実は直前に妻が体調を崩したりと、いろいろあったのですが、
何とかFSST第3戦に参戦して来ました。
直前にはスポーツ走行枠が平日ばかりで行けず、
ほとんどぶっつけ本番でした。
頼りはGT5練習のみ!
当日は受付時間がなんと5:45-6:15!
どちらかというと関係者の方々、本当にお疲れ様です。
そして、僕らの遊びに付き合っていただき、本当にありがとうございます。
という気持ちでいっぱいになるほど、
暗い寒いFSWで働いている皆さんが気持ちよく迎え入れていただきました。
そして公式車検も当然早い時間帯で終了し、
準備を済ませてブリーフィング&山路選手のワンポイント講習。
今回のポイントは、
「この時期はブレーキも効くので、ついついブレーキを詰めることを考えてしまうが、タイヤのグリップをボトムスピード向上に使うべきで、いつもより多めにブレーキをリリースするように!」
ということでした。
たしかに!って感じです。
そして次にこの日の僕には大変重要なことを言っていたのです。
「プロはたとえ何周してもコンマ2秒も狂わずに走行できる。安定して走れるポイントを知っているからですよ」
と・・・・
ブレーキのアドバイスに気を取られ、これが重要となるとはその時思ってもいませんでした。
そして走行1本目です。
気温も低く、タイヤが温まるのは時間がかかるだろうと思っていました。
先週の富士チャンピオンシップも8Beatも7,8周でベストを記録していたので、
はじめの数周はアタックできないなと思っていたのです。
そこでひとまず周りの速そうな車に合わせようと考えたのです。
周りもじっくり行くだろうと・・・
しかし、その枠は86&BRZと1.6以下の車両が走る枠でした。
前戦では1.6クラスのシビックやAE86が激速だった印象で、
その中にいればよいと思って走ってたのですが、
冬をなめてはいけませんでした。
86エンジン絶好調!
少し間を空けても100Rや300Rで追いついてしまう。
そしてブレーキが貧弱なので軽い1.6勢より止まらないw
でも旋回性能も高いし255のZIIのグリップも冬のおかげで最高グリップで曲がれるんです。
このせいで、なんだか速いはずの車を抜いてしまう(^^;
しかし!インフィールドは相手が速く、中途半端に邪魔してる状態?
なんかバトルしてるような雰囲気にも・・・
そうこうしてるうちに4,5周になったから、そろそろ行くかとアタックし始めたら・・・
なんとタイヤ垂れてました(><)
遊びすぎです。
しょうがなくクールダウンして、少し戻ってきた7、8周目で9秒台後半を連発。
しかし、普通に出せると思っていた8秒台に届かない。
やっぱりどこかでタイヤが滑ってロスしてしまうんです。
ここはもうこの状況でのベストを出すしかないと9周目はタイヤにやさしくやさしく走って、
プリウスまではなかなかの好タイムで来たのですが、
他車に少し詰まって0.5秒ほどロスしたけどなんとか
2:09.482
まで持ち込んで終了です。
まあ2本目で8秒いけるでしょうと余裕でピットに帰ると、
モニターを見ていた仲間が大騒ぎ!
「他の86とまったくの同タイムですよ!順位どうなるの?」
と・・・・
ん?同タイム?どういうこと?とモニターを取った写真をみると、
二人の86が2:09.482!!!
そんなバカな(^^;;
数分後に正式結果が出て、セカンドタイムが負けているため僕が3位で同タイムだった方が2位でした。
まさかそんなことが起きるとは・・・
走行前にアドバイスちゃんと聞いとけよって感じですよね。
タイムの無駄がありすぎ・・・・
まあ2本目があるさと2本目はもう誰とも絡まないつもりで先頭で出撃!
もう1周目から行けるだけ行く作戦。
しかし気温が上がったせいでタイム伸びない!
さらに100Rの出口に砂利が出て、いいところ走れなくなるという悪条件で、
結局皆さんタイムが上がらないまま終了です。
ってことで、結局8秒台にも届かず、同タイム&セカンドタイムで負けても3位確定!
タイムアタックレースとはこういうものなのかと思い知らされました。
これは競技であり、ルールに対して忠実に対策しなければいけないんだと。
1位の方は独走の6秒台で2,3戦2連勝&シリーズチャンピオン獲得!
2位の方は1戦目1名でクラス不成立だった影の1戦目チャンピオン。
3位が僕。
この順位が当日だけでなく、そのまま年間シリーズの順位となりました。
まあ、1,2位の方は僕よりあきらかに速さも経験も上です。
それに同タイムだった方が1戦目に出場していなかったら、
僕もFSSTのことを知らず、Bライ取得すらしていなかったかもしれません。
そういう意味で納得な順位でした。
素人モータースポーツにおいては、
「参加すること」
が一番エライだと思っています。
ルールは速さを競っているわけですが、
早く参加し始め多く参加した人に良い順位がつく結果ってすばらしいことだと思います。
最近はFSWのスポーツ走行にも86やBRZが増えてきました。
FSSTは厳格なJAF公認規格で行われている競技会です。
そういわれるとハードルが高い気もしますが、
決してハードルは高くありません。
モータースポーツの入り口として楽しい素晴らしいイベントだと思いますので、
いつか出場してみてください。
終了後に仲間と撮った写真です。
左から
僕の白86 JAF 86&BRZクラス シリーズ3位
赤86 JAF 86&BRZクラス シリーズ優勝
黄S2000 クローズド ミドルクラス シリーズ3位
今年もサーキットでたくさんの仲間ができました。
すごく楽しかったです。
また来年も宜しくお願いします。