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予選から不調だったロッシ、序盤は上位も狙えるかと思わせる走りもありましたが、終盤にマシントラブルでリタイアでした。「チャンピオンシップのプレッシャーから開放されて、残りのレースはのびのび走れる」みたいな事をレース後にコメントしてました。でも、台風の目となってタイトル争いをかき回して欲しいところです。

ワールドカップ優勝国のロッシ、MotoGPでもイタリア国歌が流れる結果になりました。
予選は決して良い位置とは言えない10番手からのスタートでしたが、徐々に順位を上げトップグループと競り合う展開でした。
やはりこの人は先行逃げ切りよりも、競り合いになるレースが好きなようです。

手負いのロッシは12番手からのスタートでした。
しかし、もの凄い追い上げをして結果は２位でフィニッシュ。
予選からマシンも不調だったにも関わらず、きっちり表彰台を獲得するあたりが凄さを感じます。
本人曰く、「優勝よりも価値がある結果だ。」

ロッシはフリー走行で右手首・左くるぶしを骨折し最下位からの参戦でした。それでも８位の結果は得ることが出来ましたが、今後も厳しい戦いが続きそうです。

優勝を争ったのはエドワーズとヘイデン。最終ラップにエドワーズが痛恨のコースアウトで優勝を取り逃がす結果となり、ヤマハとしては残念な結果でした。

ロッシの母国グランプリ、負けられないレースをきっちり制してきました。独走態勢を築くことができず、苦しい走りになっていましたが、激戦をものにしたのはロッシでした。
これで今期２勝目、これでグランプリも盛り上がりますね。