温泉のあったところまで戻り、約一時間ほど冷えた体を温める。
さまざまなお風呂を有する、大きな温泉施設であった。
入浴料500円。貸しタオル150円。
大浴場→全身泡風呂→浮風呂→露天風呂→打たせ湯→大浴場
の順にお湯を満喫する。
露天風呂は源泉をそのまま利用した、茶色いお湯が特徴。
冷たい風に痛めつけられた体を、元に戻してくれた。
そこからは呉市内へ戻るだけである。
来たときとは若干違うルートを選択する。
それは、入り組んだ海沿いに沿って作られた旧道であった。
海岸線特有の大きなカーブが続く路。
そのたびに隠れては顔を出す海は、
その都度その表情を変える。
何度も車を止めてその姿をカメラに捉えたいと思う。
が、その色も空気も波の微妙な動きやそれにつれて弾かれる
光の軌道も、私のカメラには映らないことも分かっている。
それでも2度ほど誘惑に負けて車を止めてしまった。
来たときと倍ぐらいの時間をかけて、帰路を進む。
カキの養殖場に水揚げされたカキ棚が、また違ったアクセントとなって目に飛び込んでくる。
暇そうに歩く人ですら、景色の一部として欠かせないものであった。
Posted at 2006/01/07 00:40:06 | |
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