![神山廃道林道 孤独な単独アタック 神山廃道林道 孤独な単独アタック](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/026/603/279/26603279/p1m.jpg?ct=e99d3b47a140)
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今日は神山から大川原高原に続く林道を単独で攻めに行った。
ここは入口からガレガレのハイレベル林道。気を抜くと意識を持ってかれそうになる。
いくつもの支線があり迷う。まさに迷いの森。記憶を頼りに以前友達のランクルで断念したV字溝のたくさんある場所までやってきた。
相変わらず危険な道だ、JB23なら小さいからV字を何とかよけて通れる。
1速4Lでゆっくりはうように走る。
モンスタースポーツコイルを装着したJB23はしなやかに険しい道を乗り越える。タイヤがMTになったからガレた場所でもあまり気を使わないで済むから精神的に楽。
しかし、油断はできない。なぜなら鋭い尖った岩がゴロゴロしているからだ。
友達と来た時より溝も深くなっていた上に尖った落石も増えている。
これは注意が必要だ。
じわじわと進み、行けると思った矢先。まさかの対角線スタック!林道で二輪が浮くという前代未聞のできごとにパニックになりかける。
河川敷のオフロードでは体験したことは何度かあるが、林道では初めてだ。
アクセルを踏みながら車内で体を揺らし、何とかして浮いている一つのタイヤを接地させようと試みる。
ダメだ、ゆれるだけで意味がない。どうする、こんな山奥でしかも携帯も圏外。こんなことなら緊急用の道具を持っていくべきだったか?
だが私はあきらめない、クロカンで鍛えた技術を使い脱出をはかる。
必殺サイドブレーキLSD!やった!少し動いた。
私は何度もサイドブレーキレバーを強く上下する。
浮いてないタイヤが「ガッガッ」と音を立てトラクションがかかり始める。
いいぞ、後少しで脱出だ。
今日の林道の神様は私にさらなる試練をあたえた。
対角線から脱出しかけの私のJB23がみるみるかたむき始めた。
なんとバックしたとき深いV字溝に右のリアタイヤを落としてしまったのだ。
乗っていた私は冷や汗脇汗脂汗。
比較的横転しやすい運転席側にかたむく恐怖。しかも前には対角線スタックポイント。
いったん車を降りようとしてドアを開けると地面がドアに当たるほどかたむいている。これも林道では初体験だ。
降りて一服し、冷静さを取り戻す。
車の前後左右を入念にチェックしラインを何度も確認し、意を決して車に乗り込みギヤをまず1速に入れ前進。
ハンドルはかたむいている方向にフルステア。ゆっくりクラッチをつなぎじわじわ前進。コイツのローレンジが低いギヤ比でよかった。前のJB23ならここまでじわじわは進めない。
徐々にかたむきが穏やかになり、今度はバック。ハンドルはまっすぐに。
これもじわじわバックする。
これを何度も何度も、まるでステロイドを使ったジャック・ハンマーのトレーニングのように繰り返す。
切り返しに次ぐ切り返し。腕がつかれた。
やっと脱出成功、気が付くとその場所だけで40分以上いた。
さすがにこの先は進みたくなくなったので元の道に帰ることにした。
単独で、果敢にアタック、V字溝
Posted at 2012/05/26 19:22:13 |
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