
昨日は、緊張した一日であった。
伊勢湾台風と 同じルートを進んでくる台風に あの50年前の悪夢を重ねて準備をして待った。
子供であったが、鮮明に覚えている。ボケになろうが、決して忘れることの無い深い脳の奥に染み付いている記憶。
外に吸い出されようとしている雨戸を小さな両手で引きとめている自分。足元の縁側は、生きているようにうねり、身体を上下に動かす。
どれくらいの時間、耐えたのか、やがて、雨戸に叩きつけていた雨音も消え、雨戸に当たっていた風の音も消え、静寂が訪れた。 雨戸の桟を握りしめていた両手を緩め、なぜか、玄関を開けて外に出ていた。
シーンとした大気、空を見上げると、せわしく流れていく白い雲の隙間から光る星達。 後で、台風の目に入っていたことを知った。
数時間後、猛烈な吹き返しと絶え間ない雨の襲撃。そのときは、雨戸は吸い出されることはなく、風の方向は、反対になった。 でも、家の中は、天井から しつような雨漏り。家の中で、傘をさしたのは、その時が最初で最後の経験であった。
その後、伊勢湾台風レベルな台風が通過した記憶はないが、台風と聞くと、心配で心配でしかたがない。トラウマというか、心に深く刻まれた負の思い出である。
今回は、事前準備が間に合って、もっとも心配だった車庫の波板の破壊は防ぐことができた。
昨日は、会社が不就業となったので、午後は、台風一過で冴え渡る青空を見ながら、今年は、もう来ないよなあ~と祈った。
ちぎれた葉っぱと流された庭の泥に車庫の床面が満杯となったが、無事に台風は通り過ぎた。
コペンもライフも 無事。 TVの画面に出てくる「冠水」の場面と、水の中で立ち往生しているクルマを見ると、コペンは、深い冠水路は走っていけないと思う。台風が来たら、動かさない・乗らないのが、良いと思う。 冠水に関しては、コペンよりも前の車では、迷わず飛び込み 幾多の修羅場をくぐってきたが、コペンには荷が重過ぎるので、冠水路面を前にすると 引き返す。
単純に クルマが可愛いから~ v(^ ^;
Posted at 2009/10/10 00:41:58 | |
トラックバック(0) |
コペン | クルマ