
翌日。
例によって遅めの朝を迎える。
外は晴れているようで、窓から差し込む光は眩しかった。
道路の雪は、日の当たるところは解けており
日陰や橋の上だけ、若干凍結した部分が残っているようであった。
当初の予定通りこの日は車をレンタルし、
橋でつながっている島の一番先まで行ってみる事にした。
まだ雪の残るような日に、ノーマルタイヤの車を借りに来る客に驚きの表情を隠せない、レンタカー屋のおじさん。
慢心は危険だが、雪道には慣れているので、あまり心配は無い。
ようするに無理で危険な状況を判断できれば良いだけで、
危険な状況では、スタットレスだろが危険なのである。
今回提供された車は、広島だけあって
マツダのDEMIOであった。
A3の運転感覚の違いに愕然とする。
と同時に、車本来の目的を離すためであれば全く問題が無いことにも気づき、
自分の贅沢さを思い知る。
当然顔はニヤニヤしながら。
天気が良い分、空気は澄み気温の低さが強調される。
その代わり、遠くまでかすむ事無く眺めることができる。
空から降り注ぐ陽の光も、所々に浮かんでいる雲以外に最ぎるものが無い。
若干風が強く吹き付ける場面も有るが、
そのおかげで海面に簸の光を複雑に跳ね返す波を生み出してくれる。
まず目指したのは、高台から海を見渡せる
「音戸(おんど)ロッジ」。
そこのベランダから見た風景は、昨日の夕暮れ時の風景とは全く違ったすがすがしい印象をもたらしてくれた。
海は光の加減でいくつかの色を帯び、
太陽の光が反射する部分は、海に銀紙をばら撒いたかのようであった。
ここでも、海に突き出したクレーンのアームがなんともいえないアクセントとなっていた。
美しい女性の胸元に揺れるネックレスのごとく。
別の海では、グレー一色でペイントされた軍艦数隻とちょっとだけ頭を水面に出してる潜水艦も観ることができる。
全くかみ合わないはずのものが見せる調和に、
頭の中でいろいろ考えるだけでは何も生み出せないことを実感する。
そのロッヂ内にある、こてこての食堂で朝食兼昼食をとる。
またしてもの、カキ料理。
このときはカキフライ定食。
想像以上に旨い。
失礼ながらただの食堂の域を出ない店であるのに、この味だなんて。
呉という所は全くもって侮れない。
一口目でお約束のやけどをしながらも、予想外の美味しさにやられてしまう。
Posted at 2006/01/04 23:12:19 | |
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