
個人的な感想で書いているのでご了承してから見て頂くようお願い致します。
スバルBRZは、トヨタ86と共に久々の新型スポーツカーとして登場とあって、予約数も多く、半年待ちの人気を持っています。
私はそのBRZのグレードS、6ATを所有していました。
1:インテリア
インテリア関係はグレードが高い事もあるが、私がスポーツカーとして考えている物とは違った。
クーペのFRスポーツカーの室内、私は狭く、あまり居心地が良いとは言えない、そんなイメージがあった。
しかし、このBRZに初めて着座した時に感じた、広々と感じる空間、運転席がまったく窮屈では無いのに、シフト、サイドブレーキ共にステアリングからスーッと手の届く位置に用意されている。
チルト&テレスコピックステアリングも装備されているので最適のドライビングポジションを確保できるのもやはり今風である。
そして運転席からの視界の良さ、とくに前方視界が開けている為、スポーツカーとは思えないぐらい視界は良好である、これはボンネット高を低く抑えられる水平対向エンジンの恩恵が大きい。
装備もグレードが一番高い事もあって快適である、フルオートエアコン(左右独立温度調整機能付)、電動格納式リモコンドアミラー、キーレスアクセス&プッシュスタートなど本当にスポーツカー?って思うほどの装備をしている。
中でも運転席、助手席のシートは標準にしてはホールド感があり、社外のセミバケットシートに替えるぐらいなら、別にそのままでも十分と感じるほど確りしている。
ただ非常に残念だと思ったのがインテリアの質感である。
ハザードランプのスイッチを埋め込んだデジタル時計は何とも言えない安い作りになっていたり、エアコンのダイヤルも非常にチープである。
ソフトパッドに赤ステッチなど非常に手の込んだ作りをしている部分があるのでこう言う安っぽい作りが非常に目立ってしまう。
走りに拘る場合はグレードはRAかも知れない、ただ日常も使用するのならR以上がベストなのが現状である。
正直フルオートエアコンに左右独立温度調整機能付はいらないのでは? フレームレスインナーミラーもコストがかかるならその分別に回せばいいのでは?と感じてしまう程贅沢な感じがする。
そのインテリアの中でも脱着式前席カップホルダー、これは私的には収納機能があるアームレストにして貰いたかった、これは追々MCなどで期待してしまうポイントである。
そして後部座席、これはお世辞にも快適に座っていられる環境では無い、現在所有しているFD3Sの後部座席や、ホンダのCR-Zに比べると、全然座っていられるレベルではあるが、やはり割り切って使うべきである。
BRZはクーペとしては運転席、助手席周りは広々だが、やはり後部座席は狭いのである。
2:エクステリア
次にエクステリアだが、非常に前から後ろまで美しいスタイルである。
トヨタ86とはフロントバンパーの形状、ヘッドランプとウィンカー、フロントフェンダーのドア側、ミラーの根元に位置する横長のパネルの造形などは主に違う。
BRZは86と比べるとスバルのデザインはシンプルである、特にシャープな形状の86のバンパーなどと比べると明らかにおとなしめに仕上てある。
17インチホイールも確りと作り込まれているし、グレードによっては大型のマフラーカッターなどが付いているため、マフラーも力強く見える。
そして残念な点はリヤ周りである、コンセプトモデルで力強く見えたリヤも市販車になって急に大人しくなってしまった。
フロントバンパーなど各社で変えているのでリヤ周りも各社で何かしらやってくれると期待してせいか、後姿を遠くから見てBRZか86か、エンブレム以外の変更点がないのが非常に残念である。
3:エンジン、ミッション
エンジンはとにかく良く回る、レッドゾーンは7400回転からだが、エンジン性能曲線図を見ると4000回転のあたりにやや谷があるのだが、一気に吹き上がっていくのでそれを気にしている暇もない。
加給機搭載車とは違うNAエンジンのパワーフィーリングは素晴らしく、アクセルの踏み方に確りエンジンが答えてくれる、ターボなどのあの爆発的な加速力を体感していた人が乗ると、パワー不足に感じる。
ただこのBRZはパワーを求める車ではないと思う、それでも回したときのパワーフィールも上々で、さすがにリッター当り100馬力を発生するエンジンだけのことはある。
しかしエンジン音はサウンドクリエイターと言う物で若干誤魔化している感じする、これも本当にスポーツカーとして必要なのかどうかは賛否が分かれる。
トランスミッションは6MTと6ATがあるが、今回は6ATに関してお話します。
パドルシフトを備えた6AT、通常のATモードの運転時は非常に楽で町乗りは悠々として運転していられるし、渋滞も全然へっちゃらである。
しかし通常時はやはりトルコンAT、非常にモッサリとするのである、ATモード時に一瞬アクセルを強く踏み込んで離すと回転が1テンポ遅れてエンジンに伝わる。
レスポンス的には非常に悪い感じである。
しかしスポーツモードに切り替える、吃驚する位変速タイミングやロックアップの領域が一変し、トルコンATとは思えないほどダイレクトでメリハリのあるATに化けてくれる上レスポンスが向上する、ただのATモードが何だったのか、と思うほど変わりようである。
さらにそこからMTモードにするとパドルシフトの反応も非常に良く、ついつい回転数を引っ張って運転してしまうほど気持ちが良い、ダウンシフトのときには軽くブリッピングが入って回転を合わせてくれるのでコーナーからの立ち上がりもスムーズである。
VSCなど電子制御関係も確りして運転スキルを問わず、誰でも安全にスポーツドライブが楽しめる。
良いポイントをまとめると
・運転手の体にフィットするが広々とした座席設計
・運転していて楽しい、気持ちが良いと感じる走行性能
・確りとした作りのATは町乗りでもスポーツ走行でも使える
残念なポイントをまとめると
・チープな内装の質感
・リヤの周りのデザインの残念感
・エンジン音をサウンドクリエイターで作る事による妥協感
結論
現在購入できる国産スポーツカーで多少値段が高いが初心者でも上級者でも走りの楽しさを感じる事ができる車である。
まだまだ限界が見えない、これからの車である。
初期のこの車が数年後どんな車へと仕上がっていくか楽しみである。
以下 通常日記
こんばんわ、ここまで読んでくださってありがとうございます。
正直ここまで真剣に書いたインプレは初です、まだまだ書き足りない事などもありますが、具体的には書けたと思います。
今後FD3Sが乙ってしまい、どうしょうもなくなったその時にはまたBRZオーナーになる可能性もあります、ただ私もFDと言う車が本当に好きなのでよっぽどの事が無い限りは末永く乗って行きたいと思っています。
仕事帰りでぐだんぐだんですが、何とか書ききれたので今日はこんな感じで終わりたいと思います。
FDのインプレはまたもっと運転が上手くなった時に書きたいと思います。
次回は今後の件を書きたいと思います。