひとまず完成!!
残念ながらフライス盤本体はありません。。。。買うと高いし、自作で作りたくなったら作ろうかなー。。
ウダウダの日記でした。お付き合いありがとうございました。
Posted at 2013/09/02 21:58:37 | |
トラックバック(0) | 日記