
趣味(ときどき仕事)のカメラのお話しです。
私は学生の頃からcanonユーザーで今に至ります。
そのcanonのミドルレンジ・フルサイズ一眼レフである5Dシリーズのうち、markⅢ、markⅣ、そしてSの三台がたまたま手元に揃ったので簡単に比較してみます。
機能的な部分や精度的なことなど、性能については後発機に分があるのは当然なので、数値的にも違いが分かり易い「画素数」による比較をしてみます。
<画素数比較と発売時期(参考にISO感度)>
・5DmarkⅢ:2230万画素/2012.3発売(常用ISO:25600)
・5DmarkⅣ:3030万画素/2016.9発売(常用ISO:32000)
・5Ds :5060万画素/2015.6発売(常用ISO:6400)
細かいスペックや機能、使用感は様々なHPで見られるので、あくまでも単純に画素数による違いを御覧ください。
<元画像(5D-Ⅲ)/使用レンズEF50mmf1.4>
<3台比較(部分拡大)>

(クリックして拡大すると違いがよくわかります)
※いずれも同じ設定です。(ISO・絞り・SS・フォーカス設定・フォーカスポイント・オプティマイザOFF・ノイズ低減OFF・ピクチャースタイル忠実・AFマイクロアジャストメントOFF・画質はそれぞれの最高画質)
元画像の白四角部分を切り出していますが、数値のまんまの違いでしたね(^^;
・5D-Ⅲは8年前の発売とは思えないほど、使用感も機能も遜色ありません。プロでも現役で使用する人が多いので、信頼性も含めて完熟している機種だと思います。中古機の値段もこなれてきたし状態の良いものも流通しているようです。これからフルサイズに移行しようとする方には基本操作なども極めて使いやすく画質も十分に満足いくのでオススメしたい一台です。
・5D-Ⅳはさすがの現行モデルで、Ⅲよりも子細な描写は当然ですが、シャドー分のダイナミックレンジの広さはⅢの比ではありません。アンダーからの救済はかなりのもので、プリントするときも潰れを回避した表現ができそうです。ちなみにこの機種がおそらく(ミドルレンジでは)canon最後のフルサイズ・レフレックス機ではないかと言われています。主流となりつつあるミラーレス一眼の高性能ぶりには興味ありますが、私は人間が古いので機材への信頼性(強さ)と軽さ(薄っぺらさ)がトレードオフのように思えるため、しばらくはこれがメイン機になるでしょう。
ただ、多機能でいろいろな設定ができるので覚えるのが大変そうです。/^_^;)
・5Dsは用途が中途半端に感じていました。普段使いでは5060万画素を活かすシーンはほぼ無くて、たまの空撮や集合写真の大判パネル化が主な使い道です。
ISO感度もⅢやⅣよりも低いし連写も遅い。
ですが、いざ普段使いしてみるとメーカーのウリにもあるように、ミラーショックの軽減やボディー底(三脚座)の強化などにより、耐久性は報道カメラマンにも愛用されるⅢよりも丈夫かもしれませんし、シャッター音の静か(音質がマイルド?)なことも好印象です。
そしてなにより、他の5Dには無くてSのみに搭載されているのが「クロップ」です。5060万画素の利点を活かしてセンサーをトリミングすることで1.3倍と1.6倍の高倍率化が可能です。先日も24-105mmを付けて歩きましたが、もうちょっと望遠が欲しいというときに1.6倍にして168mm相当で撮りました。Lで撮ればそれでも3160万画素なので、ⅢやⅣの最高画素数を超えますw。
ISO感度さえⅢくらいあれば、Ⅳじゃなくても良いのですが・・・おしい。
さて、ここで迷いが・・・
実は、Sは使用機会が少ないのでⅢとともに売却してⅣの資金に充てるつもりだったのですが、この高画質を目にしてしまうと・・・の、残しておきたい(^。^;
そうなると、スポーツや飛行機(ブルーとか)の撮影で使っている1DmarkⅣを手放そうかとも考えますが、古くともさすがのフラッグシップ機なので使用感が素晴らしい。ショット数が数千枚のとても状態の良いものを手に入れて、せいぜい5万ショットほどしか使っていないのでもったいない(-_-;)。(1D-Ⅳの耐用は5D系の倍の30万ショットといわれているので、車でいえばオドメーターが1万5千kmほどのようなものです)
選択肢は二つ(3台所有する余裕はなし)
(A)1D-Ⅳ+5D-Ⅳ
または
(B)5D-Ⅳ+5Ds
メーカーの修理可能期間なども考慮すれば“「さよなら1D-Ⅳ(;_;/~」なのですが、とっても丈夫そうだし。。。迷う。
ま、いまはコロナウィルスの影響なのか中古市場が値落ちしているようにも思うので、少し考える時間を作りたいと思います(^_^;)。←優柔不断なだけ。
そのうち結果を追記しま〜す。
ブログ一覧 |
カメラ | 趣味
Posted at
2020/05/01 20:17:08