
翌日、宿が指定するチェックアウト時間ぎりぎりまで、のんびりする。
当然、朝から露天風呂でマッタリ。
外はかなりの寒さのようである。
そんな中で温泉に浸かっているのは、本当に気持ち良い。
宿を出て道路に出ると、道端にうっすらと白いものが見える。
どうやら少し雪が降っていたようである。
車の外気温度計は凍結の警告と共に、マイナスを示していた。
後は、関東方面へ戻るだけであったが、
ただまっすぐ帰るのも芸が無いので、少しだけ時間を使えそうな場所を探す。
探し当てたのは、美術館。
私には、全くもって不釣合いな場所ではあるが、
たまにはそー言う時間も必要である。
その日は、アルプスをモチーフとした現代に至るまでの
各年代の代表作が展示されており、その意味では興味のもてる内容であった。
絵を書くことは無いであろうが、写真の構図の参考になるかも知れない。
約一時間ほど、感性の補給をし、分からないなりに刺激を受けてその場を後にした。
外は、更に冷え込んでおり、小さな雪の塊が舞っていた。
今シーズン初の雪である。
私のA3にとっては、まさにヴァージンスノー。
高速道路を進むにつれて、その雪の量は増えていき
ちょっとしたプチ吹雪の様相を呈してくる。
橋の上さえ気をつけていれば、
よほどの急ハンドルを切らない限りスリップの心配は無いと判断。
雪国育ちのため、本質的に雪が大好きである。
子供のようにはしゃぎたいところを、ぐっとこらえて
運転に集中する。
諏訪湖のそばのPAで、昼食を取ることに決める。
時間的に丁度良かったし、車に雪が積もるところも見てみたかった。
ここでは、わかさぎ丼を選択。
諏訪湖で取れたわかさぎをてんぷらにして、甘めのタレと一緒に
ご飯の上に載せた一品。
わかさぎの苦味とタレの甘味のコンビネーションが、結構いい感じ。
どこでも感じることであるが、PAのレストランの料理の味が
以前(私の場合5年前)に比べ、良くなっているように感じる。
食事を終えて外に出ると、期待通りに車に雪が乗っていた。
記念の写真もゲット。
後はひたすら、自宅を目指すのみ。
一旦、雨に変わった雪も、
富士五湖付近でまた雪に変わる。
来たときと同じルートを選択したのがそもそもの間違いだったらしい。
富士五湖道路のトンネル内で事故車が立ち往生。
30分まったく動かず。
東名も事故による渋滞に交通量の集中も重なって、
30km100分の渋滞との情報が、ナビを通じて伝えられる。
ここで、ナビが本来の役目を果たす。
渋滞回避ルートを示す。
東名をまっすぐ行くよりも、一時間以上到着が早まると
予測している。
迷わずそのルートに変更。
途中、別の渋滞にはまる。
ナビの示した回避ルートに疑問を感じる瞬間。
過去の経験もあり、この辺の機能には若干の不安や不信感があるのは否めない。
・・・が、結果的にはそのリルートが正解だったことがわかる。
リルートを提案してきたときに示された到着時間通りに、
目的地に辿りつくことができた。
サイバーナビの本領発揮というところだろうか。
今後は、もっと信用することにしよう。
Posted at 2005/12/14 01:37:56 | |
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