
綺麗なものに触れた後は、アクセルも軽くなる。
妙義山に近づくに連れて、車の量が多くなる。
山麓にある道の駅の駐車場は、駐車スペースが無いほどの混雑具合。
そのお土産屋で、人参とごぼうをGET。
この組み合わせだと、間違いなく
「きんぴら」が出来上がる。
帰ったら、挑戦する事になるだろう。
更に、レジ横に置かれてあった
「群馬限定ポテトチップス」を、店の思惑通りに購入。
こーいうところは、本当に我慢が足りない。
つーか、限定に弱い(笑)。
とても一人ぢゃ食べきれない大きさの袋を写真に撮り、そこで満足。
まぁ、腐るものでもないので、折を見て片付ける事になるだろう。
その先に、妙義山の山頂を見渡せる、峠の駐車場に到着。
こちらもかなりの混雑ぶりで、車を止めるのに少々待つことに。
高度のせいか、車の外気温の表示が5度を示していた。
この瞬間だけ、太陽が厚い雲に覆われていた事もあり、
妙義山の紅葉も本来の艶やかさを失っているように思えた。
時折、気まぐれに差し込む陽の光に浮かび上がる山の表情の鮮やかさが、それを裏付けていた。
しばらくじっと待っていれば、本来の姿を拝めたかもしれないが、
やはり寒さに負けたのと、空腹に負けたのと、他の風景も見たいというのもあって、その場を後にすることにした。
駐車場を出た瞬間に、世界が変わったのかと思うほど陽がさしてきた事は、気がつかない事にする(涙)。
次に向かう先は、あの「榛名湖」である。
イニシャルDが好きな人なら、既にお分かりの、あの湖。
といって、峠を攻めるというつもりは全く無く、
単純に紅葉を見に行くのが目的である。
ナビに表示された、湖に向かう幾つかの道のうち、
物語のバトルの舞台になったと思われる峠道はどれだろう?
なんていう呑気な疑問を持ちつつ、そこに向かう。
現在使用中のHDDナビは、
使用者の道路の選択の好みやクセを学習し、
ルート検索の際にそれを反映するとのことであった。
今回、妙義から榛名に向かうルート検索の結果が、
それをうなずけるものであった。
というのも、かなりマイナーでアップダウンの多い道幅の狭いルートを提示してくれたからだ。
ほとんどすれ違う車も、バックミラーに写る車も無い状況で、
紅葉した葉がトンネルを作る道幅の狭い道を駆け抜けるのは、
本当に気持ち良い。
時折強く吹く風に煽られた落ち葉が、
シャワーのようにフロントガラスを叩くのも風流だし、
木々の間から降り注ぐ光の筋の間に割り込むのも楽しい。
思わず窓を開けて、その空気を吸いたくなる。
その欲求に負けて窓を開けたときに、家畜特有のあの匂いに襲われた。
それもまた、風流ってことで。
Posted at 2005/11/18 01:11:44 | |
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