2018年09月22日
車の昔話
あ~、ずっと昔亡き祖父から聞いた話です。
私は聞いた話をさも知った風に語るバカな奴です。
検証もしていないので間違っている(僕の記憶違い、祖父の記憶違い)かもしれませんが、ご容赦。
祖父は戦前から仕事で自動車や2輪に乗っていました。
御大尽やお金持ちというわけではありません、ロールスロイスとか全く無縁。
基本的に実用車(オート三輪とか)ばかりだったみたいです。
以下そんな祖父の話
最初のオート三輪はドアも屋根もなかった。ハンドルも棒ハンドルだった。
次に屋根がついた。
そしてドアがついた。ただし、窓はなかった。
そして窓がついたが、引いて開ける窓だった。
引いて開ける窓がクルクル窓に変わった。
そのうちハンドルも丸ハンドルに変わった。
新しくなるとどんどん便利になっていった。
昔の車は性能が悪いため、エンジンをかける前にプラグを外してコタツで温めてからエンジンをかけた。
また、今ほど車の信頼性も高くなく、油屋(当時はガソリンスタンドのことをこう呼んでいたそうです)などもそれほどないため、車で出かけるときには冷却水とガソリンの予備を必ず積んでいった。
ブレーキも前輪にはなく後輪だけで、ドラム径も小さく、ライニングもすぐに減るのでライニングの張り直しなどを頻繁にしていた。
今の車はエンジン一発でかかり、ブレーキも良く効く。素晴らしいもんだ。
昔の車はダブルクラッチを使った方が楽にギアが入る、だが、上手にやればダブルを使わなくても入れることはできる。
T型フォードはペダルが三つあった。
一つはブレーキペダル
一つはチェンジペダル
一つはバックペダル(踏むとバックギアに入る)
私は基本的に上述の祖父の言葉を信用しています。
何故かと言うと、T型フォードを試乗する機会があったのですが、祖父の言ったとおりだったからです。
でもって何が言いたいのかというと、今の車って豪華装備が付きすぎているな、ということです。
あくまでも個人的にですが、
倍力付油圧ブレーキ
オーバドライブとシンクロ付ミッション
オーディオ
エアコン(フロント窓のデフロスト機能付き)
エンジンのみの独立した電子制御
衝突安全対策ボディや安全装置
がついていれば十分な気がします。
そうは、、思いませんよね(笑)
補足説明しますと、今の技術や車の進化を否定する気持ちは全くありません。
やはり安全・便利・快適に越したことはないという考えは当然ですし、そもそもそれを否定すれば車なんか乗るんじゃないってことになりますから。
また、旧車には個人的には憧れがありますが、手放しでマンセーしている訳でもありません。
旧車だけが素晴らしく、現行車はカスみたいなこと言っている人もいますが、それもなんだかなあ。
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Posted at
2018/09/23 00:38:05
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